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鈴鹿クラブマンRd.3VITA
2022/06/12 レポート

鈴鹿クラブマンレース第3戦 クラブマンスポーツ

5月21日・22日 鈴鹿サーキット

 

フルコースの開幕戦、西コースの第2戦を経て、今回の第3戦はシーズン中盤の大切な1戦となる。

現在タイトル争いを繰り広げている昨年のチャンピオン#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)

2019年のチャンピオン#5 中里紀夫選手(SHINSEI MiDLAND C72)

現在ランキング3位の#76 上岡広之選手(ウィニングCB制動屋Trace☆NUTEC)

近年急激に調子を上げてきている#71 大山正芳選手(ダイワN通商アキランドVITA)

#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)
23台がエントリーしてきた。

鈴鹿のいつもの顔ぶれが、パドックを賑わす。

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<<予選>>

小雨が降る予報だったものの、ドライコンディションで行われた予選。

計測1周目は中里選手が2分27秒050を記録してトップに立ち、2番手に#77 遠藤浩二選手(SOUNDKIDS KYOJO)、3番手に#86 山谷直樹選手(CF亜衣NJK神部R☆VITA)、4番手に大八木選手というオーダーとなった。

計測2周目には#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)が2分25秒971を記録してトップに浮上。
中里選手は計測2周目に続き3周目もタイムを更新してきたが、関選手に及ばなかった。

残り6分、ヘアピンで接触があり2台のマシンがストップ。これを排除するために赤旗中断となった。残り時間5分27秒でリスタートしたが、トップの関選手はアタックせず、2番手の中里選手もタイム短縮は果たせなかった。

そんな中、上岡選手が2分26秒489を記録して3番手に浮上してきた。

しかしその直後、#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD 清水炉工業所 01)が2分26秒478を記録して上岡選手を逆転、3番手に浮上し 

大八木選手は今回苦戦して5番手。以下遠藤選手、

山谷選手、

#83 八木智選手(C.A.FIRST京都VITA01)と続いた。

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<<予選トップ3コメント>>

ポールポジション
#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)
2分25秒971
「練習走行から車がいい状態だったので、予選ではいいところに行けると思っていたけど、ポールポジションを取れるとは思っていなかった。
決勝レースは周りがみんな早い人ばかりなので、落ち着いてポジションをキープしたい」

予選2番手
#5 中里紀夫選手(SHINSEI MiDLAND C72)
2分26秒356
「ポジション取りが良くて、序盤にタイムを出すことができた。でも関さんの方が速かった。
昨日が誕生日だったので、60歳最初のレース。いい結果で終わりたい」

予選3番手
#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD 清水炉工業所 01)
2分26秒478
「赤旗前はタイヤを温められなかった。再開後はうまくタイヤを暖めることができて、タイムを出せた。決勝の目標は優勝。初の優勝を目指します」

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<<決勝レース>>

#9 関正俊選手
(チューニングガレージグラック)

#5 中里紀夫選手
(SHINSEI MiDLAND C72)

#6 増本千春選手
(SANNO MST SHIELD 清水炉工業所 01)

#76 上岡広之選手
(ウィニングCB制動屋Trace☆NUTEC)

#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)

#77 遠藤浩二選手(SOUNDKIDS KYOJO)

#86 山谷直樹選手(CF亜衣NJK神部R☆VITA)

#83 八木 智選手(C.A.FIRSTVIOTA01)

#18 巽 雅剛選手
(ClubD’zウエストポイント京都VITA01)

#89 楠戸 芳弘選手
(Bacallan人工知能研究所⭐︎レーシングF

#19小野 耀平選手
(HITMAN⭐︎ANDARE⭐︎制動屋VITA

#12 近藤説秀選手
(高野山恵光院⭐︎和歌山トヨペットVITA)

#17櫻井 貴広 選手(コースレーシングVITA-01)

#71 大山正芳選手(ダイワN通商アキランドVITA)

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《スタート 》9:10 
Weather : Fine   Track : Dry

8周の決勝レースはドライコンディションでスタートを迎えた。

上手くスタートを決めたのは2番グリッドの中里選手で、トップで1コーナーに侵入。
ポールポジションの関選手は3位に後退し、3番グリッドの増本選手が2位に上がってきた。

直後にS字でアクシデントが発生。止まってしまったマシンを排除するため、1周目からセフティーカーが導入された。

3周目にリスタート。トップの中里選手は上手くスタートを決めたが、2位増本選手、3位関選手、4位大八木選手は3ワイドのバトルとなった。激しい1コーナーの取り合いは増本選手に軍配が上がり、関選手、大八木選手がそれに続いた。

2位の増本選手はそのままトップの中里選手に襲いかかり、ヘアピンでついにトップに浮上。しかし中里選手もテールトゥノーズのまま食らいつき、130Rでトップを奪い返した。

この2人の激しいバトルはファイナルラップまで続いたが、中里選手はファイナルラップのシケインも抑えきり、トップチェッカー。開幕戦以来となる今季2勝目を飾った。

増本選手は、鈴鹿では自身最高となる2位表彰台を獲得。

3位には虎視眈々と2位を狙うも果たせなかった関選手が入った。

4位以下のバトルは大混戦。6周目の時点で大八木選手、上岡選手、山谷選手の3人に絞られた4位争いは、

上岡選手が執拗に大八木選手に仕掛け、ファイナルラップでついに逆転。
上岡選手が4位、大八木選手が5位、山谷選手が6位でフィニッシュした。

その後ろの7位争いも激しく、八木選手を先頭に、#18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VITA)、
遠藤選手の3人が入り乱れての戦いとなったが、残り2周で巽選手が7位の座を奪取。

最終的に7位巽選手、8位八木選手、9位遠藤選手の順でチェッカーを受けた。

また、13番グリッドの#17 櫻井貴広選手(コースレーシングチームVITA-01)は4ポジションアップの9位。20番グリッドの#34 Confeito選手(Confeito Sim Club)は8ポジションアップの12位。

リスタート時点で最後尾に落ちていた#89 楠戸芳弘選手(Bacallan人工知能研究所☆レーシングF)は最終的に15位でフィニッシュするなど、各所で起こったバトルの中で、光る走りをみせ大幅に順位を上げたドライバーもいた。

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🏆優勝
#5 中里紀夫選手(SHINSEI MiDLAND C72)
「スタートを決めることができてよかった。60歳の初レースで優勝できてとても嬉しい。還暦チャンピオンを目指して次もがんばります」
→60歳のスタートは良いことが続いているようです♪

 

2位
#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD 清水炉工業所 01)
「大先輩(中里選手)にやられてしまった。トップに立った時は行けるかと思ったけど、甘くはなかった。でも鈴鹿では最高順位なので、悪くはない結果です」

(今シーズンに向けて)
「ここまではあまりポイントを取れていないので、タイトルというのは難しいかもしれないけど、調子が上がってきているので、みんなとバトルできるよう、頑張ります」

3位
#9 関正俊選手(チューニングガレージグラック)
「スタートの失敗が最後まで尾を引いてしまいました。でも3位で終れたことは良かった。反省点はスタートだけ。
次回はスタートを失敗しないように頑張ります」

4位
#76 上岡広之選手(ウィニングCB制動屋Trace☆NUTEC)
「スタートミスしてしまい6位まで落ちたけど、リスタート後に頑張ってなんとかスタートポジションまで戻ることができました。表彰台を目指していたので悔しいですね。次は必ず表彰台に乗りたい」

5位
#1 大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
「先週、富士でオーバーレブさせてしまい、エンジンが本調子じゃなかったのが敗因。しっかりエンジンを直して、次からは輝く走りをみせたい!」→待ってます。

6位
#86 山谷直樹選手(CF亜衣NJK神部R☆VITA)
「予選からひとつ順位を上げてフィニッシュできました。レース中何度かミスがあったのが反省点。ミスを無くして、もう少し上位の人と絡めるように、頑張りたいですね」

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《ピックアップDr.》

#12 近藤説秀選手
(高野山恵光院☆和歌山トヨペットVITA)

『高野山』生きている天空の聖地

平安時代の初めに弘法大師・空海によって開かれた真言密教の聖地。
ここの住職として大活躍されている近藤選手。
その粋な姿があまりにも素敵で、つい手を合わせたくなります

→VITAを乗っての感想は?
「前回よりはいい予選順位になっているけど、まだ3戦目なので、ちょっとずつ慣れていっているところです。
これまで86とかS耐でレクサスとか乗ってきたけど、VITAは難しくて奥が深くて面白いマシンです。
仕事も忙しくなってきたので、これからどれだけ参戦できるかわかりませんが、出れるレースは出て、長くこのレースを楽しんでいきたいです」

宿坊である高野山惠光院は、朝勤行、護摩祈祷、阿字観体験、写経、精進料理などが体験できます。
VITACLUBも是非体験してみたいと考えています。

様々な方がモータースポーツを当たり前に参加する時代になり嬉しく思います。
応援しています

 

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鈴鹿クラブマンRd.3[VITA]
🏆中里紀夫選手優勝です。
『60歳還暦』優勝おめでとうございます💐
年々レベルアップしていく鈴鹿VITAレースを制する!
60という数字。まだまだこれから!ということが立証されました!
[モータースポーツ]=アンチエイジング最適
今週末の鈴鹿MEC120では、47台の戦士たちが
エネルギッシュな姿を見せてくれます♪

乞うご期待♪