OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 WEST VITA
岡山国際サーキットを舞台とする、OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦が7月27〜28日に開催され、WEST VITAは予選、決勝ともに28日のみの1デイレースとなった。
突然、発生した台風6号の影響もほとんど受けることなく、土曜日のスポーツ走行は終始ドライコンディションが保たれていた。
問題は日曜日。午前の予選はともかく、決勝の行われる午後からは、降水確率が一気に高まっていたからだ。
ポールポジション#67 〈バイエルン松尾選手〉
「何としてでもポール取りたかったんでめちゃめちゃプッシュしました。予選前にセット変更したらオーバーステアになってちょっと乗りにくかったですけど、戻ってタイム見たら意外と余裕ありました。
決勝はセット戻していきます。
予選でポールポジションを獲得したのは、バイエルン松尾で1分48秒134をマーク。今年は絶好調で、耐久レースのクラスポールも含めれば、ここまで4戦すべてで最速タイムを記し、耐久レースを含め3勝を挙げている。
予選2位 〈 清水 康友 選手 〉
「バランスは悪くなかったけど、順位3番とか4番くらいかなと思って走っていましたが思っていたよりも結構良かったです。ただ15分の予選だったけどクタクタです…」
前回のレースで連勝にストップをかけた清水康友が1分43秒423で続き、3番手は斎藤真紀雄の1分48秒773。ここまで1秒差で続いていることもあり、決勝も三つ巴の戦いが期待された。
予選3位 〈斎藤 真紀雄 選手 〉
「VITA OF ASIA以来忙しくて何も走ってない状態のぶっつけでした。それにしては結構いい感じに走れたかな。
FIA-F4もやってますがVITAはランニングコストが安いからいっぱい練習できて、F4の方も速くなっていってる気がします。
どっちも違う難しさがありますが楽しいです」
WEST VITAの決勝までに、いったんは雨が降って路面は濡らさんだのと、間に1レース挟んだこともあって、ほぼドライコンディションでの戦いに。
注目されたスタートだったが、レッドシグナルの消灯前に清水が動いてしまい、これは明らかなジャンピングスタート! 松尾に続いていった清水ながら、1周回ってくると早くもドライビングスルーペナルティの指示が……。清水は2周目にはピットに戻って、追い上げへと気持ちを入れ替えることとなる。
「バトルするより、ひとりで走って楽に勝つのが一番やん! でも、最終コーナーで一回ヒヤッとした、ありえへんって。フルブレーキングで何とか避けたけどな。それ以外はまったく問題なく走れた」と松尾。これで今季3勝目をマークした。
7周目を終えた時点で松尾のリードは8秒半にも達していたことから、10周のレースで10秒以上の大差をつけてゴールするのは必至だと思われていた。
ところが油断大敵、その直後の最終コーナーでバックマーカーが、松尾の目の前でスピン!
間一髪のところで回避したものの、これで3秒ほどロスしてしまい、最終的には9秒9差と、あと一歩のところで10秒越えはならず。それでもひとり舞台だったのは間違いない。
一方、注目の3番手争いだが、最終ラップのWヘアピンで先行していた松本が痛恨のスピン。
さらに驚くべくは大八木の背後には、清水が迫っていたこと。
もう1周あれば……と思わせたものの、正式結果には30秒加算のペナルティが。
ドライビングスルー時に速度超過があったためで、せっかくの追い上げも虚しく10位へと降格を強いられていた。
なお、斎藤と大八木に続いて4位となった、竹内耕二がNCP13エンジン搭載車両を対象とするトロフィークラスで優勝。
同クラス2位は武連良治が、3位は中西亮平が獲得した。
記事 : 秦 直之 さん
今回VITAレース初参戦してくださった平田選手をズームイン!
しました。
#116 〈平田 純 選手〉
「今回がVITAレース初参戦。
これまではロードスターやGTRなどでレースしていたが、これはデフが入っていないからロードスターとは少し似ているが違う。
重量が軽いからちょっとセット変えただけでものすごくバランスが変わるけどそれが楽しいです。
まだ入り口でスパッと向きが変わるセットは乗りこなせないため今回は思い切ってステアリングを切っても乗れるようなセットにしたが、色々試して頑張っていきたいです。」
インタビューありがとうございました。
VITAを乗りこなすと、ハコも間違いなく速くなります。
頑張ってください!