オートポリスVITA5時間耐久
「マジ耐」
TEAM夢の架け橋Groupが
2.9秒差で優勝
7月17日、オートポリス(大分県)において
VITAのワンメイク耐久イベント「KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)」が開催され、
22台のVITAが出走。
地元の#6「TEAM夢の架け橋Group」(首藤哲也/サンデー/佐藤幸記/池田英彦/中島功)が
2位#61「タツミレーシング・VITA01・ETO」(山浦資智/吉田宣弘/吉本陵)を2.9秒差で退けて金メダルを獲得。
首藤と中島は大会を2連覇した。
今年で2回目の開催となるイベントには、地元九州を中心に岡山からの遠征組も加わった22台が参戦した。
ドライバーのほとんどはアマチュアだが、中にはSUPER GT、スーパー耐久やミドルフォーミュラに参戦する吉本大樹、柴田優作、田中篤、名取鉄平、野中誠太、塚田利郎、山脇大輔らプロ/セミプロもエントリーした。
このイベント最大の特徴は、プロとアマチュアのスキル差を埋めるために設定されたハンディキャップ。給油時のピットストップは7分が基本だが、女性ドライバー、キングドライバー(体重100kg以上)、シニアドライバー(65歳以上)がいると5分に短縮。また主催者が決定したマジ速ドライバー(国際Bライ以上の所持者)がいると9分になるというものとした。
また決勝グリッドは抽選というドキドキする『賭け』♪
↓まずは土曜の振り返りから
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[決勝当日]
決勝レースの17日は朝から濃霧となりスタートの進行が心配されたが、霧は徐々に取れて来た。
[走行前ブリーフィング]は去年と同じくココ!
夏だというのに朝は肌寒く
田中哲也プロは急遽ウエストの社員に!?
遠くから。
いつもの笑顔に出会えると
ホッと嬉しくなります
パドックは相変わらずの楽しい光景が
ポールポジションの#77「UK SPORTS 福岡」
これを機にどっぷりVITAにハマってください♪
『耐久は計画の戦い』
ミーティングは真剣なんです!
飲み食べ楽しむぞ♪メンバーもいるんです♪
沖縄にもVITAのファンが広がりました!
『チムどんどんするー♪』
9時15分から手押しによりマシンをグリッドにつけていく。ドライバーもチームスタッフもまだ緊張感はなく、リラックスモードで記念写真を撮りながらスタートを待った。
抽選によりポールポジションを獲得したのは#77「UK SPORTS 福岡」で、フロントローには#12「Gallalia Maehama」が並び、以下、#108「スティルウェイ☆TMR☆NUTEC」、#8「TEAM ASUKA」、#72「EKC&KSスポーツ」、#36「TEAM JUN SPV RACING」の順でグリッドに着いた。
① #77 久間/久間/久間/北川
UK SPORTS福岡
② #12 大森/山田/石原/坂本
Gallalia Maehama
③ #108 福田/古賀/川岸/大村
スティルウェイ★TMR★NUTEC
④ #8 難波/難波/米村/中村
TEAM ASUKA
⑤ #72 江本/荻原/野中/絹原
EKC&K2スポーツ
⑥ #36 山本/西山/松永
JYH T.M.R Vita
⑦ #88 K.K飯田/TOMISAN/いむら
ABBEY RACING
⑻ #6 首藤/永原/池田/中島
TEAM夢の架け橋Group
⑼ #100 前田/羽田/谷脇/清水/中山
SH-R吉本花城園★耐久VITA
⑽ #50 三浦/イシカワ/小串/篠田
オグネット★東京IRC★おうちの買い方
(11) #37 長木/守/嶋田/小栗/今井
SH-R★エムシステム★耐久 VITA
(12) #360 小関/田中/藤井/山本
RUNUP RIVAUX TMR
(13) #21 菅原/吉本/國島/福井
金剛防災ツインズ ワンレージング VITA
(14) #39 阿部/佐藤/飛田/テツ/石川
SH-Rアクレprogress舞VITA
(15) #61 山浦/吉田/吉元
タツミレーシング ・VITA01-ETO
(16) #98 永烟/塚田/皆田/木內/松井
syntium★KTガレージ VITA
(17) #66 中西/伊藤
BASIS RACING★NAMS
(18) #444 Sei/柴田/高橋/名取
RUNUP SCOOT TMR
(19) #24 佐久間/東/東/川原
(有)久留米レッカーレーシング倶楽部
(20) #13 平松/村岡/遠藤/松田
C.O.B-KART
(21) #888 渡邊/山脇/太田/大賀
KRSせぼねVITA
(22) #5 與那覇/新垣/鍋家/毛利/岡井
沖縄TOM企画withテクノスポ ーツ
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[決勝]
10時にフォーメーションラップが始まり、10時4分にシグナルがグリーンになりスタートが切られた。
気温は22℃と非常に過ごしやすいが、いつ雨が降って来るか分からないような天候だった。
ホールショットを奪ったのは2番グリッドスタートの#12「Gallalia Maehama」で、1周目からリードを築いていった。
そこへ5番グリッドスタートの#72「EKC&KSスポーツ」が追いつきトップを奪った。
しかし18番グリッドスタートの#444「RUNUP SCOOT TMR」の名取が追いつきトップに立った。
レーススタートから45分〜1時間で最初のピットタイムとなった。
各車両がピットインしても慌てる必要はない。
どのチームも5〜9分間のピット滞在時間が定められているので、携行缶での給油もミスなく行われる(VITAの燃料タンクは20ℓ)。
ただし9分間のピット滞在時間のチームは、7分滞在チームとの2分差(約1周弱分)を歯がゆい気持ちで過ごさなければならなかった。
すべてのチームがピットインを済ませた11時20分の時点で、トップは#122「Gallalia Maehama」で、#61「タツミレーシング・VITA01・ETO」、#6「TEAM夢の架け橋Group」、#77「UK SPORTS 福岡」が続いた。11時半を過ぎて霧雨が落ち、11時50分ごろにはやや強い雨となり、視界不良のために11時59分からセーフティカー(SC)が導入。
このタイミングで2回目のピットインをする車両が多くなった。
SCは12時12分に隊列から離れバトルが再開。13時を迎えるころ#36「TEAM JUN SPV RACING」が#6「TEAM夢の架け橋Group」をかわしてトップに立ったが、”登録ドライバーの追加・変更”があり、レース結果から5周減算されることが確定していたので、実質的なトップは#6のままだった。
13時半ごろ再び雨が落ちて来たが、すぐに止みコースは乾いていった。
ほとんどのチームが最後のピットインを済ませて、最終ドライバーに交代した14時半の時点では、#36、#6、#61、#77の順だったが、#36は残り20分を切ってピットイン。
これで#6がトップに。さらに2番手の#61がトップとの差を周回ごとに詰めていったが、わずかに届かず。#6が2.9秒差で逃げ切り金メダルを獲得した。3位は#61だった。
全車に全員が拍手で迎える。
オートポリスの大好きな光景!
今回も大きな混乱はなく22台全車が完走を果たした。
表彰式はトップ3台以外にも数々の賞典が設定され、多くのチームが表彰台に立ち地元名産品などの副賞を手にしていた。
首藤哲也(#6、金メダル)
「勝因は監督の戦略でしょう。多少燃費運転もしましたがガス欠症状が出たらピットに戻るという作戦でした。
誰もスロー走行にならなくて良かったです。
ウチは飛び抜けて速い人はいないのですが、みんな同じぐらいのレベルです。
プロと一緒に走れるのは楽しいですし、ハンディももう少し軽くて1分ぐらいでも良いのかなと思います。
来年はまた台数も増えて欲しいと思いますし、個人的には3連覇を目指します」
山浦資智(#61、銀メダル)
「あと数周あれば逆転優勝だったのですが、私がやらかしちゃいました。ピットインのボードを見落として、その周でガス欠症状が出てしまいスロー走行になって帰って来ました。
あれがすべてでしたね。あれがなければと思うと反省しかありません。
耐久は人をまとめたりするのに大変でスプリントの方が楽です。
でも年に一度、同じメンバーでずっとやっているので、楽しいですね。毎回2位なので来年こそ優勝を狙いたいです」
中西(#66、銅メダル)
「関西からの遠征で岡山がメインのコースですが、去年に続き2回目の参加です。
ドライバーふたりでつないだので、かなり走り込むことができました。コース的にも楽しいです。
時々プロドライバーとコースで遭遇するんですが、クルマの動きも全然違うしライン取りとかすごく勉強になりますね。
ペナルティやスピン厳禁ということで淡々と走りました。
レースの雰囲気がすごく楽しいので来年もまた出ようと思っています」
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[マジカル5H耐久レース]
予選がくじ引きだったり、ハンディがたくさんあったり。
色々驚くことがいっぱいの5H耐久レースですが、
たくさんの仲間とのふれあいが、全てを楽しい時間に変えてくれました。
「車が好きだから」
「走ることが楽しいから」
「青春のような頃に戻れるから」
VITAだけの一日!
ローコストでモータースポーツ
もっともっと車を楽しみたい♪
みなさま素敵な笑顔をありがとうございました。
VITA CLUB