VITA CLUB 三重県鈴鹿市のレーシングカーコンストラクター

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🏁AP VITA3H耐久レポート
2025/11/09 最新情報レポート

🏁’25 ゴールドカップレースRd.5 AP VITA3H耐久レポート

【VITA 3時間耐久レース】
 IN オートポリス

北海道の熱戦から一転、舞台は熱い九州・オートポリスへ!
車好きが集うVITA耐久レースは、
まさにモータースポーツの醍醐味が凝縮された舞台。

AP VITA 3時間耐久レースは、11月9日にワンデイイベントとして開催。
オートポリスをベースとする地元チームはもちろん、
鈴鹿から遠征したチーム、関東からやって来たドライバーもあり、今回は19台がエントリーした。

レースクィーンによる🏁『くじ引予選』!

大会の前夜から早朝にかけて雨が降り、それが上がっても霧が出るようなオートポリスらしい天候となった特に午前中は視界不良となり予選は取りやめ
サーキットとエントラントのミーティングの結果、決勝のグリッドは抽選により決めることとなった。

霧にジャマされたイタズラは、
🏅『くじ引き予選』
🏁『戦略的な戦い』と
予測不能で✨面白い展開♪を
耐久レースにもたらしてくれた。

✨ポールポジション:(が当たった!)
#61 山浦 資智 / 武村 和希 / 綾 真則 
タツミレーシングVITA ETO

『綾 真則』選手が見事
ポールポジションをGET‼️
雨を味方につけた⁉︎笑

くじ引き予選で会場は大盛り上がり!

サーキットクイーンがカーナンバーの書かれた紙を引き、最後尾グリッドから順に埋めていく方法を取ったが、抽選の結果、ポールポジションは#61タツミレーシングVITA ETO(山浦資智/武村和希/綾真則)が獲得し#444がフロントローに。
一方で#50は13番、#6は16番、#91は18番と地元の有力チームが後方グリッドに沈むなど抽選会は爆笑ありの盛り上がりとなった。


3時間レースはひとりの連続周回数が30周以内で、給油時はピットロード入口から出口まで4分をかけなければならない。
30周はドライ路面であれば約1時間5分ほどなので3時間を均等割りするチームが多そうだった。
また燃費的にも連続走行できるのは30周前後なので、どう燃費走行をするか、セーフティカー(SC)のタイミング次第ではいろいろな作戦変更が強いられそうだった。

優勝候補は、2年連続オートポリスシリーズチャンピオンの三浦康二が”師匠”と呼ぶ先輩ドライバーの平岡塾長、
伊藤裕士と組む#50おうちの買い方TMR制動屋NUTEC、

3年前のチャンピオンであるT.SHUTOがS耐レギュラーの大塚隆一郎と組み、
昨年大会2位の#91ジェットの建売/LBJ☆USIJIMA、

上位ランカーの佐藤幸記が池田英彦と組む#6 Team夢の懸け橋Group、


テツ清水、阿部貴一、佐藤正弘の#37 ProgressビープランμMorew、


昨年大会3位の岡井貴経、篠田義仁の#5村上タイヤテクノスポーツVITAあたりか。


遠征組ではGTドライバー吉田広樹を擁する#444 E-NEEDSエブリ赤坂VITAが
白崎稜、大崎達也、村瀬光太という布陣で最も強力だ。

またこのイベントを楽しもうというチームもあり、稲垣光司はレジェンドの山本勝巳、GTドライバーの田中篤と組む。

#360 RUNUP RIVAUX TMRで、香港からトミー・チャン、フランス人のアレックス、リー・チェンファンらがエントリーした。
[#111 TMR×HK Rookies]

Chan Hung Wai選手
私は最後の40分を運転しましたが、コンディションは良くなってきたのでどんどんペースは良くなってきましたが最後に雨が再度降ってきたのでまたコンディションに合わせていかないといけないチャレンジングなレースでした。普段よりも難しいコンディションでしたがとても楽しめました!

Benoit Pierre Huil選手
前回の大会がキャンセルとなったのでそのリベンジで挑戦しました。今回、VITA・オートポリスは初めてで昨日の練習までは素晴らしい天候だったのですが、今日になって180°違うコンディションでしたが最高に楽しいレースでした!来年も戻ってきたいですね!

Li Cheuk Fung選手
私は今回が初めてのレースで、本当は前回のスプリントに参戦予定だったのですがキャンセルになってこのエンデュランスレースに参加することになりました。スタートドライバーで大変でしたが、とても楽しかったです!
来年も戻ってきますよ!


またレースは2時間に短縮され、ピットインは2回が義務付けとなり、1回は必要となる給油時は4分間の停止が義務付けられた。
またSC時もFCY時もピットインはOKとなる。
心配された天候も回復した13時10分から各車がコースイン。

少しの霧なんてへっちゃら?
🏁VITAのグリッドはいつも元気一杯!


路面はところどころにウェットパッチが残るコンディションだった。

 

気温15℃とやや冷えた13時30分にSC先導でレースはスタートした。

このSC時に最初のピットインを済ませたのが、後方スタートの#91、#6など4台で、SC解除までに隊列の後方に戻ることができた。

4周完了で隊列からSCが離れてバトル開始。#444白崎がポールスタートの#61武村を3コーナーで捕らえトップに立った。

12周終了時の順位は#444白崎が2位の#61武村を12秒引き離して独走状態で、
3位に#50伊藤、#5篠田、最後尾スタートだった#7 THE BRIDE VITAの坂野という順に。
1コーナーであるナカヤマ精密コーナーで1台がコースアウトして動けなくなったことで、2回目のSCとなった。

このタイミングで#444白崎が最初のピットインを済ませ、#61武村の後方2位でコースへ復帰。
#50と#5も最初のピットインを済ませた。

17周完了でリスタートとなり、18周目の第2ヘアピンで#444白崎が#61武村をかわし再びトップに躍り出た。
3位は#7坂野、4位は#5篠田で、#50平岡は10位、#91 SHUTOが11位、#5篠田が12位。
しかし直後に最終コーナーでストップした車両がありこの日3回目のSC導入となった。
レースは55分が経過しており、ここでピットインを済ませたのが5位の#11 ABBEY RACING(いむらせいじ/飯田裕樹/K.K)、
#5は2回目のピットで給油を済ませ岡井に交代。
次のラップにはトップの#444が2回目のピットインをして吉田に交代したが、給油を済ませてコースに戻った時には既にSCは解除となっており、ピットインのタイミングが1周遅かったか?

26周目に#61篠田がピットインしてトップに立った#50平岡もピットイン。
これで2回のピットインを済ませた#5岡井がトップで、#444吉田が14秒差の2位に。
吉田はその差を周回ごとに詰めていったがバックマーカーのパックに引っかるなどして苦戦。
しかし残り25分となったところで1台の車両が100Rでストップしたことで、この日4回目のSCとなりトップ#5岡井と#444吉田の差はなくなることになった。

残り11分、38周完了でリスタート直後のナカヤマ精密コーナーで#5岡井がブレーキミスをしてスピン! 
すぐにコースへ戻ったが、#444吉田は楽にトップに。
そして#11飯田、#5岡井、#50三浦が一塊の2位争いとなった。
41周目に#11飯田は順位を落とし、43周目の3コーナーで#50三浦が#5岡井のインを突いて2位浮上。

そして雨が降り出した43周で2時間耐久はチェッカー。#444が白崎と吉田の活躍で優勝を遂げた。

2位は#50、3位は#5。
4位でチェッカーを受けた#91はピットストップ時間不足のために43秒加算で7位となり、4位は#6、5位は#11、6位は#529 STILLWAY ももんがVITA(古賀千裕/坂本洋一/小西隆詔間)だった。

 

4回のSCをうまく利用したチームが上位入賞を果たした。天候は時おり視界不良な場所もあったが、全車が無事完走できレースを楽しむことができた。

 

優勝 #444 村瀬 光太 / 吉田 広樹 / 大崎 達也 / 白崎 稜 E-NEEDSエブリ赤坂VITA

スタートを担当した白崎くんがいい走りをしてくれました。レースが短縮されて村瀬さんと大崎くんが走る機会がなくなったのですが、ふたりが作戦面でメカさんと一緒にやってくれたので、僕は言われるがままに走るだけでした。ピットインのタイミングも指示通り入りました。でも5号車が前にいて驚きました。勝てて良かったです。ファステストラップも取れたし。オートポリスのアンバサダーとして恥ずかしくないレースができました。

 

2位 #50 三浦 康司 / 平岡塾長 / 伊藤 裕士 
おうちの買い方TMR制動屋NUTEC

最後は1コーナーで並んでクロスで3コーナーで抜きました。でもフェアに譲ってくれました。
僕のミスでクルマはちょっとおかしかったんです。
コースインして3周目ぐらいの3コーナーでコースアウトを喫してそれからハンドルがおかしくなって。
でもふたりが土台を作ってくれて、僕はおいしいところをもらっただけでした。

3位 #5 岡井 貴経 / 篠田 義仁 村上タイヤテクノスポーツVITA

SC明けの1コーナーは僕のブレーキングミスです。予定はもうちょっといい結果のはずだったのですが。
終盤トップにいられたのは、ピットインのタイミング全部が良かったからですね。
僕は何も考えていませんでしたが、ピットクルーの戦略ですね。去年も3位、今年も3位と3位しか取ってないですけど、次はもっと上を目指したいです。

 

 

4位 #6 佐藤 幸記 / 池田 英彦 Team夢の架け橋Group

序盤に最初のピットインを済ませSCで追いついて、そこからずいぶん追い上げたのですが。
コースが乾いて来てからは絶好調で(同じチームの#91の)大塚さんに超絶ブロックされました。
苦情言ってもらっていいですか?(笑) あそこで追い越させてくれたら3位に行けたはずなのですが。
チーム内のミーティング不足です。来年は来年になったら考えます。

5位 #11 K.K / 飯田 裕樹 / いむらせいじ ABBEY RACING

作戦がうまくいきました。SCを上手に利用できました。
僕は人に迷惑をかけない、当てない。これだけです。(飯田)。
最初は霧も濃くてレースは続けられるのかなと思いましたが、スタートしてみればそんなに大したことなかったです。あとはミスなく6割の力で走り続けました。
プロではないのでリスクのある走りを避けました。
レース歴は長いので状況判断をして効率良く走ることがうまくできました。(いむら)。おいしいものも楽しめました!(二人)

6位 #529 古賀 千裕 / 坂本 洋一 / 小西 隆詔 STILLWAY ももんがVITA

小西監督の作戦ですね。最初にピット入って。レースは頑張りましたが、ちょっと頑張りすぎるとやはり怖くて。
6位はラッキーでした(古賀)。監督には見守ってもらってふたりで走りました。
難しいコンディションもいい経験になりましたし。6位で賞金も出ましたが、もらえるものはもらっておこうという感じです(坂本)。

 

ど真ん中賞 #36 前田 良平 / 鍛治谷 豊 / 小栗 正稔 M-crew☆かじや商店☆コーズVITA

ペナルティを2回受けることとなってそれがちょうどよくど真ん中賞を獲得することができました。
レース内容としては、去年スピンしまくったのを0回にできたので成長できてました!
レースはとても楽しかったです!