鈴鹿クラブマンレースRound 1 CS2
2月27日 鈴鹿サーキット
2022年、鈴鹿サーキットの最初のレースとして、
「鈴鹿クラブマンレースRound 1」が2月27日に開催された。
6シーズン目に突入したCS2における最大の話題は、
新世代マシン「v.Granz」が投入されたことだ。
パッと見の印象は、前作「WEST 16C」と大差はないが、
その中身には大きな違いがあるという。
その概要について、ウエストレーシングカーズ神谷弦社長に話を聞いてみた。
(記事:秦直之さん)
↓『v.GRANZ』
インプレッションはコチラ
2022年鈴鹿クラブマン開幕戦とあって、
金曜日のスポーツ走行から多くのマシンでパドックは一杯になった。
予選 2/27(日) 8:00 Wether : Fine Track : Dry
さて予選であるが、12台のエントリーを集め、そのうち7台がv.Granzで、
クラスはGクラス、16CはCクラスと分けられたが、果たして大きなタイム差はありやなしや。
[今回のエントリーマシンの紹介]
↓Clickでギャラリーが開きます。
早朝一番のセッションは穏やかな陽気に恵まれ、この時期としては温度も高め。
最初にトップに立ったのは、2年間の活動休止期間を経て、
クラブマンスポーツからステップアップの成瀬茂喜(ABBEY RACING)で、
計測2周目には2分15秒台に叩き込む。
その次の周はいむら選手がトップを奪い、2分14秒868を記すも、
引き続きのアタックではシケインで痛恨のコースアウトが。
マシンにダメージが及ばなかったのは、不幸中の幸い。
いむら選手の立て直しの間に、成瀬選手は2分13秒031をマークして再びトップに立ち、
そのままポジションを最後までキープ。CS2の初戦でポールポジションを獲得した。
一方、いむら選手はラストラップに2分14秒198を記録して2番手に。
そして3番手には、
VITA倶楽部賞の賞典として出場機会を与えられた、大八木龍一郎選手(WEST v.Granz)がつけて
2分14秒482をマーク。
Cクラスのトップは入谷敦司選手(j’s racing 16c)で、総合では4番手。
2分14秒679はトップのコンマ6秒落ち、これなら勝負権は十分ありと言えるだろう。
5番手、6番手はGクラスの東督也選手(EAST EYE CLINIC GRID)
FLYING RAT選手(WEST V.Granz)で、
7番手はCクラスの松本吉章(ABBEY RACING)だった。
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ポールポジション:成瀬茂喜選手(ABBEY RACING)
「久々のレースでしたから、必死でした!
VITAを3年やって、まる2年休んでいたんです。
その間にVITA、みんな速くなっちゃっているんで、これで戻っても上の方にはなかなか行けそうもなかったんで、
勧められてCS2に。
でも、ここでも激戦の波が来たようで面白いですね。
間違いなく僕、スタートに慣れていないのでグダグダに(苦笑)。
まぁ、みんなの迷惑にならないように、着いていきたいと思っています」
『久しぶりの成瀬選手のエントリーは
パドックを賑わせてくれました』
予選2番手:いむらせいじ選手(オートルック16V)
「いちばんいいタイミングで飛び出しちゃった、欲出しすぎ!
まぁ、決勝では成瀬さん、大八木くんと、仲良く遊んで終わろうかなと。
不本意なんですけどね、昨日の中古タイヤと同じようなタイムしか出ていないから。
まわりも意外と出ていないので、しょうがないかな。ニュータイヤ履いたら2秒入るかと思っていたんでね」
予選3番手:大八木龍一郎選手(WEST v.Granz)
「スリックタイヤということもあって、路面から伝わってくるのが少ないというか、
VITAのラジアルに比べると、よく分からないところもあったんですけど、でも乗りやすいクルマです。
一昨日から乗り出して、初めて乗った割には乗りやすくて、つかみやすいところはあって、
そこそこのタイムは出せたかなと。
パドルは(S耐のGT-Rで)慣れているし、フィーリングは悪くないので、苦戦することなく普通に乗れました」
[ブリーフィング]
CS2クラスも、VITAクラスと一緒に
福山英朗講師のスポーツマンシップの大切さを学びます。
✨『モータースポーツ』をもっとメジャーに。
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グリッド表
↓ClickでPDF表示
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[決勝レース]
ポールポジション
#27 成瀬 茂喜 (ABBEY RACING)
『元祖FJドライバー!F3なども経て再びモータースポーツ界へ。
VITAから2年ぶり、お帰りなさい。8キロウェイトダウンした姿はTheレーシングドライバー✨』
2番手
#21 いむらせいじ(オートルック16V)
『去年CS2チャンピオン✨
VITAもてぎ、筑波チャンピオン、富士も参戦と
日本のレースを盛り上げてくださいます』
# 2 大八木 龍一郎(WEST v.Granz)
『昨年VITA倶楽部を受賞し
見事(v.Granz)レース参戦をGET✨
VITAとダブルエントリーながら、一瞬でマシンの挙動を掴むセンスはさすが』
4番手
# 58入谷 敦司(j’s racing 16c)
『普段乗ってるスポーツカーの練習に。と始めたCS2。
しかしながらその練習熱心さがタイムに現れた。
グランツを相手に堂々の4ポジションをGET✨』
5番手
#22 東 督也(EAST EYE CLINIC GRID)
『気がつくと表彰台を手にする強者。
✨安定したドライビングが光ります。
「VIVACE」から「16C」「v.Granz」へ時代とともに。
6番手
#24 FLYING RAT(WEST v.Granz)
『ル・マン24hを完走したスーパーDr.
なんといっても応援団がすごすぎます✨
有名レジェンドドライバーの面々!』
7番手
#46 松本吉章(ABBEY RACING)
VITAから16Cのステアリングに変わって4年目。確実に速さを身につけ、
揺らぎないポジションを手に入れる。今回も表彰台をターゲットに。
8番手
#19 伊藤 豊(楽しく走ろう伊藤ファミリー☆GRID)
親子でドライビングを楽しむ理想のスタイル。
「VIVACE」から「16C」へ。モータースポーツを愛する心は深い。
9番手
#15 吉村一悟(NEXSEED16C)
普段ポルシェに乗りながら「VITA」のステアリングを。
「16C」→「v.Granz」と時代の流れとともに。
10番手
#20 K.K(ABBEY RACING)
「VITA」から「16C」へ。
昨年OKAYAMA2h耐久では見事総合優勝🏆
11番手
#81 飯田 裕樹(AbbeyRacing)
「VITA」から「16C」にステップアップ。
楽しみです。
12番手
#17 野上 敏彦(NOPRO v.Granz 2022)
90年代RSを操った車を愛するジェントルマン。
今回シェイクダウンを兼ねて、何十年ぶりのレース。
息子さんの手でメンテされるマシンが羨ましく映ります。
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決勝
決勝レースは12時15分から8周で争われた。
予選の後に通り雨に見舞われることはあったものの、穏やかなコンディションはそのままだった。
コメントとは裏腹に、スタートを決めて1コーナーへのホールショットを決めた成瀬選手だったが、
大八木選手がピタリと食らいついて離れず、S字から猛攻を開始する。
一方、いむら選手は完全にスタートに失敗し、大きく順位を落とす。
対照的に得意のスタートを決めた松本選手が、一気に3番手に躍り出ていた。
オープニングラップを終えた時点で、成瀬選手と大八木選手、松本選手が激しくトップを争い、
少し遅れてFLYING RAT選手と東選手、入谷選手が4番手を争い合う。
いむら選手は7番手、果たしてトップとの6秒半の差を取り戻せるか?
しかし、それから間もなく成瀬選手に対して、ドライビングスルーペナルティの指示が!
スタート前に、わずかながらもクルマが動いていたのが原因だ。
やがて労せずして、大八木選手がトップに立つこととなるが、そこは根っからのファイター、
一度点いた闘志はもう治らないとばかりに成瀬選手を攻め立てる。
そして、4周目の1コーナーでトップに浮上!
その後方でも、東選手が松本選手を捕らえて3番手に立つ。
この間にトップ争いは、さらに激しさを増して5台が団子状態。そして、6番手に浮上していたいむら選手が、ファステストラップの連発で、集団を視界に収めるまでに。
だが、その団子状態は1周続かず。大八木選手は一気にリードを広げ、
5周目に成瀬選手がピットロードに進むと、さらにリードは広がって約3秒に。
逆にいむら選手が2番手争いの背後に食らいつく。
すると間もなくスプーンでFLYING RAT選手を抜いて、4番手にも浮上。
勢いに乗るいむら選手は、7周目のスプーン進入で松本選手をパス、
最終ラップ突入時に1秒あった東選手との差も詰めていく。
デグナーではもうテール・トゥ・ノーズ状態に。バックストレート〜シケインで東選手の横に並んだが、あえて無理はせず。
その間に、一足お先に大八木選手がトップでチェッカーを受けて、CS2初参戦で初優勝。
4秒ほど遅れて東選手、
いむら選手の順でゴール、
これに続いたのは松本選手でCクラスの優勝に。
FLYING RAT選手は最終ラップの130Rでコースアウト、ひとつ順位を落として吉村一悟選手(NEXSEED 16C)が予選9番手から5位に上がっていた。
また、久々のスプリントレース参戦となった野上選手は、4周目の130Rで痛恨のコースアウトがあったものの、すぐに復帰を果たして12位で完走を果たしている。
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ウィナー:大八木龍一郎選手(WEST v.Granz)
「もう、1周目からガンガン行かないと逃げられちゃうと思ったんで、いきなり激しくいく作戦で行きました。
まだ乗り慣れていないところもあったんで、逆に皆さん、乗り慣れているでしょうから、勢いで行くしかないと! 面白いレースを見てもらえたらと思っていて、実際いいレースができて良かったです」
2位:東督也選手(EAST EYE CLINIC GRID)
「昨日までエンジンの調子が悪くて、あんまり練習もできていなかったので、本番も大丈夫かなと心配していたんですけど、最後まで走りきれて良かったです。
メカニックの方に助けられて、表彰台に上がれたという感じです」
3位:いむらせいじ選手(オートルック16V)
「スタートはねぇ……。クラッチがつながると思っていたところが全然つながっていなくって、
上の回転だったからつながった瞬間に、ホイールスピンがすごくって、めちゃくちゃ遅れてしまって。
しょうがない、あとは気軽にスポーツ走行しながら前に追いつこうと。
最後、無理すれば(東選手の前に)行けたけど、今日は戒めとして自重しました、自らの(苦笑)。
表彰台は取れたんで、まぁ」
4位(Cクラス優勝):松本吉章選手(ABBEY RACING)
「スタートはやっぱり得意なので、決めようと思っていましたが、あそこまで行けるとは思っていなかったですね。まわりの皆さんは新しいエンジンなので、スタート慣れていないのかもしれませんね。
やっぱり(Gクラスとの)違いはありましたね、直線はきつかった。
スリップに着いても前には行けないですし、後ろに着かれたらもう簡単に。ブロックするのが大変でした。
なんとか最後まで走りきれたので、それだけでも満足です」
Gクラス左から
2位. :東 督也選手(EAST EYE CLINIC GRID)
優勝:大八木 龍一郎選手(WEST v.Granz)
3位 :いむらせいじ選手(オートルック16V)
Cクラス
左から
2位 : 入谷 敦司選手(j’s racing 16c)
優勝:吉村 一悟選手(NEXSEED16C)
3位: k.k選手(ABBEY RACING)
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この後、大八木選手はVITAレースのため走ってスタンバイ!
お疲れさまです!
💐おめでとうございました。
2022年の鈴鹿クラブマンレースRd.1で
『v.Granz』がデビューしました。
4AGエンジンの終止符とともに、時代は流れて行きます。
先代神谷さんが作り続けてきた、日本のレース界。数多くのマシンたち。
まだまだ彼に追いつくことはできませんが、
多くの方々がレーシングマシンで『学び』『楽しむ』
そんな『モータースポーツ界』を作って行けるよう、
これからも努力を続けて行きたいと思います。
皆様のお力によってここまで来ることが出来ました。
ご協力いただきました多くの皆様に心から感謝いたします。
ありがとうございました。
VITA CLUB
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