オートポリス ゴールドカップ第 1 戦
2023.3/26
🏁レースレポート(決勝)
決勝は霧の影響で 2 周減算の 8 周で行われることとなった。
スタート進行時には雲の切れ間から光が差しはじめたものの、コースはハーフウェット状態で決勝スタートとなった。
シグナルブラックアウトと共に全車が一斉に 1 コーナーへ向け駆け出した。
1 コーナー手 前でアクシデントが発生したが、 幸いにも全てコースに復帰することができた。
トップの坂本選手は 1 周目から後続を離す展開に。
番手の石川選手を先頭に小串選手、阿部選手、首藤選手、佐藤正弘選手、が隊列を成して続く。
2周目、1コーナー手前で5番手の首藤選手の後ろにピタリと付いた佐藤正弘選手が1コー ナーでインを突きオーバーテイクに成功。抜かれた首藤選手もピタリと喰いつく。
3 周目に入ると 13 番手スタートだった飛田選手が 7 番手までジャンプアップその後ろにテ ツ清水選手が続く。
5 周目に入ると江本選手を先頭に山浦選手、嶋田選手、稲垣選手、嶋田選手、SUNDAY 選 手、西山選手、三浦選手、佐藤幸記選手、前田選手と大きな隊列が形成された。
6 周目、前半から続く 2 番手の石川選手と小串選手の攻防がより一層激しさを増す中、5 番 手の佐藤正弘選手に 6 番手の首藤選手が第 2 ヘアピンでインを突き 5 番手に浮上。
トップの坂本選手は 8 周を危なげなく走り抜け、初参戦ながらポールトゥウインを果たし た。
5 番手に上がった首藤選手の勢いは止まらずファイナルラップで前を行く阿部選手のミス を突き 4 番手に浮上。抜かれた阿部選手も必死に喰らいつく。
終始攻防戦を繰り広げてい た 4 台だったが、それ以降は順位が変わることなくチェッカーを受けることとなった。
4 番手スタートの三浦選手はスタート直後のアクシデントで大きく後退し 13 位でフィニッ シュ。しかし 7 周目で 2 分 08 秒822 と唯一の 8 秒台を叩き出しファステストを獲得。
チャンピオン有力候補としての存在感をタイムで示してみせた。
［オートポリスの魅力］
チェッカーを受けたマシンたちは、
ピットロードでたくさんの拍手を受ける。
✨心が一つになる瞬間。
モータースポーツをやってて良かった！
そしてパドックエリアに戻ってきた選手たちは互いの健闘を称え、今回レースが開催でき たことへの喜びを分かち合った。
霧の影響で危ぶまれた開幕戦だったが、レースが開催され全車が無事にチェッカーフラッ グを受けたことが何よりも喜ばしい。改めてモータースポーツの楽しさを実感した一日だ った。
🏆 優勝#12 坂本 秀平選手
（C.O.B K-CART）
「正直まだ実感がないんですよね。だから 100 パーセント喜べないというか。なんだか夢 のようです」
「(レースについては?) 初めて出たレースなのでタイヤのタレが未知数で、後半がとにか く難しくてあまり良い走りができなかったですね」
「(C.O.B チームの皆さんに優勝を褒められた?)それがですね…。予選でポールを取った 後に撮影して下さった時、一番のポーズの指の角度が気持ち悪いと…。もう少し真っ直ぐ 人差し指を立てろと、まず説教からでした(笑)」
🏅2 位 #74 石川 敏郎選手
（IMサポート☆K2☆VITA）
「速い人(小串選手)が後ろから来とったですけんね。『あぁ来たなぁ』って(笑)。
で、お互い に強い部分と弱い部分が分かるんですよ。
それで弱い部分を攻められはじめたんで横に並 ばれるくらいなら(スペースを)閉めた方がいいと。だからなんとか逃げ切れたんですよね。
小串選手がフェアな勝負をしてくれたからこそですね。本当に感謝してます」
🏅3 位 #445 小串 康博選手
（T.M.R OGUNET☆WOODY445☆TMR）
「まずは僕が一番望んでいた表彰台に上がれたので良かったです。
しかし、石川選手を攻 略できなかったことは課題だなと思いましたね」
「何度か仕掛けて少し接触もありましたが、石川選手にはすごくフェアにレースをして頂 きました。無理に行くのではなく、相手がミスをするよう仕掛けたのですが、そこはやは りベテラン。僕のトリックに引っかかってもらえなかった(笑)」
「(ポイントを獲得できた) これが一番大きいですね!今年のシリーズも頑張ります!」
✨4 位 #91 首藤 哲也選手
T.M.R ジェットの建売☆LBJ/TMR
「(後半怒涛の追い上げについて) あと 2 周あれば(オーバーテイク)いけたかもしれません ね!(笑)。
スタートの混乱を避けた時に 2 台くらいに抜かれたんですけど、抜かれた後、仕 掛けるけどなかなか抜けなくて…。
それからずっと(5 台で)数珠繋ぎ状態だったんで観てる 人達も楽しんでくれたと思います」
✨5 位 #39 阿部 貴一選 手
SH-R MOTORSPORTS ACRE☆岡上電機☆SH-R☆VITA「大変なレースでしたが開催されて本当に良かったです。抜ければペースはあったんです が、VITA はなかなか抜けなくて(笑)」
「首藤さんが迫ってきた時、普段なら 4 速でいくところを 3 速に入れてしまって。最後の 最後でミスしてしまいました。まぁあのままクラッチを繋いでいたらエンジンブローしち ゃうのでしょうがない。自分のミスです」 「今日のレース、すごく接戦だったので次回のレースも大変になると思いますね」
✨6 位 #500 佐藤 正弘選手
SH-R MOTORSPORTS 玉井車輛☆アクレ☆ビーブランVITA
「とにかくスタートした後、あの集団に付いていけばどこかでチャンスがあるとは思って ました。
あまりタイム差もなかったと思うのでじっくりと付いていったんですが、まだあ の上位陣を抜けるテクニックがなかった(笑)」
「(レース開催について)いやぁ本当に良かっ た!みんな諦めていたからね。開催されたことだけでも嬉しい!」