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🏁もてぎRd.1 [v.Granz]レースレポート
2024/03/14 最新情報レポート

もてぎチャンプオンカップRd.1
もてぎv.Granzレース第1戦

【✨もてぎv.Granzスプリントレース上陸!】

3月10日にもてぎチャンピオンカップ第1戦が開催され、モビリティリゾートもてぎでは初となるv.Granzによるスプリントレースが行われた。

第1戦のエントリーは10台。

もてぎの主、#21いむらせいじ選手、#99イノウエケイイチ選手も待ってましたとばかりマシンに乗り込む。

#2イダタイヨウ選手はGT300Dr.
#7 Carmine Cozzolino選手は昨年MEC全戦参加から。

鈴鹿からはVITA3回チャンピオン#22中里紀夫選手。
岡山でVITA大活躍の#98下垣和也選手が初参戦!

また様々なレースで大活躍の#72大山正芳選手、F4で大活躍した#8米谷浩選手。

 

#37野上達也選手(NOPRO-v.Granz)
その昔RSマシンで大活躍した野上さんのご子息で、最近メキメキと上達してきた!

 #12渡会太一選手は昨年MEC120VITAクラス。S-FJで大活躍の若手Dr.である。

 MEC120耐久も開催されるコースだけに、腕試しを兼ねて、10台のv.Granzが集まった。

金曜からもてぎ入りしたv.Granz。10台のマシンによる新しいモテギチャンピオンカップが始まりそうだ。

■予選

午前8時から15分の予選開始。朝にはマイナス3度まで下がった気温は4度と依然として低い。ドライコンディションとはいえ路面も冷え切った状態だ。#2イダ選手を先頭に全車がコースインする。

各車タイヤの発動を待ってウォームアップを行い、まずは残り残り8分、

v.Granzでは初レースの#12渡会選手が2分2秒616のトップタイムをマーク、
2番手は#99イノウエ選手2分4秒884。イノウエ選手は昨年のもてぎVITAレースのチャンピオンだ。

3番手#72大山選手分5秒290、大山選手は昨年のもてぎのMEC120分で4位、先日鈴鹿でのv.Granzレースでは5位でフィニッシュしている。

#12渡会選手は続く周回で2分1秒926と2分1秒台に突入。

#99イノウエ選手も自己ベストを縮めるが#12渡会選手とは1.94秒の差がある。
3番手には#98下垣選手が2分3秒957でポジションアップ、
以下#72大山選手、#22中里選手、#21いむら選手と続く。

残り4分、#12渡会選手はさらにタイムを詰めて2分1秒117として、2分3秒373で2番手の#98下垣選手とは2.156秒差をつけるとガレージイン、早々に予選を終了した。

残り2分、#99イノウエ選手が2分3秒001をマークして2番手へ進出。

#2イダ選手2分4秒248で4番手進出もすがさず#22中里選手が2分4秒163で4番手のポジションを取り戻す。
さらに#72大山選手も2分4秒173で5番手、これで#2イダ選手6番手。

15分が経過しチェッカードフラッグが振られる中、各車は最後のタイムアタック。
#72大山選手が2分3秒844で4番手で浮上、#21いむら選手も2分4秒132で5番手へ。
しかしこのタイムはイエローフラッグ提示中だったため抹消となり7番手へ。

そして最後にベストタイムを更新したのが2番手#99イノウエ選手で2分2秒305まで短縮。それでも#12渡会選手とは1.188秒と大差がついた。

以下3番手#98下垣選手、

4番手#72大山選手、

5番手#22中里選手、

6番手#2イダ選手という順になった。

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ポールポジション
#12渡会太一選手
(BRM v.Granz)/2分1秒117
「とりあえずポールポジション取れてよかったです。昨日から走行始めたのですけれど、1本目から調子よく走れていたので、今回はなにも不安要素はなく、レースができます。この調子のままで決勝も走れたな、と思います。
路面温度はちょっと低かったですね、タイヤの暖まりも悪かったです。もう1周行っていればタイムを更新できたかな、と思いますけれど、決勝にむけてタイヤ温存の意味もあったので、これでやめました」

予選2番手#99イノウエケイイチ選手
(ワコーズEDニルズ)/2分2秒305
「ちょっと若い子にはついていけませんね(苦笑)。
オーバー50のクラスで頑張ります。
路面温度低くてタイヤ(のグリップが)来なかったですね。決勝にむけては淡々と、レンタカーなのでぶつけないように頑張ります」

予選3番手:#98下垣和也選手(WEST-SOUEISHA-v.Granz)/2分3秒273
「(v.Granzが)一昨日乗ったのが初めてで一周をまとめきれなかったので、ちょっと悔しいところがあります。
タイム詰める余地はまだだいぶあるのですけれど、やっぱり慣れていない。
初めてでクルマの動きが習得しきれてなかったのと、新品タイヤだとリヤが僕の思っていたのより押し気味だったので、うまく曲がれなかったです。(まだまだ伸びる余地がある?)もうちょっと慣れていけば、もう少し伸びるかなと思います」


■決勝

記念すべきもてぎでのv.Granzスプリントレース初の決勝は午前11時40分コースイン。
気温は8度まで上昇し路面もやや暖まってきている状況だ。

 

フォーメーションラップを終え10台がグリッドに戻り、レッドライトが消灯して10周の決勝レースがスタート。

なんとポールシッターの#12渡会選手がスタートをミス。

蹴り出しがにぶく、フロントロウから好スタートの#99イノウエ選手がホールショットを奪いトップで第1コーナーへ。

後方では#98下垣選手、#72大山選手、#22中里選手がもつれ合うようにターンイン、#22中里選手が第3コーナーで#72大山選手のインを突いて4位へポジションアップ。
アウトにはらんだ#72大山選手のインを#2イダ選手が差して5位へ。
スタートを失敗した#12渡会選手だが第5コーナー手前で#99イノウエ選手をオーバーテイク、先頭に立った#12渡会選手はギャップをぐいぐいひろげて、オープニングラップだけで2.177秒の差をつけてグランドスタンド前を通過。

2周目に入っても#22中里選手と#72大山選手のバトルは続き、第1コーナーで#72大山選手がインから#22中里選手をオーバーテイク、
さらに#2イダ選手が第5コーナーで#22中里選手に襲いかかりインから攻略に成功。#22中里選手は一気に6位までダウン。

3周目、#12渡会選手は2分1秒734のファステストラップを出して2位#99イノウエ選手に8.106秒の差を築き早くも独走状態。
追い上げたい#99イノウエ選手だが、#98下垣選手が0.504秒差と詰め寄ってきている。

2位グループは混戦。2分4秒台でペースの上がらぬ#99イノウエ選手を2分3秒台の#98下垣選手、#72大山選手が追い詰める。

ダウンヒルストレートで#98下垣選手が#99イノウエ選手の右サイドに出ると90度コーナーでインからオーバーテイク、2位を奪い取る。
しかし続く5周目の第5コーナーで今度は#99イノウエ選手が2位を奪回する。
V字コーナーでは4位を走っていた#72大山選手が単独スピン、グラベルでストップ。

これで#2イダ選手4位、#22中里選手5位と順位を上げ6位には#8米谷選手が進出。

6周目、2位#99イノウエ選手と#98下垣選手はテール・ツー・ノーズ状態で連なり、
ダウンヒルストレートでは#98下垣選手がプレッシャーをかけ、
90度コーナーではアウト側から仕掛けるがブレーキングでタイヤをロックさせてしまい#99イノウエ選手がポジションを守り切る。

後方では#8米谷選手の勢いがよく、#22中里選手を攻略して5位にポジションアップする。

7周目、#99イノウエ選手と#98下垣選選手が依然として接近戦をくり広げる一方で、
6位に落ちた#22中里選手に勢いがなく、#21いむら選手がこれを仕留めて6位にあがると続く8周目に#8米谷選手も攻略、5位に浮上する。

#12渡会選手はその後もペースを緩めることなくゴールまで突っ走り、2位#99イノウエ選手に25秒の大差をつけてぶっちぎりの優勝を飾った。

2位は#99イノウエ選手。

#98下垣選手はチャンスを見いだせず1.3秒差の3位。

以下4位#2イダ選手、

5位#21いむら選手、6位#8米谷選手という上位になった。

優勝:#12渡会太一選手
(BRM v.Granz)/2分1秒117
「スタートだけちょっとやらかしてしまって。クラッチつなげるタイミングがけっこう難しくて、本番もミスちゃって。その後すぐ(順位を)取り戻せたので、よかったです。
クルマもすごいよかったので、気持ち良く走れました」
ベストタイムを0秒台に入れたかったんで、その目標をクリアできなかったのが心残りですね。
今年はMECに VITAで出るかv.Granzで出るか決まっていないですが、それに向けてのいい練習にもなりました!

2位:#99イノウエケイイチ選手
(ワコーズEDニルズ)/2分2秒305
「スタートだけよくて。いいところはスタートだけでした笑
クリーンなレースでしたね。面白かったです。
ジェントルマンも楽しめるもてぎv.Granzだと思います。
10月のレースについてもこぞってみなさまエントリーください♪

3位:#98下垣和也選手
(WEST-SOUEISHA-v.Granz)/2分3秒273

初v.Granzレースでしたが、最高に楽しめました!
2位争いでバトルもできたんで、レースとして楽しめました。
もてぎのv.Granzは、スリックタイヤのブレーキのリリースのやり方などの練習になるので、
スリックの箱車などのレースにはかなり役に立ちそうですね!
表彰台にまで乗れて最高に楽しい週末でしたね!

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v.Granzもてぎ開幕戦は、ジェントルマンの素晴らしい走りの中、見応えのあるレースとなった。
またスリックタイヤのv.Granzで走ることにより、もてぎコースの新しい魅力を知ることも出来た。

『ローコストでモータースポーツを』
ラフに走れるコースだからこそ、本物のスキルを身につけることが出来る。
『スリックタイヤを使いこなす』
また一つ、楽しいメニューが見つかりそうだ。

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もてぎでのv.Granzレース、次戦は10月20日に予定されている。