岡山チャレンジカップ第3戦
WEST VITA
2022年5月15日 岡山国際サーキット
今回は富士スピードウェイのFCR-VITA第1戦2時間耐久レースと重なったこともあり、16台のエントリーと、少し寂しい台数での開催となった岡山チャレンジカップ第3戦。それでも注目のドライバーが多く参戦してきた。
VITA初レースとなった岡山開幕戦でデビューウィンを果たした19歳
#0 小川涼介選手(MOLECULEモノコレ萬雲塾VITA)
開幕戦2位で、打倒小川選手に燃えるベテラン
#75 清水康友選手(カーブティッククラブ☆Trace☆渡海)
第2戦2時間耐久で優勝した
#16 青合正博選手(TEAM HERO’S 渚 VITA)
他にも錚々たるメンバーが岡山国際サーキットに集まった。
《公式予選》
予選はドライコンディション。15分間のセッションが始まると16台が一斉にコースインしていった。
計測1周目は清水選手が1分49秒101でトップタイム。
2周目には1分48秒080までタイムを縮めトップをキープした。
#46 長田茂久選手(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)が1分48秒262で2番手。
小川選手が1分48秒384で3番手。
これに関選手、
#66 中西亮平選手(BASIS RACING☆NAMS)が続いた。
3周目は長田選手が1分47秒486を記録してトップに浮上。
4周目は、関選手が1分47秒488と100分の2秒差の2番手に上がってきた。
そして計測5周目、残り3分半となった時点で関選手が1分47秒250を記録してトップに。
しかし最後のアタックで小川選手が一気にタイムを縮め1分47秒063を記録。
最終的にこのタイムを破るものは現れず、
✨小川選手が開幕戦以来のポールポジションを獲得した。
2番手:関選手は計測5周目に記録した1分47秒250
3番手:長田選手は計測3周目に記録した1分47秒486
4番手:清水選手、
5番手:青合選手、
6番手:#14 下垣和也選手(SOUEISHA-VITA)と続いた。
<予選トップ3コメント>
ポールポジション
#0 小川涼介選手(MOLECULEモノコレ萬雲塾VITA)
1分47秒063
「路面の状況が金曜日からどんどん変わってきているので、序盤は様子を見て最後に一発アタックしました。トップで終えれたのは良かったのですが、1分46秒台を目指していたので、少し及ばず目標完全達成とは行きませんでした」
予選2番手
#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)
1分47秒250
「とてもいい場所で、自分のペースで走ることができたのでいいタイムを出すことができました。決勝レースは安全運転で、今の位置をキープできたらいいなと思っています」
予選3番手
#46 長田茂久選手(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)
1分47秒486
「単独で走れたので良かった。序盤にタイムが出せて、あとはちょっとグリップが落ちていった。決勝レースは周りに猛者ばかりいるので、ついて行けるように頑張りたい」
《決勝レース》
10周の決勝レースも完全なドライコンディションで行われた。
ポールポジションの小川選手はスタートを決めてトップをキープ。3番グリッドの長田選手が2位に浮上してきた。
6番グリッドの下垣選手も順位を上げ7位に。8番グリッドの#57 武連良治選手(TBR RAYBROS VITA)もスタートで1つポジションを上げて7位に、12番グリッドの#41 首藤哲也選手(ジェットの建売☆LBJ/T.M.R)も11位にポジションを上げてきた。
3位となった関選手は長田選手にぴったりとつけ、2周目の1コーナーでオーバーテイク。自身のスタートポジションの順位を自力で取り戻してきた。
下垣選手は2周目にも前を抜いて、これで2ポジションアップの4位に。その後ろでは青合選手と武連選手がサイドバイサイドのバトルをするなど、各所で激しい戦いが行われた。
トップの小川選手は、徐々に関選手との差を広げながら独走体制に。関選手も長田選手との差を広げながら、2位独走の状態となった。
しかし3位以下は大接戦。3位から8位までが数珠繋ぎになる場面も見られた。
その中で光る活躍を見せたのはスタートで7位に上がった武連選手。2周目から青合選手と激しいバトルを繰り広げ、5周目に6位に浮上。そしてついに、残り2周で5位まで上がってきた。
また清水選手も一旦5位まで落ちたが、7周目に4位を取り戻し、前を行く長田選手との差を徐々に詰めていった。
後方では11位争いを繰り広げた首藤選手と#106 中川徹選手(Giddy Up VITA)のバトルも激しかった。このバトルは7周目に中川選手がオーバーテイクを決め、決着が付いた。
最終的に小川選手が後続に3.6秒もの差をつけて優勝。デビュー以来、スプリントでは負け無しの2勝目を飾った。
2位は大きなミスなく最後まで走りきった関選手。
3位は清水選手の猛追を振り切った長田選手で、自身初の表彰台を獲得した。
4位は清水選手。5位は武連選手、6位下垣選手、
そしてファイナルラップに順位を上げた#999 松本匡史選手(m・dent with 萬雲塾 VITA)
#88 MAKOTO選手(まこと君VITA KRS)と続いた。
なお、VITAトロフィークラスは、長田選手は表彰台に乗ったため賞典外となり、6位でフィニッシュした下垣選手が優勝、14位でフィニッシュした#68 サンタガータ上岡選手(KappieRacingReinyan)が2位となった。
<決勝トップ6コメント>
優勝
#0 小川涼介選手(MOLECULEモノコレ萬雲塾VITA)
「スタートはミスしましたが、なんとかトップをキープできてよかったです。今回は最初から後ろを引き離して逃げることができたので、満足しています。反省点もあるので、しっかり直して今後も優勝し続けていけるように頑張ります」
2位
#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)
「スタート失敗してしまったけど、2周目には元の位置(2位)まで戻ることができてよかった。前(小川選手)は速いけど、次回以降食えるように、頑張っていきます」
3位
#46 長田茂久選手(TRACE☆CB☆制動屋おっさんVITA)
「前のペースが落ちなかったので、苦しいレースだった。スタートで抜けたけど、抜き返されてからは追いつけなかった。最後は清水さんが追い上げてきたので、さらに厳しくなったけど、結果3位で初表彰台、嬉しいです。」
4位
#75 清水康友選手(カーブティッククラブ☆Trace☆渡海)
「予選で前に行けなかったのが今回の敗因。もっと予選で上のポジションに行って、決勝を前から戦えるよう、次回頑張ります」
5位
#57 武連良治選手(TBR RAYBROS VITA)
「楽しいレースだった。楽しすぎて1時間ぐらい喋れるよ(笑) 安全に『無傷の完走』をするためにちょっと苦労したけど、なんとかバトルに勝つことができた。今日の点数は80点かな?」
6位
#14 下垣和也選手(SOUEISHA-VITA)
「2台抜いたけど、後半の状況にセットが合わず2台抜かれてスタートポジションに戻ってしまった。後半勝負できるよう、セットを煮詰め直して次に繋げます。」
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『OKAYAMA』
ブレーキングを多用するこのサーキットをマスターすると、
必然的にマシンの限界が見えてくる。
そして鈴鹿でもタイムアタックが楽になる。
岡山出身の鈴鹿チャンピオンが多いのがその例。
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