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CS2鈴鹿Rd.1レースレポート
2023/03/01 レポート

2月24(土)25(日)、鈴鹿サーキット。
クラブマンレースRd.1が開催された。

CS2クラスはv.Granzがデビューして2年目のシーズンを迎えた。
参加16台中、v.Granzが13台を占めるようになり、マシンの更新が進んでいる。
残り3台は旧タイプのWEST16Cだ。
『v.Granz』の販売台数が40台を超え、ドライビングスキルアップにと、鈴鹿・富士での練習走行も増えてきた。

今年はMEC120耐久レースで
富士・もてぎ・OKAYAMAに『v.Granz』が参戦する。

 

今回の目玉は
まずやはりVITACLUB賞(ポイントが最も多かった)で今回シートを手にした
大八木龍一郎選手(WEST-v.Granz)

『旬の男』は、今回VITAとのダブルエントリーとなる♪


[予選]

公式予選は午後1時25分から始まった。鈴鹿は雲間から太陽が顔をのぞかされるものの、ストレートに対してフォローの強い風が吹き肌寒い。
 予選開始と同時に各車コースインするが、集団が2周目に入ったところで、1台のマシンがS字でコースアウト。タイムの計測前に、早くも赤旗が提示された。

 

 予選は36分から残り15分56秒で再開される。

ここでトップタイムを出してきたのは2分14秒447で
大八木龍一郎選手(WEST-v.Granz)
大八木選手は徐々にタイムを縮め6周目に13秒995を出すと2位に上がってきた入谷敦司選手(A-PEX 16C)を0秒3ほど離してチェッカー前にピットイン。

大八木選手のポールポジションは安泰かと思われたが、直後に2分14秒029を出した
成瀬茂喜選手(ABBEY RACING)2位に浮上。
しかし成瀬選手の追撃もここまで。
0秒034差で大八木選手がポールポジションを獲得した。

3位には14秒156と若干タイムを伸ばした入谷選手が入った。

大八木選手は昨年、一昨年と鈴鹿のVITAシリーズのチャンピオン。このクラスでも速さを見せつけた。

成瀬選手は過去、全日本F3選手権に出場経験もある大ベテラン。59歳のときに30年ぶりにレースに復帰し、今年63歳。昔取った杵柄は伊達ではない。

3位に入った入谷選手は旧型のWEST 16Cを駆る。
このポジションは大健闘と言えるだろう。

4位には、2分14秒300で関正俊選手(グラック)が入った。

5位には、2分14秒337で濱野隆一選手(リクエストワイズ with スキルスピード)が入った。ここまでがポールポジションから0秒342に収まる激しい予選となった。

6位には、2分14秒708でいむらせいじ選手
(オートルックV.GRANZ)が入った。
決勝は26日、午前9時55分より8周で争われる。上位陣のタイムが拮抗しており予断の許さないレースとなりそうだ。

ポールポジション 
#2大八木龍一郎選手(WEST-v.Granz)
「フロントの熱の入りが悪くて、発動するまでに時間がかかるんです。その間に赤旗も出て、変に内圧が上がってしまって、思ったよりタイムが上がりませんでした。決勝はみなさんうまいので気を抜かずに行こうと思います」

2位 27号車・成瀬茂喜選手(ABBEY RACING)
 「セッティングは決まっていました。あとはタイミングで、途中詰まったりしてたので、クールダウンを兼ねて多少間合いを取りながら、まぁ、うまくいきました。
2位というポジションよりも目標タイムの13秒台に入りたかったので、それが悔しいです。決勝はなりゆきで安全運転でがんばります。

85年のFJのチャンピオンで、86年にF3までいって、そこで引退しました。
59歳から30年ぶりに復帰して今年デ63歳です。VITAに乗っていましたが体力的に大変で、
v.Granzはパドルで楽だし、乗りやすいいいクルマだと思います」

3位:#58入谷敦司選手(A-PEX 16C)

鬼コーチにたくさん指導してもらいながらで、やっとまとめられたって感じですね。
先週の練習でも1コーナーの入り方がだめとか、それ以外の走らせ方とかもダメだし食らって取り組みました。

メインレースはフェラーリチャレンジ乗ってますけど、断然CS2の方で練習しまくってますね。ライトウェイトでとても楽しい車ですよね。

4位:#9関 正俊選手(グラック)

予選はうまいことまとめ切れなかったですね。3秒台は入れると思ってたんだけど。。。
もうちょっと行けるところとか、修正点が色々と見つかったんで明日はそこを取り組みたいと思います。

『VITAからのステップアップですけど、v.Granzは乗りやすくて楽しいですね!』
関選手は今回『v.Granz』デビュー戦。
奥本選手も応援に駆けつける♪

5位:#25濱野 隆一選手
(
リクエストワイズwithスキルスピード)

もうちょっと行きたかったんですけど、気持ちが先ばしっちゃてうまいことまとまらなかったですね。まだ勝つには実力が足りてないと思いますが、決勝頑張ります!

S-FJから『v.Granz』へステアリングを変える。
やはりその速さは本物。

6位:#21いむらせいじ選手
オートルックV.GRANZ
ディフェンディングチャンピオン

アタックするところでトラフィックにかかっちゃってうまいことまとまらなかったです。
去年の最終戦でクラッシュしちゃったんで、まだ行き切れてないとこもありますね。
ポジション的にも厳しいけど、決勝はそれなりに頑張ります。


今回CS2デビュー2人目]
#124 AKITA選手(ABBY RACING)

フェラーリオーナー。
ドライビングを『v.Granz』でスキルアップ!

🎤(デビュー戦はいかがでしたか。)

初めてのv.Granzレース予選でしたけど、
なんだろうな〜すごい難しかったですね。
昨日ウェットコンディションで走っちゃったので、自分の中での限界が下がっちゃってNEWタイヤのところに持っていくのが苦戦しましたね。
そこに慣れていくので段々タイムは上がっていたんですけど、タイヤの一番いい時は過ぎちゃってたんでまとめ切れなかったという感じですね。

明日のレース、まずは完走して楽しみます!

いつも爽やかな笑顔でPITが明るくなります♪
ありがとうございます。 そして
お隣のお友達がこれまたすごい

歌手の『中澤卓也』さん。
『シンガーソングドライバー♪』

ナント!
2023年、
富士FCR-VITAに全戦エントリー
されます🏁
楽しみすぎます✨

🏎💨

有名な東京『リストランテ・カルミネ』のシェフ。
#7コッツォリーノカルミネ (nonno pizza with abbey)さんもエントリー。
ありがとうございました。


またこの方もVITAとv.Granz両刀使いで
今回がv.Granzデビュー戦となった。
#31OOKA選手
『普段ポルシェレースですが、VITAは基礎。v.Granzはタイヤの使い方を学べます。
両方乗りたいですね』
ラジアルとスリックタイヤの違いはあれど、共通することはたくさんあってVITAで1年間頑張ってきた事がv.Granzにも繋がりますね。

これからはv.Granzが中心になっていきますけど悩んだらVITAに乗ってみてと、
上手に使い分けていきたいと思います。

*****
エンジョイ♪モータースポーツ!


[決勝前]paddock

 


[決勝]

2月26日
鈴鹿サーキット

午前9時55分、CS2決勝のフォーメーションラップが始まった。
トラックはドライ。
鈴鹿は未明に小雨が落ちたが、朝方からは東の空に太陽が顔を出した。しかし西の鈴鹿山系の上空には雪雲が広がり、そこから吹き込む風が冷たく、極寒の気候となった。


1周を回って各車グリッドに着くが、5番グリッドからスタートする、いむらせいじ選手(オートルックV.GRANZ)がゆるゆるとストレートを駆け下り、ピットウォール側にマシンを止めた。
ここでいむら選手は決勝をスタートすることなくリタイア。
マシンの排除のため、スタートはディレイ。もう1周フォーメーションラップが行われ、周回数は8周から1周減算され7周で争われることとなった。


[決勝スタート]

ポールポジションの大八木龍一郎選手(WEST-v.Granz)よりも抜群のスタートを切ったのは2番グリッドの成瀬茂喜選手(ABBEY RACING)で、トップで1コーナーに向かう。

しかし大八木選手は2コーナーで成瀬選手がアンダーを出したのを見逃さず、インに飛び込むとS字入口でアウトからかぶせ、早くもトップに立った。

トップに立った大八木選手は盤石。後続を突き放しにかかり、1周目に2位の成瀬選手を14離すと、その後も徐々にリードを広げる。

2位に落ちた成瀬選手だったが、大八木選手には追いつけなかったものの
3位以下よりペースは良く安定した走りを見せる。

終盤には単独走行となり、この順位でゴールを迎えた。

4番グリッドからスタートした関正俊選手(グラック)は、スタートで入谷敦司選手
(A-PEX 16C)を横目に3位に上がると、後続との差を徐々に広げながらコンスタントにタイムを維持。

デビュー戦ながら見事3位表彰台をものにした。

 5番グリッドからスタートした濱野隆一選手(リクエストワイズ with スキルスピード)後続と4位争いを繰り広げていたが、5位以下の混乱で一気にリードを広げると順位を脅かせることなく4位でゴールした。

スタートで5位に上がったのは、7番グリッドの松本吉章選手(ABBEY RACING)。
得意の好ダッシュを決めた。

入谷選手、伊藤豊選手(楽しく走ろう伊藤ファミリー)、吉村一悟選手(NEXSEED v.Granz)、OOKA選手(G-TECH)、K.K選手(ABBEY RACING)らと5位争いを繰り広げていたが、
2周目のデグナーで姿勢を乱しハーフスピン。
後続がうまくよけ接触はなかったが、これで順位を9位まで落とすこととなった。

これで5位に上がったのは入谷選手。

しかし5周目の1コーナーで伊藤選手が入谷選手をオーバーテイク。6位に後退してしまう。

入谷選手も気落ちすることなく伊藤選手に食い下がりデットヒートの見せ場を作る。

しかしそのまま伊藤選手が5位をキープ。入谷選手が6位でゴールを迎えた。

7位争いは吉村選手、OOKA選手、松本選手で繰り広げられていたが、残り2周スプーン入り口で迫ってきた松本選手がOOKA選手をオーバーテイク。
その後ファイナルラップ1コーナーで松本選手が吉村選手に勝負を仕掛け7位に。吉村選手は無念のオーバーラン。
それを交わしたOOKA選手が8位にポジションを上げる。

ファイナルラップ9位吉村選手の背後にはAKITA選手(ABBEY RACING)が迫ったが、かろうじてかわし吉村選手が9位、AKITA選手が10位でゴールを迎えた。

そしてトップを独走する#2 大八木龍一郎選手は、
最終ラップの7周目にはただ一人、213秒台に入るこのレースのファステストをたたき出し、後続を36離し開幕戦を制した。


 

🏆優勝 大八木龍一郎選手(WEST-v.Granz)
 スタートをミスしましたが成瀬選手が2コーナーでアンダーを出したみたいだったので、迷わずインに入ってS字の外側からパスできました。そこからはちょっと失敗したら追いついてくる距離感だったので、ミスしないようにペースを上げてきました。予選よりいいペースで走れていて最終ラップは13秒台に入りました。


🏅2位:成瀬 茂喜選手

スタートばっちりだったんですけど、フォーメーションが2周あったからタイヤは結構あったまってるかなと思って1コーナー頑張ったら案の定2コーナー全然行けずにやられちゃいました。。。
そこからは下島コーチの顔が浮かんできて、スタート前の「絶対無理しちゃダメですよ」という言葉通りに走りました。

でも大八木選手は上手いですね。おじさんなんで3周目くらいから体力的にもきついところもあったりで、この結果が限界だったかもしれません。
次回は勝てるように頑張ります!

いつも応援団が心強い♪
モータースポーツはかっこいいのです🏎💨
たくさんの方が遊びに来てくれますように

🏅3位:関 正俊選手

みんながサポートしてくれたおかげでなんとか表彰台取れました。
今日は天候も良くて気持ち良く走れました。

VITAで練習してきたことがちゃんと繋がって、v.Granz乗って練習したらまたVITAにも繋がりそうです。
とりあえず3位になれて良かったです。

4位:濱野 隆一選手

今日はとりあえず完走を狙っていたんですけど、4位取れちゃいました。

レース中も力が入り過ぎて間違えてスプーンで2速まで落とし過ぎちゃったりとか、色々なところでミスばかりです。。。

次戦は表彰台に登れるように頑張ります!

5位:伊藤 豊選手

今回スタートディレイになった時に、何が何だか訳わからなくなってよくわからない中スタートしていってぐちゃぐちゃしていたら入谷選手とバトルになって気づいたら5位になってました。

自分でもあんなにバトルができるってことにも驚いちゃってすごい嬉しいですね。

これまでにVIVACEでレースしていた頃に表彰台乗った事あるけど、今日のリザルトはそれ以上に嬉しいです。

まさか今日こんないいレースができると思わなくて、ほんとみんなに感謝しています。

これからも頑張りますよ!

 

‘23鈴鹿クラブマンCS2クラス
第一戦が開催されました。
全車見どころのある良いレースでした。
昔大活躍した人。ずっと車を愛してきた人。
今、車が大好きな人。
ここはそういう人たちが集まる特別の場で、
笑顔が集まる社交場でもあります。

0.1秒でも早く走らせることが難しくて楽しい。
そんなエネルギーの集まる空間だから
ここに来ると元気をもらえます。
あまりにも皆さんが素敵だから
モータースポーツがますます魅力的に感じました。

『モータースポーツを続けてほしい』

走ることでも、作ることでも、触ることでも良いから
車を好きであってほしい。
それはたぶん、人生が2倍楽しくなるから。

VITA CLUB.