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🏁もてぎ菅生シリーズRd.3レポート
2024/05/08 レポート

🏁もてぎVITA [Rd.3] レースレポート
2024/4/28(日)

4月28日 モビリティリゾートもてぎにて、もてぎ菅生シリーズ戦Rd.3とRd.4が開催された。

前週には、もてぎ・菅生シリーズの菅生レースが開催され、その直後もあってか、今回は控え目の12台がエントリー。

レースは当初2DAY2レースの予定だったが、急遽1DAY2レースに変更となり、ハードなタイムスケジュールとなった。

またこの日の気温は4月とは思えない気温となり、
ドライバーにとっては体力と集中力が問われるコンディションであった。

 

 

[予選]

8:25から15分間で予選が行われた。
午前の段階から気温24度、路面温度50度というコースコンディション、
4月とは思えない暑さだ。

このコンディションに内圧を始め、マシンをどうアジャストするかが、予選での鍵となった。

Rd.3の予選でポールポジションを獲得したのは
昨シーズンチャンピオンのイノウエケイイチ選手。
僅差で2番手に付けたのはイシカワヨシオ選手、
そして3番手に西濱康行選手が付けた。

ポールポジション:#2 イノウエ ケイイチ 
(ワコーズEDニルズVITA)

イノウエ選手はポールタイムを計測2周目に記録、これは狙い通りだったようで
「コンディション的にもそんなに沢山走ってもタイムは出ない、走り始めて3周目までにタイムが出ればいいなと思っていた。」とコメント。

2番:#8 イシカワ ヨシオ 
(TOKYOーIRCニルズvivoVITA)

前戦もてぎWINNER💫 67歳イシカワ選手は、前回のSUGOラウンドにもエントリー。
「まだ、SUGOからもてぎにリズムが切り替えられていない。ポールを狙うのは難しいと思っていたが、イノウエ選手の後ろに着きながら予選を終えれたので、上位に来ているかなとは思った。」と予選を振り返っていた。

3番:#17 西濱 康行 
(ETA白波ワークス VITA)

Rd.2では3位の表彰台をGETした西浜選手は、予選セッション中盤でタイムを大幅に刻み、3番手のポジションを獲得。
「練習走行から調子がよくて、上位勢と近い場所で同じペースで予選が走れれば良いポジションに来れると思っていた。
彼らはミスをしないし、アクシデントに巻き込まれる可能性も少ない。」そんな風に予選で意識したポイントを語っていた。

4番:#32 カワモト ミツル 
(シンエイジャパンwithオートルックVITA)

5番:#30 窪田 俊浩 
(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)

2024年もてぎ・SUGOシリーズに鈴鹿から窪田選手が参戦!
昔、FJ、F4で大活躍したドライバーだ。
メカニックの本業の傍ら、VITAレースに挑戦する。
もてぎのレースに大きな刺激となりそうだ!

6番:#74 辻 かずんど 
(MARS RACING

 

 


Rd.3決勝

Rd.3の決勝は10:30から各マシンがコースイン。10周で争われた。気温は予選セッション時よりも高くなっている印象で、内圧の変化に対するドライビングのアジャストはもちろん、最後まで集中力を切らさない、そんなサバイバル的な要素も勝敗に関わってきそうな雰囲気であった。

上位陣はグリッド通りのオーダーで1コーナーをクリア、

その後ポールポジションのイノウエ選手と2番手スタートのイシカワ選手が3位以下を徐々に引き離し、2台のトップ争いが最後まで続く展開となった。

2周目の2コーナー立ち上がり、3番手を走行していた西濱選手がシフトミスにより一瞬スローダウン。これにより大きくポジションを下げてしまう。

これで32号車のカワモトミツル選手が3位となるが、90度コーナーで30号車窪田俊浩選手と接触してしまい、カウルとタイヤが干渉。ペースダウンを余儀なくされてしまう。この接触はレーシングアクシデントと判定され、両者にレース中のペナルティは与えられなかった。

最終的にトップでチェッカーを受けたのはポールポジションからスタートしたイノウエ選手、

続いて最後までバトルを展開していたイシカワ選手が2位となった。

3位でチェッカーを受けたのは窪田選手であった。

優勝:#2 イノウエ ケイイチ 
(ワコーズEDニルズVITA)

「終始イシカワ選手とのバトルが出来て楽しかったです!結果もバトルも楽しめるレース内容でした!」

2位:#8 イシカワ ヨシオ 
(TOKYOーIRCニルズvivoVITA)

「マシンの状態はこっちの方が良さそうだったけど、やっぱり昨年チャンピオンのイノウエ選手は上手いですね!今日はRd.4もあるから無理できないなと思いました。」

3位:#30 窪田 俊浩 
(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)

「正直棚ぼたでの表彰台といった印象です。でも、3位に上がってから、上位2台とさほど離れず、ペースも近い感触があったので、次への希望が見えるレースとなりました。」

4位:#17 西濱 康行 
(ETA白波ワークス VITA)

「2コーナーの立ち上がりで3→4にシフトアップするところを、2速に入れてしまいミスをしてしまいました。その後は懸命に追い上げましたが、元のポジションまでは届かなかったですね。」

5位:#74 辻 かずんど 
(MARS RACING VITA)

「4周目あたりで人間の限界が来てしまいました。西濱選手の追い上げに驚きましたが、今回自身として初めてだった、ニューエンジンのトルクに助けられましたね」

6位:#65 小松 寛子 
(XCEL-LITEマーズ01)

「前でミスがあったので、それを上手く利用できればよかったのですが、自身もミスをしてしまいこの順位となってしまいました。」

 


この日は2レースで、Rd.4が続いて開催された。