【雨のオートポリス第2戦は雨でキャンセルに】
VITAレースのオートポリスシリーズ第2戦はあいにくの雨となり予選までは終えたが、決勝レースは天候の回復が見込めないとしてキャンセルとなった。
5月12日にワンデイイベントとして開催される「ゴールドカップレース第2戦」
前日の午前中は気持ちの良い五月晴れだったが、午後から雲が出て来て、レース当日は朝から弱い雨となった。
そしてところどころに霧が出て視界不良になることも。コースは完全ウェットコンディション。
公式予選は前のセッションで中断があった影響で予定より5分遅れの10時5分から15分間行われた。
レースにエントリーしたのは21台だったが、予選に出走したのは19台。
開幕戦でポール・トゥ・フィニッシュを飾った三浦康司を先頭にコースインして行ったが、その三浦が日立Astemoコーナー(第1ヘアピン)でコース左側にスピン! その先の250R手前の皮に乗ったSUNDAYがスピン、さらにジェットコースターストレートを降りきった90R手前で久間光明がスピンを喫するなど開始早々に各ドライバーが雨に足を取られていった。
混乱する中で隊列の先頭に立ったのは、昨年のチャンピオンである首藤哲也。
ウォータースクリーンのない好条件で走り、2周目に2分30秒630でトップに立った。
2分31秒653で2位につけたのは同じチームで雨を得意とする佐藤幸紀。
今季全戦ポール・トゥ・ウィンを狙っていた三浦は2分33秒736で3位につけた。
タイムを縮めたい2位佐藤だったが、次の周の日立Astemoコーナーでスピンを喫し、前後をライバルに挟まれる場所に入ってしまった。
三浦が2分32秒243にタイムアップするも3位は変わらず。その後各所でスピンアウトする車両が続出する中、
トップの首藤が2分29秒784にタイムアップ。さらに首藤は5周目に2分29秒265のベストタイムをマークしてポールポジションをほぼ手中にした。
そんな中、飛田善晴が本人もビックリの2分32秒925で4位へジャンプアップした。
アタックの時間も残りわずかとなった最終アタックで、三浦が逆転を狙って目一杯のアタックに賭けたが、最終コーナーを回ってホームストレートに入った所で痛恨のスピン!
これで首藤のポールポジションが確定した。2位が佐藤、3位は三浦。
以下、飛田、
前週のもてぎで2戦連続2位表彰台のイシカワヨシオ、
73歳のベテラン・テツ清水と続いた。
スピンやコースアウトはあったものの、車両に大きなダメージを負った車両はなく、天候の回復を待った。
しかし気になる天気は時間と共に雨量が増え、VITAの2つ前に行われたレースは、セーフティカー先導でスタートしわずか4周で打ち切りとなり、それ以降のレースは天候の回復が見込めないとしてすべてキャンセルとなった。
幻のポールポジション #91 首藤哲也
「コースインは5番目だったのですが、1周目にトップに出られたので視界も良く走ることができました。僕は雨の中でも結構走り込んでいる方だし、元々ドリフト好きなので雨は得意です。ぜひ天気回復して決勝をやって欲しかったです」
2位 #6 佐藤幸紀
「2位は残念。でもチームで1-2というのは良かったです。ベストタイムを出した次の周の第1ヘアピンで回ってしまったために、ずっと前の車両に詰まってしまいタイムアップがなりませんでした」
3位 #50 三浦康司
「コースインした第1ヘアピンでブレーキ踏んだら回ってしまい、最後は-2.6秒で来ていたので欲張ったら最終セクションで回るなどもったいなかったです。
でもキャンセルになったので、全戦ポール・トゥ・ウィンはまだ狙えます」
4位 #35 飛田善晴
「これまで一桁の順位ってありましたっけ? 雨は2年ほど前にクラッシュして以降、ちょっと好きになりました。
他の車両がスピンしていたのを見て、自分自身は落ち着いて走れたと思います。
晴れるとダメだと思いますが、予選中ぐらいの雨量だと面白いレースができたかな?」
5位 #444 イシカワヨシオ
67歳!あちこち転戦VITA職人!
「コースインしていきなりスピンしている車両があったので、それで慎重になりました。
それで隊列の先頭に立ったのですが危険だと思ってトップを譲りました。とにかくスピンしないように走りました。雨のレースはあまり走りたくないですね」
6位 #37 テツ清水
73歳!現役!
昔はプロを目指し、フォーミュラでも大活躍。
その腕は衰えず!皆に勇気と力を与えてくださいます♪
「視界が悪く大変な予選でした。路面の状態も良くなく最初は我慢の走りでした。
回ってしまったら終わりですからね。ドライ路面の練習走行はひどい内容でしたが、雨になったら何とかなります。決勝では1周目の混乱に巻き込まれないように走ればタナボタで拾えたかもしれませんね」
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オートポリスVITA Rd.2
熱い車好きが集まる九州APサーキット。
練習に練習を重ね、毎回素晴らしい戦いを演じてくれる。
今回も20台のマシンが集結した。
フルウェット路面の予選で叩き出したタイムをよそに
決勝が雨で開催ならず!
この熱いエネルギーは次戦に持ち越し!となった。
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APの熱いメンバーは、
鈴鹿MEC120耐久レースに挑戦!
VITA CLUB事務局にも遊びに来てくださった♪
ありがとうございます!