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SUGO VITA Rd.1レースレポート
2024/04/26 レポート
[4/20  SUGO VITA 上陸!開幕戦!]

VITAもてぎ・SUGOシリーズ第2戦
SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第1戦

                           

 ついにVITAは東北、スポーツランドSUGOにもお目見えした。
これで北は北海道の十勝スピードウェイから、南は九州のオートポリスまで、公認レースが開催されるサーキットは、すべて舞台となった。
今年は2戦の開催が予定され、すでに1戦目を終えているモビリティリゾートもてぎでの3戦と合わせた「もてぎ・SUGOシリーズ」として開催されるが、いずれ単独で開催される可能性もありそうだ。

 そんな最初のレースのエントリーは、実に20台! それも全国から集まってくれたのは、なんとも嬉しい限り。「VITAでSUGOを走りたいんだ〜」という気持ちも伝わってくる。

これだけのドライバーが集まったからには、退屈なレースにはなりそうもない。誰がSUGO最初のウィナーに輝くのか、注目される。


予選

 金曜日最後のスポーツ走行では、VITAマイスターの#16徳升広平選手(DEGIMO☆フジタ薬局☆MT)が1分34秒815をマーク。当然、ユーズドタイヤでの走行であったことから、ニュータイヤを入れる予選では1分34秒台の前半あたりがターゲットタイムになるのでは、と思われていた。

その一方で、#5中里紀夫選手(SHINSEI MIDLAND C72)が2番手につけていたものの、#16徳升選手に1秒近い差をつけられており、やや戦意喪失気味であったのが、いや、#5中里選手だけではなかったのが少々気になるところではあった。

 さて、予選だが、土曜日の早朝7時45分から15分の計測で競われた。そんな時間帯であれば、低い温度に苦しむかと思われたものの、予想以上にコンディションは上々。何の過不足もない状況でタイムアタックが繰り広げられた。

 やはり計測1周目からトップに立ったのは#16徳升選手で、まずは1分37秒台をマーク。次の周には1分36秒310、そのまた次の周には1分35秒177と周回を重ねるごとタイムを詰め続け、計測4周目には1分34秒787を記す。

これならばターゲットタイムに届くかも、と思われたものの、その後3周走行した#16徳升選手ながら、34秒台に入れるものの、タイムアップするまでには至らず。結局、チェッカーを待つことなく走行を終了する。

 計測4周目に2番手に浮上したのが、1分35秒240を出してきた#6増本千春選手’(SANNO SHIELD 01)だったが、やはりその後のタイムアップはならず。

唯一、最後にタイムを上げてきたのは#30窪田俊浩選手(A・PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)で、1分35秒269まで縮めるもポジションは3番手のまま。

 4番手は#32藤原大暉選手(ACELINES VITA)で、

5番手は#5中里選手。そして岡山シリーズ第1戦のウィナーであり、併催のスーパー耐久とWエントリーの#39武地孝幸選手(odula TONEアキランドVITA)が6番手につけていた。

ポールポジション:
#16徳升広平選手(DEGIMO☆フジタ薬局☆MT)

「想定よりタイムは出なかったですね。昨日はタイヤも良くなかったし、ニュー入れたら3秒台に入ると思っていたので、想定外です(苦笑)。
思っていたより最終コーナーでのアンダーが多かったので、たぶんリヤが強すぎるのかなと思って走っていたせいで、そこはちょっと決勝に向けて改善していきたいと思っています。
F4(現・フォーミュラビート)でもけっこう走っていますけど、スーパー耐久でも走らせてもらっていて、このコースとは相性が良いようです。全力でやらせていただきます!」

予選2番手:
#6増本千春選手選手(SANNO SHIELD 01)

「SUGOを走るのは初めてで、めっちゃ面白い。でも5秒1ぐらい出ていたでしょうね、最後にガス欠がなかったら。ひょっとしたら4秒にも入ったかも。
ちょうど最終コーナーで出ちゃったんですが、その時がいちばんタイム良かったんですが、仕方ない。
僕が『減らしてくださいって頼んだので。最近、体重が増えちゃったからなんです(苦笑)。
勝ちたいけど、ここは無理でしょう、プロがいるから」

予選3番手:
#30窪田俊浩選手(A・PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)

「最後に挽回できたんですけど、二輪シケインのあたりでバックメーカーが真ん中走っていて、スロットル緩めるしかなくって。真後ろついたら気づいてくれて避けてくれたけど、もう間に合わないですよね、加速できないし。仕方ないです。でも、2列目には並べたので、レースは楽しいかと思います。
相手が強豪揃いというか、徳升選手は勢いあるし、増本選手も速いし。僕なんかVITAはビギナーなんで、ちょっと勉強させてもらいます。実はスタートに秘策があるんですよ、ちょっと注目していてください(笑)」

4番:#32 FUJIWARA DAIKI 
(ACELINES VITA)
昨日と一昨日はほんと調子悪くて、このさいだから色々と変えてみようとしてみたらたまたまハマったって感じですね。
この車は一発のタイムがあまり出ない感じで、コンスタントにタイム出していかないとダメなんです。
SUGOのVITAは面白いですけど、結構リスキーですね。縁石乗り過ぎたら底打っちゃうんですけど、走っていて気持ちいいです。
S耐やFIA-F4に比べても全開率がかなり高いんで気持ちいですね。

5番:#5 中里 紀夫 SHINSEI MiDLAND C72

予選5番手!ゼッケンも5番!自己メンテ中里です!
昨日の練習でも同じくらいのタイム出ていたんですけど、また新品に変えてタイム伸びなかったですね。。。
まあ決勝は期待しておいてください!マムシの中里で行きます!
いつかは走ってみたかったSUGO。最高に楽しいですね!

6番:#39 武地 孝幸 
(odula TONEアキランドVITA)

忙しい中での参戦ですけど、VITAのSUGOはとても楽しいですね!
コースとの相性も良くて、速度感も全開率もかなり高いのでいい感じですね。
決勝はたくさん応援が来ると思いますので、頑張りたいと思います!


 

✨67歳 #8 イシカワヨシオ選手
(東京I RCニルズvi voVITA)
🏁前戦、もてぎRd.1ではポールtoフィニッシュ!

✨76歳 #31 富田栄造 選手
(CPホールディングスNI LZZ)
その精悍な走りと練習量は、若者に全く引けを取らない!
人生を楽しく遊ぶその姿は素敵すぎます!

 今回はスーパー耐久との併催ながら、VITAは予選・決勝を土曜日のうちに行うワンデーイバンと。予選終了から3時間と絶たず、11時45分にはスタート進行が開始された。


決勝

SUGOでは初めてのVITAレースということもあってか、グリッドには関係者のみならず、多くのファンが詰め寄せていた。なお、決勝は12周もしくは23分間での争いとなる。

 予選以上に爽やかのコンディションの下、切られたスタートで誰より鋭いダッシュを決めたのが

予選4番手の#32藤原選手だった。#30窪田選手をかわした勢いで、さらに馬の背では#6増本選手をも抜いて2番手に浮上する。

 その間にも、ひとり逃げていたのが、もちろん#16徳升選手だった。オープニングラップを終えると早くも1秒4もの差をつけていた。

一方、着いていきたい#32藤原選手ながら、逆に#6増本選手と#30窪田選手が食らいついて離れず。

そして、そこから少し離れて#5中里選手が続く。6番手には#8イシカワヨシオ選手(東京IRCニルズvivo VITA)が、

そして7番手には#911中島功選手(アキランドVITA)が、それぞれひとつずつ順位を上げていた。

 3周目の1コーナーで、#6増本選手が#32藤原選手を抜こうと迫るが、前に出るまでには至らず。逆にその躊躇が#32増本選手の隙となり、まさに虚を突く格好で#30窪田選手が3番手に浮上。

その攻防の間に#5中里選手も急接近。2番手争いが4台で繰り広げられるようになる。

 

 しばらくは隙をうかがい続けていたが、まず動いたのが#30窪田選手。1コーナーで#32藤原選手に並んで、2コーナーまでに前に出る。

9周目に#32藤原選手は、1コーナーで#6増本選手にも抜かれていた。その後、何度も#6増本選手を抜き返そうとした#32藤原選手だったが、そのたびガードを固められていた。

 これで勝負は決したかと思われたが、少しも諦めていなかったのが#6増本選手。最終ラップの最終コーナーで#30窪田選手に並び、土壇場の大逆転かと。しかし、わずかコンマ07秒差ながら、辛くも#30窪田選手は振り切ることに成功し、2位でゴールすることとなった。

 3位は#6増本選手で、4位は#32藤原選手、そして#5中里選手が5位に。

6位は9周目に#8イシカワ選手を抜いていた#911中島選手だった。

 だが、そんな後続の激しいバトルを尻目に、#16徳升選手は最後までアクセルを緩めず。中盤にはファステストラップを連発、それどころか最後まで1分35秒台で走り続け、終わってみれば13秒もの大差をつけてSUGO初のウィナーに輝くこととなった。

 次回のSUGOのレースは、シリーズ第4戦として11月10日に開催を予定。「楽しかった」と語る多くのドライバーが「また出たい」と語っていた。

優勝:#16徳升広平選手
(DEGIMO☆フジタ薬局☆MT)

「全然問題なく走れました。映像にはあんまり映っていませんでした? しょうがない(笑)
無事に勝つことができて、チームに『ありがとう!』って言いたいですね。次も頑張ります。ずっと同じようなタイムで走り続けることを心がけて走っていました。後ろはバトルしているから、落ちていたようですが。SUGO初のウィナー、やりました! 明日(スーパー耐久)も頑張ります」

2位:#30窪田俊浩選手
(A・PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)

「秘策は2速スタートだったんです。FJ1600の頃、それでやっていたので、どうかなと思ったんですが、やっぱり1速でしたね(苦笑)
バトルは冷静にできたんですが、最後タイヤがめちゃくちゃきつくなって、それを増本さんに悟られないようにしていたんですが、思いっきり悟られていたようで。
最終ラップの最終コーナーだけ守りすぎて、近くなってギリギリだったんですけど。その前の周は逃げようと思って頑張ったんですけど、飛んで行ったらやばいなと、けっこうフラフラだったので。
でも、楽しかったです。みんな、ちゃんと見てくれていたし、けっこうレベル高かったですね」

3位:#6増本千春選手
(SANNO SHIELD 01)

「このコースは、なかなか抜きにくいですね。最後、あそこ(最終コーナー)しかないと思っていたけど、ちょっと届かなかったですね。
でも、やっと完走。今日はやり切った感がありますね」

4位:#32藤原大暉選手
(ACELINES VITA)

「スタート、良かったですね。2番手まで行ったんですけど、ちょっと上り坂、上らなくて。もうトップ抜けちゃったので、守りのレースになるかと思ったんですけど、予想以上にきつかったです。SPは自分の方がスピードあったんですけど、蓋されちゃうと、そこが活かされなくなっちゃって、後ろからどんどん来ちゃって苦しかったですね。
でも、レースは面白かったです。またリベンジです、ここは」

5位:#5中里紀夫選手(SHINSEI MIDLAND C72)

「楽しめましたけど、そのままになってしまいました、予選どおりで。僕は抜けなかったです、残念ながら。
表のストレートでスリップ使って並びかけたけど、前に出るまでには行かなかったですね。1コーナーで抜けたらなぁ。行きたかったですわ」

6位:#911中島功選手
(アキランドVITA)

「スタートは良かったですね、1台抜いて。あとは何周目? 最後の方ですよね、イシカワさん抜いて。なんとかギリギリでしたけどね。バトルは楽しめました、なかなか。
遠く九州から来た甲斐がありました(笑)」

ど真ん中賞:#87 山本 龍 
(お先にどうぞ☆VITA)
ちょっと走りはイマイチでしたね。
途中でギアが入らなくなった時があって、そこからぐいぐいこられてしまったんでちょっと置きに行きながらもなんとか10位死守しました。
SUGOは面白いですね!もっと練習日設けてもらってたくさん練習したいですね。

 



東北の地にVITAが上陸しました!
やはりここにも、いたいた!車好きが!
仙台はお料理も美味しいし、サーキットコースは
面白いし!
もっともっと攻めて走りたくなるロケーションでした。
VITAマイスター徳升広平選手曰く、
『菅生はVITAで走ると凄く楽しいサーキットですね。常に全開で攻めてるなという感じがします。日本全国でVITAは乗ってますが、一番楽しいサーキットかもしれません』
また、
67歳・76歳、現役バリバリの、憧れレジェンドも大活躍でした!
✨東北にもモータースポーツが広がることを願います!

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