VITA CLUB 三重県鈴鹿市のレーシングカーコンストラクター

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十勝VITAシリーズRd.2
2023/07/09 レポート

北海道クラブマンカップレース第2戦
6/18
VITA Rd.2

完全復活の佐藤元春選手、
2戦連続のパーフェクトウイン達成!!

北海道のベストシーズンといえる初夏6月、
VITAレースも「十勝晴れ」という好天のもと、シリーズ第2戦を迎えた。
そして今回も強さを発揮したのが佐藤元春選手、後続集団の混戦をよそに、またもポールto ウインを果たしたのである。

<公式予選>

✨鬼塚さん
おかえりなさい
待っていましたよ!
またお会いできて嬉しいです♪

女性ドライバー
#779 TBR VITA #779 
関亜由美選手

頑張ってます♪

予選開始のアナウンスが流れると同時に、真っ先にピットを出て先頭に並んだのが開幕ウイナーである佐藤元春選手。
通常はチームメイトのスリップを使ってタイムを上げるのだが、今回は単走のままアタックを続ける。
すぐさま1分31秒台でトップに立つやそのタイムを維持し続ける。

「単走のまま本来クルマが持っているポテンシャルを引き出そうと走りました。それは達成できたし、これが決勝でも行かせると思います」と佐藤選手。

2番手につけたのは大島良平選手だが、思うようにタイムが上がらない様子。
「エンジンを乗せ換えたんですが、まだアタリが出ていたい状態。とにかく走行距離を稼ぐための予選でしたから、よく2番手に残れたと思いますよ」と言う大島選手、強い日差しが照り付け、路面温度が上昇したためタイヤのグリップが変わった事と、気温も高くエンジン効率が低下したせいもあったのだろう。

3番手は「細かいミスもあったし、ここ一発に賭ける走りができなかった・・」と言いながらも村上泰規選手が上がる。

一時は2番手に上がり、好調を維持する坂本幸照選手だったが、「かなりタイヤが滑りましたね、気温のせいかもしれませんがコースオフ寸前の時もありましたし、完全じゃありませんでした」と結局は4番手、

久しぶりに登場の四倉悠聖選手は5番手。

今回が初出走で「十勝は他のサーキットより路面グリップが低いような気がして、万全のアタックじゃありませんでした」と言う上野大哲選手が6番手と、その活躍が期待される予選アタックとなった。


<決勝>

ポールポジション
#12 恒志堂レーシング
VITA12 号機 
佐藤元春

2番手
#778 TBR VITA #778 
大島良平

3番手
#77
足立眼科十勝スクールMRC VI 村上泰規

4番手
#17 十勝スクールY’S ナオト幸伸建設VI l 
坂本幸照

5番手
#6 HOC 日本平中自動車足立眼科VI 
四倉悠聖

6番手
#11 恒志堂レーシングVITA11 号機 
上野大哲

7番手
#310 恒志堂レーシングVITA310 号機 
浅井康児

8番手
#910 恒志堂レーシングVITA910号機 
工藤大祐

9番手
#30 十勝R スクール足立眼科i ma g eVI 
鬼塚益生

10番手
#516 恒志堂レーシングVITA516 号機 
市川篤

11番手
#61 HDC 日本平中自動車VITA 
平中繁延

12番手
#779 TBR VITA #779 
関亜由美

13番手
#129 足立眼科ミドリ罰剤十勝スクールVI 
梅田和志

14番手
#48 足立眼科さくら&ひかり十勝R スクール 
山口琢美

 


シグナルタワーのレッドランンプが消えた途端、見事なダッシュで先陣を切ったのはポールの佐藤選手だったが、そこからの加速が全く伸びない。
「3速に入らず、クラッチを踏み直して再度3速に入れたんですが、次々に抜かれてしましました」と第1コーナーをクリアする時には4番手までポジションを落としていたのである。

代わってホールショットを奪ったのは、2番グリッドから直線的に加速していった大島選手。
しかし、そのアウト側からは坂本選手が並びかけ、さらにそのアウトには村上選手と、まさに先陣争いは大混戦となる。

オープニングラップを終えてメインストレートの戻ってきたトップ集団、先頭は坂本選手がキープ。

そのまま5周目まではトップを守るのだが、大島選手とのバトルの中で姿勢を乱してスピン、大きく順位を落としてしまう。

これでトップに立った大島選手だが、その背後には早くも佐藤選手が忍び寄ってきていた。

2番手キープを目指した大島選手、「やはりクルマが完調じゃなく、自分が思うような走りができませんでした」と、決勝では強みを発揮する浅井康児選手や、初出場ながらようやくコースに慣れてきた上野選手にも先行を許し4位まで落ちてしまう。

一旦トップに出てしまうとそこからは無類の強さを見せる佐藤選手、見る間にリードを広げてゆく。

それを追いかけたい2番手グループだが、大接戦の中でとてもその余裕はなく、佐藤選手の逃げ切りを許してしまい、気が付けばトップ3を佐藤選手が率いる恒志堂レーシングが独占していたのである。

 


レース終了後、互いの健闘を称えあうのはいつもの光景。
レースが終わればすべてを水に流しノーサイドとするのはスポーツの神髄であろう。

とはいえ、レーシングスポーツも勝負事であり、時にはそれを「時の運」という厄介者が左右することがある。しかし、その「運」を引き付けるのも「実力」のうちである。

今回のウイナーである佐藤選手がよく口にする言葉のひとつが「練習は嘘をつかない」である。
実力を身に着けるには練習と研究しかないわけで、それを誰より積み重ねてきた恒志堂レーシングの面々に今回は「勝利の女神」が微笑んでくれたのだろう。


決勝終了時コメント

1位#12 佐藤元春 「スタートでミスしてしまいました。3速に入らず、入れ直しているうちに大きく順位を落としてしまいました。でもそこであわてずに落ち着いてレース展開をみました。順位は落としましたが順次抜いてゆけばいいのですから。それが功を奏してトップに立てました。
さらに、我々のチーム、恒志堂レーシングが表彰台独占ですからね、それが何よりうれしいです!」

2位#310 浅井康児 「久々のバトルで楽しかったですよ。プッシュするばかりじゃダメで、確実に抜いてゆこうと思いました。
前走車の走りを分析して、どこで抜けるか考えながら走りました。2位争いが激戦でしたからトップには逃げられましたが、まあいいレースが出来たと思います。」

3位#11 上野大哲 「スタートはうまくいって2番手に上がれましたが、そこから何度かシフトミスを繰り返して後続に追いつかれてしまいました。
スリップを使われないようストレートでは後続をしっかり見ながらラインを考えました。でもやはり無理できない走りだったんで、セッテイングを見直さないといけませんね。」

4位#778 大島良平 
「この1~2年は常に表彰台に上がっていましたからね、この4位という成績は久しぶりですよ。悔しいですね。
スタートでトップに出られたんですが、前を走る坂本(幸照)さんがミスしたのを避けようとして次々抜かれてしまいました。あのバトルの中ですから順位挽回は難しかったわけで、とにかく悔しいです。」

5位#77 村上泰規  
「接戦バトルのせいもあって瀬戸際の強さを出せなかったですね。もっと自分を前面に出して走らなくてはいけないのでしょうが、それができなかった。
ストレートで追いつかれて、また抜きに行くという連続で、とにかくあの接戦バトルはツラかったですよ。」

6位#910 工藤大祐  
「予選が8番手でしたから、少しは順位を上げられましたが、もっと上位を目指していましたし、あきらめずに走りました。大混戦の中、常にドキドキのレースでしたし、そのバトルは楽しかったですが、レースの怖さも知ることのできたレースでした。」


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