北海道クラブマンカップレース第4戦
9月17日(日)
《十勝3時間耐久レース》
実力充分ペアの坂本・村上組チームワイズが、ポールtoウインで初の耐久レース制覇!!
記録的な猛暑となった北海道、その暑さがまだ残る9月17日、
十勝スピードウェイではシーズン唯一となる
VITA-01の耐久レースが開催された。
先ずは車検から。
(自分でマシンを運んで・・)
[予選]
レギュラーメンバーに加え、道外からの遠征選手も多く、出走台数も14台と揃った。その多彩な出走メンバーの中、予選アタックから主導権を握ったのはここ十勝をホームコースとする北海道陣だった。
坂本幸照選手と浅井康児選手のアタック合戦は坂本選手に軍配!
十勝での3時間耐久、ドライバーは3名まで登録できるが有力チームのほとんどは2名体制で臨む。
その2名がそれぞれ予選アタックし、どちらか上位だったタイムで決勝のグリッドが決まるというルールである。
Aドライバーとして登録されたドライバーが決勝のスタートドライバーも担当するため、やはりBドライバーよりAドライバー組の予選タイムが上位となった。
そのA組、
まずターゲットタイムをマークしたのは大島良平選手。
タイヤの熱入れが終わった4周目に1分32秒台に入れてトップに立つ。
しかし、すぐさま坂本幸照選手もアタックに入り、1分31秒代後半を叩き出して逆転。
それを知らされた浅井康児選手をはじめ各選手とも最後までアタックを続けるのだが、とうとう上回れずチェッカー。
B組では
上野大哲選手が3番手となる1分31秒台目前までタイムを削りとったのだがそこまで。
予選ベストスリーはA組のドライバーがマークしたタイムで確定となった。
✨ポールポジション
#17 十勝RスクールY’s☆MRC
ポールとなった坂本幸照選手
「やった!! 狙ってましたから上出来です! あまり気温が上がらなかったのでタイヤのタレもなく、どこからでもアタックできましたよ」と言えば、
ペアを組む村上泰規選手
「混走するN1-1000の車両をパスするのに気を使いましたが、他には問題なくアタックできました!」と二人。
大学の先輩後輩の関係で、十勝スピードウェイで出会って昨年の悔しい結果から色々と坂本さんから教えてもらいながら準備してきました。
昨年はピットストップで失敗してしまったので、万全に計画面でも用意してきました。
優勝できるように全力で頑張ります!
2番手
#310 恒志堂レーシングVITA310号機
浅井康児選手
「もうちょっとでトップだったのに悔しいです!
少しずつセットも合って車ともなじんて来て、タイムも上がってきました。ただ、いつも一番にはなれないので今回こそは決勝で一番を取りたいと思っております。
市川篤選手ペアでは何回も耐久レースに出ているんですけど、今回はすごく調子はいいのでなんとか優勝したいです!
3番手
#778 TBR VITA 778
大島良平選手
「まずまずですかね。ペアを組む関亜由美選手との体重差があるので課せられたハンデが効きましたかね。でもこれからクルマをフル整備しますから本番は大丈夫ですよ」
関選手は昨年VITAを初めて約1年間ですけど、かなりの成長がありました。
「改めてVITAは難しいってどんどん思ってきましたけど、まずは耐久なのでミスなく走り切れるように行きたいです」
4番手
#12 恒志堂レーシングVITA12号機
「今回上野選手が軽過ぎて、ウェイトを20kg積むことになったのでそれが重過ぎて結構バランス変わってしまいましたね。決勝に向けて大幅セットを変えてなんとかアジャストしていきたいと思います」
「とりあえずコンスタントにミスをしないように、耐久で何が起こるかはわかりませんので最適解を出しながら優勝を目指したいと思います」
5番手
#910 恒志堂レーシングVITA910号機
「今回の耐久レースを目標に練習はしてきました。ラップタイムも順調に伸びてきて、過去最高順位となれました」
「ラップタイムをコンスタントに刻める練習は昨日できたので、ミスなく淡々と走ることができれば上位には食い込めると思うので行けるところまではいきたいと思います」
6番手
#6 HDC 日本平中自動車 VITA
このポジションは悔しいですね。
急遽車両を変更することになって、その関係で昨日とフィーリングがかなり変わって苦戦してしまいましたね。
ただ2人で力を合わせてミスせずに優勝を目指して頑張って行きたいと思います!
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いつもありがとう❣️
[ブリーフィング]
VITAレースを通じて、レギュレーション、ルールの大切さを全国に広げて行きます。
誰もが自信を持って参加できる『スポーツ』
新たなモータースポーツスタイルを皆様の力で、育てて欲しいと願っています。
<決勝>
冷静にレース展開を読み切った坂本・村上組が逆転の耐久初勝利!!
セフティカー先導のローリングは1周だけで、レッドシグナルは消え3時間の耐久レースはスタート。
ポールのゼッケン17番の坂本選手がホールショットを奪うが、ここで絶好のダッシュを見せたのがゼッケン12の佐藤元春選手。
ゼッケン#778の大島選手のインを奪って3番手に上昇。
ゼッケン#310の浅井選手も坂本選手をパスしてトップに躍り出る。スタート直後のポジション争いが落ち着くとその順位のままレースは進む。
40分を過ぎたころから一回目のピットインが始まる。
このレースでは3回のピットストップが義務付けられているのだ。
上位陣で最初にピットへ帰ってきたのが佐藤選手。上野大哲選手にドライバー交代し燃料給油。
この時間帯でほとんどの上位陣がピットインしたため、トップに出たのは予選7番手だった#55番の面野一選手だった。
ペアを組む後藤比東至選手は、「我々のチームは、昨年もそうでしたがまず燃料切れ寸前まで走り、レース状況を見るという戦略なんですよ。他はなんであんなに早くピットインするのっでしょうね」と戦略に自信を持っている様子。
とはいえ面野選手も1時間を経過する頃にはピットイン。これでトップグループはスタート直後と同様な布陣に戻る。
そしてその後も重大なクラッシュやコースアウトは起こらず、フルコースイエローやペースカーランはなく、レース終盤まで淡々と進む。ただ、トラックリミット違反や走路外走行による追い越しなど見られ、そのペナルティが検証されていたのである。それがレース結果にも大きく影響するのだ。
レースが動いたのはチェッカーまで残り5分となる頃。
最終コーナーイン側に1台のマシンがシピンからグラベルベッドにスタックしてしまったのだ。
このためセフティカーがコースイン、トップを走っていた#12の佐藤・上野組のリードが消え去ってしまったのだ。
レースはそのままセフティカー先導のままチェッカーとなるのである。
トップでゴールした上野選手、「燃料がギリギリだったので、ちょっと心配だったのですが、うまくゴールできました!」と言い、ペアの佐藤選手も「やりました! 厳しいレースでしたが、いい戦いができました!」とゴール後コメントしてくれたが、
暫定表彰のアナウンスでコールされたのは見かけは2位でゴールした坂本・村上組だったのである。
その瞬間、二人は両腕を突き上げ、「やった!!」と破顔一笑、踊り上がって喜びを表現。
🏆優勝
#17 十勝RスクールY’s⭐MRC VITA
「これもすべてスタッフのおかげ。我々のクルマはスクールカーのレンタルなんですが、それを独自の技量で仕上げてくれたのがサービスエンジニアリング・ワイズのスタッフです。みんな、どうもありがとう!」とポディウム最上段に登って行った。
🏅2位
#12 恒志堂レーシングVITA12号機
予選がかなり苦戦したのと、ウェイト20キロはかなりきつかったですけどメカさんが昨夜遅くまで調整していただいて本当にチームで掴んだこの位置だと思います。
良いレースでした。
🏅3位
#55 M.A.R.T STEP VITA
3位入賞は面野・後藤組。
「上位2台とは離されましたが、他とはレース戦略を取りましたし、それが実を結んだと思います」と耐久レースでは自分たちの能力を信じ、堅実な走りがこの成果を生んだと言えるだろう。
🏅4位
#310 恒志堂レーシングVITA310号機
ペース自体はかなり良かったんですが、給油だったりドライバーチェンジ、ペナルティなどでのちょこちょことしたミスがあって耐久レースの難しさがありました。
ドライバーとしては良い仕事が出来たと思いましたので楽しめました!
🏅5位
✨元祖チャンピオン& チャンピオン
#5 LOVCA古井戸&坂野☆ステップVITA
久しぶりのレースはとりあえず疲れました。
身体バラバラです。
古井戸さんから誘われたので、これは出ないと!と思ってグランツーリスモで練習して2年ぶりのレースでした。
新しいタイヤが初めてだったので、全然セットも違ったり練習不足すぎました。
途中シフトミスをしてエンジンがばらついて終わった…と思い「ピット入るよ」って言ってたんですけど奇跡的に最終コーナーあたりで戻って、そんな話が色々とあったので奇跡の連発でしたね。
チェッカー受けて2人とも泣きました。
本当にここに戻れてよかったです。来年もこのペアで参戦すると誓ってもっと練習してリベンジします!
🏅6位
#129 足立眼科 リバウス帯広十勝スクールVITA
ラッキーで6位取れました。予定通りにそつなく破綻なく走れた結果だと思います。2人ともめげずに諦めなかったのが良かったです!
2人とも同じくらいのタイムで走行できるので良い刺激をし合いながら楽しめました。
🏅ど真ん中賞
#778 TBR VITA 778
たらればですけど、女性ドライバーと組んだらウェイト積まないといけないので、正直難しいなと思っていました。
でもペナルティがなかったら3位の位置を走れていたので、凄く楽しめてレースをできました。
関選手も昨年から始めたばかりですが、1年間の成長がすごくて、3位のポジションをキープ出来たと思い非常に満足してます。
来年はまたこのペアで優勝目指していきたいと思います!
#516 恒志堂レーシングVITA516号機
レースには「たら、れば」や「近道」などない。安定したラップを刻み、トラックリミットを守り、前走車のオーバーテイクにもムリせず安全なチャンスを見極めることが重要なのだと再認識させられるレースとなった。
北海道から九州まで、日本中を旅する芸人、
『VITA CLUB』
十勝の3H耐久レースは今年もたくさんのエネルギーをいただきました!
ありがとうございました。
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新たなモータースポーツスタイルを皆様の力で。
モータースポーツは何て楽しい!
VITA CLUB