富士チャンピオンレース第2戦
FCR-VITA 2H耐久
5月14日 富士スピードウェイ
今では全国のサーキットでVITAのレースが開催されているが、ついに富士スピードウェイでも、6年目にして初めて耐久レースが行われることとなった。
2H耐久として開催され、1〜3名の乗車が可能。
KYOJO-CUPからは、初の試みとしてミックスジェンダークラスも設けられた。
これはもちろん男女ペアで参加するチームが対象。スタートは女性ドライバーが担当する決まりとなっている。
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その他の主な規定としては、1回に許される給油は20ℓまで。
そして1回の給油につき、ピットロード入口から出口までの通過時間は3分間とされ、これを満たせなかった分だけペナルティストップが課せられる。
もちろん、給油中の作業は一切禁止で、その最中にはドライバーが乗車していてはならない。
一方で、ピット回数の義務づけはないので、給油回数を減らすべく燃費重視で走るか、あくまでスピード重視で走るか、そのあたりも勝敗の鍵を握りそうだ。
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『安全給油缶の取り組み』
VITA耐久レースが全国で盛り上がる中、安全給油缶の導入がスタート。
トップカテゴリー参戦チームなどを中心に、
早くも20台のマシンが起用。
各チームの意識の高さを感じました。
『安全に耐久レースを』
これも重要な『計画の戦い』で、今後さらに強化されて行くと予想されます。
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しかし、集まりに集まった。エントリー総数は、実に43台。上限が45台とされていたから、これはもうフルグリッドにも等しい。しかも、ドライバーの顔ぶれもバラエティ豊富。そんな中でもVITA初レースとなるプロに話を聞いてみた。
まずは服部尚貴選手。鈴鹿クラブマンレースのクラブマンスポーツ常連の、中里紀夫選手と組んでの参戦だ。あまり接点がないような気がするものの……。
「いやいや、中里選手とは、僕がFJ1600をやっていた時、一緒にウエストのガレージで86Jに乗っていてね。だから35年ぐらいのつき合い」
「乗りたいって話をしていたんで『出る?』って聞いたら、『出る!』って。ギャラ払えんけど(笑)」(中里選手)
「ノーギャラです(笑) 昨日(金曜日)に初めて乗って、まだドライ一回も乗ったことないの、ずっと雨で。
パワー的には手頃なんだけど、どうしても雨だとブレーキのロックしていない部分が伝わって来なくって、難しい部分はあるんだけど、でもバランス的にちょうどいい!」
「ジェントルマンを含めて、楽しむにはすごく最高な車だと思う。
荷重のオンオフで動かして、後ろを動かしたりできるし、車の動きを覚えるマシンとしては、本当に手頃でいい感じだと思います。ドライだと、どこでブレーキ踏んだらいいのか心配ですけど、
今回は基本的に楽しめればと思ってきています」
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続いては片岡龍也選手。ジェントルマンドライバーで、スーパー耐久にも参戦するDAISUKE選手と組んでの参戦だが、実は片岡選手がオーナーなのだ。
「ジェントルマンがトレーニングしている中で、また若手がトレーニングしているのを見ている中で、1台所有してみようかって。
魅力はローコストで、すごく楽しめるし、実際、自分が乗ってみても動きが素直で、自分の操作がそのまま動きに出ちゃう。
だから、オーバーステアもアンダーステアも自分で作ることができるので、非常に教習車としてはもってこい!」
「富士のウェットで初めて走りましたが、かなり難しい。
難しいけどグリップが低いがゆえに、速度域も下がるし、最悪何かが起きてもリスクが低い中で、逆にいろんな経験が積めるのかなって。
ドライバーがどういうところを走るかって考え方で、すごくタイム差が出ますよね。
誰が履いてもグリップするタイヤじゃないところも良くて、しっかりグリップするところを探したり、
荷重のコントロールをちゃんとしないと速く走れないので、スキルの差はちゃんと出ちゃいます」
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そして3人目は、SUPER GTのGT500クラスチャンピオンでもある坪井翔選手。
KYOJOドライバーの斎藤愛未選手と組んでの参戦となった。
「VITAは初めてで、ドライもウェットも初めて。
昨日初めてウェットを走ったんですが、ドライとウェットの差が結構大きいなって印象で、ラジアルタイヤだから、もっとウェットでもグリップするのかと思ったんですが、意外とグリップしなかったので、そこの違和感が難しかったですね。
パワーはないけど、パワーを落としちゃいけない走りをしなくちゃいけなくて、それはそれで難しさはあるけど、楽しいですね。
スリップストリームもすごく効くので、バトルするのが楽しみです!」
「ただ、右手のシフトチェンジって初めてなんですよ。
左手のHパターンは86レースでずっとやっているんですけど。他はパドルですし、いちばん最初に乗ったFCJもシーケンシャルだったので。
Hパターンは初めてで、最初は右手が痛くなるぐらいでしたが、今はもう慣れました」
坪井選手、右手のHパターンが初めて!
それは意外ではあったものの、これからそういうドライバーも増えるんでしょう。プロ3人ともVITAに高評価で一安心。
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《公式予選》
公式予選は計測15分間の一発勝負。しかも走行できるのはAドライバーに限定されている。
コンディションはウェット。すでに雨はやんでおり、後半に路面状態が向上するまで、慎重な走りが必要とされる一方で、そのAドライバーの多くが女性ドライバーであったり、あえてプロドライバーでなかったりするのは、成長を期待してのことなのだろう。
しかし、上位はしっかりプロが占めていた。
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いきなりタイミングモニターのいちばん上に名前を記したのは、阪口良平選手(ムータレーシングVITA)。
計測1周目に2分20秒台に入れると、 ずっとトップのままタイムを縮め続けて、ひとり2分20秒を切る、2分19秒928をマークしてポールポジションを獲得した。
ポールポジション:阪口良平選手(ムータレーシングVITA)
「原点に戻っております(笑)。本当はオーナーに行ってもらうはずだったんですが、ウェットで走れなかったんで、僕が行きました。
始まった頃にはもう降っていなくって、設定の内圧が高すぎて、もう出て行った時に『まずい』と思ったんですが、なんとか20秒が切れてポールを取ることができました。ただ、もう少し周回あったら、やられていたかもしれません。決勝では力を合わせていきたいと思います」
堀田誠選手「阪口選手が頑張ってくれました。でも、僕、だまされてスタートドライバーにされてしまって、それ、いちばん大きなミスじゃないですか(笑)。昨日の雨も走っていなくって、今日来たんですよ、これハメましたよね、みんなが! なかなかの見どころになると思います、1周でどれだけ抜かれるか(苦笑)。でも練習だと思って、頑張ってみます」
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そして2番手につけたのが、片岡選手(TKRI松永建設VITA)。
計測1周目から2番手につけ、その後いったんは順位を落としはしたが、じわりじわりとタイムと順位を上げて、ラストアタックで2分20秒240を記すこととなった。
予選2番手:片岡龍也選手(TKRI松永建設VITA)
「クリアラップが最後の周しか取れなかったので、まぁ、とりあえず面目は保てたかなと思いますが、晴れていたら全然沈んじゃったんじゃないでしょうか。
雨だから人間の差が出たと思うので、個人的には大満足です。VITAっていいトレーニングマシンですが、濡れた中で走るのはアマチュアの方にはハードルが高いし、レースとなると自分の走りができにくくなるので、いい意味で路面はドライアップして欲しいと思います」
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3番手はミックスジェンダークラスで、山本龍選手と組む大竹将光選手(おさきにどうぞVITA☆MIX)。
現在は活動休止中ながら、OTGスカラシップでFIA-F4を戦っていたドライバーが光る走りを見せていた。
計測4周目に2分20秒270をマークし、その後のタイムアップは果たせなかったものの、クラストップにつけて山本選手も大喜び。
予選3番手:大竹将光選手(おさきにどうぞVITA☆MIX)
「いちばん最後の肝心なところでハーフスピンしちゃっていますし、もうちょっと上、狙えたとも思っています。山本選手には『ポール獲ってこい』って言われていたんですけどね(笑)。
路面自体は徐々に良くなって行ったんですが、タイヤがこの気温で、この雨だと、あんまり発熱しないのと、皮も剥き切れていないと思うんです。それで走れば走るほとブレーキとのバランスが悪くなって、ちょっとロックしたりとか後半あったので、真ん中あたりでタイム出せたのがよかったんですけど、ちょっとまとめ切れなかったのが、心残りです」
4番手は父親の富田栄造選手とペアを組んで参戦の、富田竜一郎選手(CPホールディング ワコーズED VITA)が、2分20秒460をマークして獲得。
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5番手はもてぎチャンピオンカップレース第2戦で、衝撃のデビューウィンを飾ったばかりの塚田海斗選手(BRM VITA)が、勢いそのままに2分20秒660を記して獲得した。
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6番手は角谷昌信選手、宮島花蓮選手との3人体制で臨んだ、昨年のスーパーFJ日本一決定戦ウィナーの上野大哲選手(タイヤカスレーシングVITA)が、
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そして7番手は2年ぶりのFCR-VITA復帰となった小西岬選手(RaiseUP ACRE VITA-01)が獲得。
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8番手でようやく
大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾VITA)
が、その名を記すこととなった。
大八木選手は鈴鹿、岡山のVITAチャンピオン。
このポジションには不満と思いきや……、
「鈴鹿でこのポジションだと恥ずかしいけど、富士では初戦ですからね。まぁ、決勝も今後もジワジワっと(笑)」と語るあたり、追い上げに期待がかかる。
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9番手は並木俊貴選手とペアを組む、帰ってきたチャンピオンの武村和希選手(ビーフラット横浜gr VITA)
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10番手はFIA-F4にステップアップを果たしたばかりの奥本隼人選手(ABBEY RACING VITA)
がk.k選手、飯田裕樹選手とともに獲得した。
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総合11番手、ミックスジェンダークラス2番手は猪爪杏奈選手(LHG Racing YLT VITA MIX)が獲得し、
岡本大地選手とペアを組む。
猪爪杏奈選手(LHG Racing YLT VITA MIX)
「レースウィーク通して雨が多かったので、チームとして試していたことがたくさんあって、その中では落ち着いて行けたかな、って思っています。でも、改善ポイントはたくさんあるんですけど、レース中に完璧にできるものではないので、どこが今の自分にできて、どこができないかっていうのを、ちゃんと判断して、できるところは詰めていきたいと思います」
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総合12番手でクラス3位は荻原友美選手(KNC VITA MIX)で、ペアを組むのは小河諒選手だ。
荻原友美選手(KNC VITA MIX)
「みんな最初、ニュータイヤで出ているし、皮剥きしていない状況ではすごく滑るから、ロックさせないよう慎重に走りつつも、タイヤに熱を入れるという難しいところを、ごちゃごちゃ最初は考えながら走って。昨日までに反省点をちょっとずつ積み上げた、という感じではあるんですけど、悔やまれるのは雨量が少なくなった最後に、一発タイムが出せなかったのは未熟な点だと思っています」
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《リザルト》
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《決勝レース》
5/14(土)11:45〜2h
Weather: Cloudy Track: Wet
なんとか決勝レースまでに、路面の水が完全に履けてくれれば……という願いは天に届かず、
セミウェット状態からのレース開始となった。
▶︎ エントリーマシン紹介
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さて、冒頭でピット回数の義務づけはないと触れたが、ウエストレーシングカーズ神谷弦代表によれば、
「1回の給油で45分から50分ぐらい走れるはずですから、どうしても2ピットにはなるでしょう」とのこと。
その計算上では10分から20分程度の余裕ができる格好だけに、あえて均等割せず、ずらしたピットタイミングが、勝敗の鍵を握る要素のひとつだと思われた。
予選後の堀田選手の予想は、残念ながら的中してしまう。
1周のフォーメイションラップの後、1コーナーへのホールショットは決めたが、その先が続かず。あれよ、あれよという間に順位を大きく落としてしまう。
代わってトップに立ったのは富田竜一郎選手で、予選5番手だった塚田選手、上野選手、片岡選手、小西選手、武村選手、奥本選手、そして大八木選手という順でオープニングラップを終える。
早々に8台でトップグループが形成され、先頭を走るのは富田竜一郎選手だったが、5周目の1コーナーで迫ってきた塚田選手ともどもブレーキングで行き過ぎてしまう。
その脇をすり抜けてトップに躍り出たのが武村選手だった。だが、塚田選手と富田竜一郎選手も2番手、3番手は死守して再逆転の機会をうかがっていた。
しかし、8周目からセーフティカーが投入される。コース脇に泊まった車両を回収するためだ。
3周、約10分間にわたって先導が続き、11周目からバトルが再開される。スタートからほぼ30分経過というタイミングに、早くも最初のピットストップを行う車両も。
ミックスジェンダークラスのトップの翁長選手は、ここで給油だけを行ってコースに戻される。
そして大きく順位を落としはしていたが、堀田選手もまた阪口選手に交代。
激しい追い上げが期待されたのだが……。それから間もなく阪口選手はピットに戻ってくる。スタート手順違反のペナルティとして、ドライビングスルーが命じられたからだ。万事休す。
その後、続々と最初のピットストップを行う車両が現れる中、武村選手が依然好調。18周目にはついに塚田選手に対して、1秒の差をつける。
塚田選手と富田竜一郎選手は22周目にピットイン。
4番手につけていた片岡選手も次の周にはピットに戻る。さらにトップの武村選手も24周目に。この時すでにスタートから55分を経過、セオリーどおりの展開ながら、ハイペースでの周回を重ねていたあたりに、感服の念さえ抱かせた。
ところが、1時間を経過してもまだ、ピットに戻らぬ車両もあった。それが山本選手で、1時間1分経過した26周目に、ようやく大竹選手に交代する。
しかし、しかしだ。まだまだ入らぬ車両も!
必然的にトップへ躍り出ていた小西選手が、ようやくピットに入ってきたのが1時間5分経過した29周目。
この2台が1ピットを敢行しようとしているのが、これで明らかになる。
一方、セオリーどおり45分で最初の給油を終え、予想どおり大きく順位を上げていたのが、大八木選手だった。
小西選手の給油後はトップに立つものと思われたのだが、その直前にピットストップ1秒のペナルティが!
3分を要するピットの通過時間が、本当に1秒だけ足りなかったのだ。
「これは完全に僕のミスです」と、レース後に悔しがっていた大八木選手。
代わってトップに立っていたのは塚田選手。
そのペースからは逃げまくってマージンを作ろうとしていたのは間違いない。1分以上にも達してはいたが、それでも十分ではなく……。残り22分となった43周目、2回目の給油を終えると塚田選手は3番手につけるも、先行するのは1ピットの小西選手と大竹選手。そのまま走り続けられるのなら、上位は確定したも同然だ。
しかし、小西選手のペースが鈍り始める。やはり燃費がきついのか?
いや、そうではなかった。バックマーカーを避けようとして縁石に乗ったのが裏目に出て、左リヤの足回りにダメージを負っていた。
これで46周目に、大竹選手が待望のトップに躍り出る。そして、堪え切れずに小西選手は徐々に順位を下げて、
51周目には塚田選手が2番手に、
そして2スティント走行の翁長選手の後を受けた、徳升広平選手が52周目に3番手に浮上する。
チェッカーが振られる2時間目より、数秒だけ早く大竹選手がコントロールラインを通過。これは小西選手にとって、相当悔しく感じられたに違いない。自身は5番手で2時間を走破していたからだ。それがもう1周加えられたことで、8位になってしまったのだから!
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そんな思いを知ってか知らずか、大竹選手は54周の走破に成功、塚田選手に1分12秒差での圧勝となった。
おさきにどうぞVITA☆MIXは、ミックスジェンダークラスとのW優勝ともなっていた。
🏆オーバーオール&ミックスジェンダークラス優勝
✨山本龍選手(おさきにどうぞVITA☆MIX)
「ガスは最後まで保つと、想定の範囲でしたよ。たぶん大八木選手も1ピットで行く作戦だったと思うんですけど、ペナルティでもう1回入っているんですよ。
私が走っている時に前が大八木選手だったので、『ああ、こことの勝負だな』と思っていて。
だからペナルティがなかったら、分からなかったですね。いや、素晴らしい。本当に大竹くんが頑張ってくれました!
これが機会になって、またチャンスになってくれれば。本当にいいドライバーなので、みなさんチャンスをあげてください!」
✨大竹将光選手
「昨日の想定よりも、さらに燃費は余裕持って走っていたんですよ。僕も大八木選手の存在が、いちばん気になっていました。山本さんに、こうやって優勝をプレゼントできて、本当に良かったです」
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🏅2位:✨塚田海斗選手(BRM VITA)
「スタートするんだかしないんだか、よく分からない中、ちょっと出遅れたんですけど、ごちゃごちゃしているところで、うまく4番手まで上がって、さらに前のドライバーがスピンしたんですけど、僕はうまくかわせて2番手まで上がれました。
最後もトップで帰って来られたと思ったんですが、なんか2位だってことで悔しさもありつつ、戦略でちょっと……。ひとりで走り続けていましたから、疲れてはいます(苦笑)。次のレースは、もっと気を引き締めて頑張りたいと思います」
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🏅3位&ミックスジェンダークラス2位
✨翁長実希選手(KeePer VITA MIX)
「路面は予選に比べたら全然行ける状態だったので、すぐ4台抜くことができたんですが、その間にトップ集団が行っちゃったので、第1スティントは追い上げる形になっちゃいました。悔しさはあるんですが、速さでは負けていないので、同じクラスの人と。目指すは速さなので、こういった耐久レースで作戦という面では、まだ足りていない部分もあったんですけど、それを次につなげたいと思います」
✨徳升広平選手「1ピットで走ったチームが勝つなんて、想定していなかったですね、なかなか。僕的には何番手を走っているか分かっていなかったので、常に全力で走るだけでした。もうFCRには耐久ないので、次はあるのかなぁ。他のサーキットで耐久、出るかもしれません」
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そして4位でゴールは、新井薫選手といむらせいじ選手(オートルックVITA01)で、予選こそ18番手だったものの、着実に追い上げてきたあたりは見事の一言。
🏅4位:
✨新井薫選手(オートルックVITA01)
「上出来です、予選順位から考えれば。シングルフィニッシュですから、賞金でまた飲めますね(笑)。
勝ったのは同じチームの人たちですから、最高です」
✨いむらせいじ選手「今日はサポーターなので、助っ人なので。やっぱり、うまく走って1ピット作戦じゃないと勝てないですね。うちらのデータでは2ピットでしか行けないから、ずっとプッシュという作戦でね。たぶん個体差とか燃費差とか、多少そういうのも影響しているのかもしれません。こんなもんじゃないですか、満足しています」
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🏅5位は武村選手と並木選手が獲得。
5位:
✨武村和希選手(ビーフラット横浜gr VITA)
「序盤で前の2台が絡んで外に出たんですよ。どう考えてもオーバースピードだったので、インに陣取っていたら前に出られたって感じでしたね。ちょっとタイムでは厳しいところもあったんですが、うまくバトルをこなして、相手の方への配慮もすごく感じらせるようなバトルができました」
✨並木俊貴選手「コンディションがドライになったり、ウェットになったり、すごく難しいところだったんですけど、なんとかうまくコントロールして、それなりの結果が残せたので良かったです。
元チャンピオンがうまく導いてくれました!」
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そして大八木選手が7位でゴール、あの1秒がなかったら!
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8位は小西選手で「ガソリンは十分足りていました。また一から出直そうと、張り切ってやってきただけに残念です」とは偽らざる本音のはず。
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9位&ミックスジェンダークラス3位
荻原友美選手(KNC VITA MIX)
「この結果に満足っていうか、そうですね、私が速く走れなかったです、それだけ〜!」
小河諒選手「彼女の今シーズンの開幕戦を、表彰台で終えられたので、まぁいいスタートが切れたと思います。もちろん課題としてはたくさんあるので、そのあたりは明日、彼女の本番があるので、そこに向けて準備していくつもりです」
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🏅《10位》
#5 SHINSEI MiDLAND C72VITA
そして10位は服部選手と中里選手が奪って、
✨「予定どおり、すごく楽しめましたよ」と予選20番手からのジャンプアップもあって、服部選手は満足そう。
✨中里選手も「初めて乗って、この結果。さすがです」と感心しきりだった。
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✨《ど真ん中賞》
#977 黒澤道場 with 植田 VITA
YUUKI UEDA選手
TAKUYA KUROSAWA選手
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✨20位
#88 ABBEY RACING VITA
奥本隼士選手
k.k選手
飯田裕樹選手
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✨30位
#610 恒志堂レーシングVITA610号機
兼松 由奈選手
織戸 茉彩選手
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《決勝リザルト》
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FCRーVITA 2H耐久レース。
盛りだくさんレポートです♪
とにかく楽しかった✨
さまざまなドラマがありました。
『耐久は計画の戦い』
『計画を楽しむ』
プロから学んだものは大きく、若手の才能も輝くものがありました。
『お互いを思いやる』
これが耐久の醍醐味です。
さて、6/18、19は鈴鹿2H耐久レース。
今回は『v.GRANZ』もエントリー、参加台数も多くなりそうです。
誰が計画を制するか!楽しみです。
魅力いっぱいVITA耐久レースの写真を集めました。
ご覧ください。
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