予選の行われた土曜日は、早朝にゲリラ豪雨ともいうべき大雨に見舞われ、午前中のコースを濡らしたものの、その後の天候は急速に回復。『VITA OF ASIA』の予選は昼からとあって、強い日差しが注がれる中、完全にドライコンディションの中での走行となった。
2組に分けられた予選のA組トップは、今回が初VITAの上野大哲が1分27秒609をマークして獲得。
「一昨年、スーパーFJを2戦やって、昨年はSRS-Formulaを受講していました。なのでレース経験は少ないですが、鈴鹿はけっこう走っています。ベストタイムを出した周は、それでもちょっとミスしているので、もったいなかったですね。決勝ではもちろんポール・トゥ・ウィンを狙います」と上野。
岡山シリーズで初優勝を飾ったばかりの清水康友が、2分27秒674で2番手につけ、
3番手は山谷直樹、
4番手はいむらせいじ、
5番手は伊藤直登で、
鈴鹿シリーズポイントリーダーの鍋家武が6番手となった。
続くB 組は、
鈴鹿シリーズでここまでの2戦で優勝を分け合っている、
中里紀夫がトップ。
ただし、中里はアタック1周目に2分28秒045をマークしたものの、その後の伸びを欠いてしまったため、ポールポジションは上野に明け渡し、B組はアウト側グリッドに並ぶことに。
「ちょっと温度が(A組より)上がっちゃったかな。少しだけミスもあって、8秒は切れたかと思うけど、7秒6まではさすがに見えませんでした。まぁ、フロントローですし、最低限のベストは尽くせたと思います」と中里。
2番手が眞田拓海という順当な結果になった。
3番手はスプリントレースが22年ぶりという萬雲恒明が獲得し、
4番手はフィリピンから遠征のダニエル・L・ミランダ。
昨年はシリーズ第2戦からの出場だったため、ランキングは2位に甘んじたものの、フィリピン期待の新星は現在TCRアジアにも参戦中。
5番手は成瀬茂喜が、
そして6番手は大川文誠が獲得した。
記事: 秦 直之 さん
続いてグリッド順に。→クリックで拡大します。
VITA OF ASIA 予選が終わりました。
予選は50台をオーバーした為、規則によって2グループに分かれました。
何方もエネルギッシュなVITA達ですが、スマートな大人の予選で
流石でした。
今回のVITA OF ASIAレースは、ブリーフィングを2回に分け、
基本のルール、ローリングスタート、マナーなど
鈴鹿サーキット、福山 英朗 さまのご協力を頂きながら
より良いレース運びが出来るよう進行しております。
明日は初めてのローリングスタートですが、
カッコ良いスタートで、
カッコいいVITA OF ASIAの舞台を
決めてくださいね。
楽しみです。
VITA倶楽部
→ 第1レースに続く。
https://vita-club.co.jp/archives/5544/