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鈴鹿クラブマンRd.1 VITAレースレポート
2022/03/06 レポート

鈴鹿クラブマンレース第1戦
クラブマンスポーツクラス(VITA-01)

2月27日 鈴鹿サーキット

2月20日に開催された岡山チャレンジカップレースを皮切りにスタートした2022年シーズン。
鈴鹿クラブマンレースは2月27日に開幕戦を迎えた。

昨年のチャンピオン#1 大八木 龍一郎
(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)は連覇を目指して参戦。

昨年はランキング2位で、過去3度のチャンピオンに輝いた#5 中里紀夫選手
(SHINSEI MiDLAND C72)も
チャンピオン奪還を目指して参戦してきた。

さらにはもてぎチャンピオンカップレースランキング2位の#2 イノウエケイイチ選手(ワコーズEDニルズ)、

FCR-VITAシリーズランキング2位の#20 新井薫選手(オートルックVITA01)らも参戦し、
35台のエントリーが集まった。
エントリーVITA戦士
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[ブリーフィング]

2022年もベテラン福山英朗講師のお話しを聞きながら。
スポーツマンシップの大切さをいつも伝えてくださり
『モータースポーツ』を学びます。

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《予選》8:35 スタート

風が強いものの、晴れ時々曇りの天候で、路面は完全なドライコンディション。
ただし気温が低くタイヤも暖まりにくい状況で予選を迎えた。

予選開始直後はタイヤの温めに苦労している様子だったが、
20分のセッションのうち半分の10分を過ぎたあたりで2分26秒台のタイムが出てきた。

まずは#133 TOMISAN選手(アキランド VITA)が2分26秒593を記録してトップに浮上。
これに昨年のチャンピオン大八木選手が挑んだが2分26秒766で2番手、
直後に#86 山谷直樹選手(CF亜衣NJK神部R☆VITA)が2分26秒692を記録して2番手に上がってきた。

残り7分。TOMISAN選手が自身のタイムを2分25秒901まで更新。
大八木選手もタイムを更新してきたが2分26秒096で2番手止まり。
そして3番手に2分26秒282を記録した中里選手が上がってきた。

ここから更にタイムが更新されるかと思われたが、
シケインでアクシデントが発生しコース上にマシンが止まったため残り3分40秒で赤旗中断。
その結果、そのまま予選は終了となった。

これにより唯一2分25秒台にタイムを入れてきたTOMISAN選手がポールポジション。

ディフェンディングチャンピオンの大八木選手が2番手、

中里選手が3番手となり、

以下、新井選手、

山谷選手、

#18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VITA)と続いた。

《予選トップ3コメント》

ポールポジション

TOMISAN選手(アキランド VITA)
「運良くいい結果だったね。決勝はどうなるかわからないよ」

2番手
大八木隆一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
「最後のアタックのときに赤旗出ちゃったのでタイムを出せなかった。決勝はしっかり勝ちにいきます」

3番手
中里紀夫選手(SHINSEI MiDLND C72)
「トラフィックに引っかかり、間隔を空けて改めてアタックしたラップにミスもあり、
最後に決めようと思ったけど予選が終わってしまった。
すぐにピットに入って、再開後は先頭でコースに入って一発決めようと思ってたんだけどね。
去年に比べるといい位置からのスタートだから、決勝では十分前を狙えるね」

↓Clickでグリッド表

 

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《決勝》
35台のVITAのステアリングを手にした闘士が
スターティンググリッドを彩る。

初めて6ポジションを手にした巽選手。
堂々としたステアリングでマシンをグリッドに。

ポールポジション
#133 TOMISAN  ✨応援団が光ります

2位 #1 大八木龍一郎
昨年度岡山・鈴鹿チャンピオン

#3位 #5 中里紀夫 
「まだまだ若いもんには負けません」
3度の鈴鹿チャンピオン(もうすぐ60歳!)

4位 #20 新井薫選手
昨年FCR-VITA2位 手強い鈴鹿勢を相手にどう出るか!

5位 #86 山谷直樹選手
常に上位を手にする強者。誰が勝利を手にするのか。

6位 #18 巽 雅剛選手
びっくりの6位✨4年かけて揺らぎないドライビングをマスター。
『✨努力に勝るものはなし!』

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決勝

2022年2/27(日)  13:10 Wether:Fine   Track:Dry

1周5.807kmの鈴鹿サーキット国際レーシングコース8周で争われる決勝レース。
2台欠場、35台のVITA-01がスターティンググリッドを彩った。

2番グリッドの大八木選手と3番グリッドの中里選手がスタートを決め、
TOMISAN選手は3位で1コーナーに侵入した。
ところがTrafficの中TOMISAN選手はS字手前でスピン。
これに山谷選手も巻き込まれ、2台は戦列から離脱する結果となってしまう。

これでセフティーカーが導入され、4周目にレースはリスタートした。

#1大八木選手はリスタートを決めてトップを維持。

続いて#5中里、#20新井、
そして#18巽選手が4位からトップ集団の隙を冷静に伺う。

・・・・・・・

その後も2位の中里選手がコーナーごとに大八木選手に襲いかかり、激しいデッドヒートが展開された。
デグナーの2個目で中里選手が激しくタイヤをロック。

3位につけていた新井選手がそのミスをついて中里選手を交わしてきた。

新井選手はスタート違反で30秒加算のペナルティを受けているが、中里選手としては新井選手を抜かなければトップを狙うことが出来ない。
3周目、テールトゥノーズで新井選手を追いかけた中里選手は、
その周の130Rでオーバーテイクを決めて2位奪還に成功した。

このバトルで大八木選手から1.5秒の遅れを取った中里選手だったが、


周回ごとに差を詰め7周目にはテールトゥノーズに。

そして迎えたファイナルラップ、
中里選手はスリップから抜き出た1コーナーで
アウトから大八木選手を抜き去り、トップの座に躍り出た。

この優勝争い以外でも至るところで激しいバトルが展開された。

5周目、#83八木選手をロックオンした#71大山選手が
130Rアウト側から八木選手をパス。
4位を奪い取る。

7周目、2位の中里選手を激しく追っていた新井選手は
ペナルティにより痛恨のピッットイン。

4位を走行していた#18巽選手は安定した走りで
3位をキープ。

その背後では、#31斉藤、#87山本龍、#76上岡の3台が激しい7位争いを繰り広げていた。

ファイナルラップは#83 八木智選手と
#6 増本千春選手による5位争い、

7位の#31 斎藤真紀雄選手(CSマーケティング アキランドVITA)を先頭に

13位の#32 カワモトミツル選手(オートルックVITA01)まで7台数珠つなぎのバトル、

そして17位の#510 後藤武史選手(モレキュール楽しく走ろう.com萬雲塾)を先頭としたバトルも
ファイナルラップまで激しく展開された。

ファイナルラップの優勝争いは、中里選手がトップを守りきってチェッカー。
チャンピオンを獲得した2019年の開幕戦以来、3年ぶりとなる優勝を飾った。

ファイナルラップに入るまでトップを走行した
大八木選手が2位。

予選6番手から追い上げ、
揺らぎない走りを見事手に入れた
#18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VITA)が
初表彰台となる3位でフィニッシュした。

10番グリッドから着実に順位を上げてきた#71 大山正芳選手(ダイワN通商 アキランドVITA)が4位。

激しい一騎打ちのバトルを制した
八木選手(C.A.First京都 WM VITA0)が5位。

その八木選手と素晴らしいバトルを見せてくれた
増本選手(SANNO MST 清水炉工業所 01)が
6位でチェッカーを受けた。

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中里選手。3年ぶりの優勝!
もうすぐ60歳とは思えないその走りに感動しました✨

《🏆決勝レーストップ6コメント》

優勝
中里紀夫選手(SHINSEI MiDLAND C72)

「あそこしかない、というところで抜くことが出来た。
再スタート後に失敗して一旦3位に落ちちゃったので、行けるところまで行くしかないと思って走っていた。
このままいいレースを続けて、還暦でチャンピオンを取れたらいいな、と思います」

2位
大八木龍一郎選手(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
「もう1周あると思ったらレースが終わってしまった。
まだこれからレースはいっぱいあるので、気負うことなく、今後いっぱい勝たせていただきます」

3位
巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VITA)
「今年は表彰台が目標と言いましたが、開幕戦で達成できました。
新たに2位、そして優勝の目標が出来たけど、
皆さん速いのでこれまで以上に大変になると思いますが、頑張っていきます」

4位
大山正芳選手(ダイワN通商 アキランドVITA)
「4位で不本意やわぁ〜 ウソウソ、いいレースが出来たと思うよ。
スタートが決まって、八木選手まで抜いておきたかったんだけど、
そこで抜けなかったから3位に挑むことが出来なかったね。
今シーズン、1回ぐらい表彰台に乗りたいね」

5位
八木智選手(C.A.First京都 WM VITA0)
「今日は他のドライバーたちが速かったので、5位で仕方ないかなと思っています。
次戦はもっとスピードを上げて、頑張っていきます」

6位
増本千春選手(SANNO MST 清水炉工業所 01)
「スタートミスってひとつポジションを落としてしまった。
でも去年から完走がなかったので、今回結果を出せてよかった。
今後も完走率を上げてしっかり結果を出していきたい」

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《ピックアップドライバー》

巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VITA)

予選6位/決勝3

レース参戦して4シーズン目となる。
VITA-01を購入して、最初2’30秒を切るまでは、
仕事の合間に走りに来ては、のんびりと楽しんでいるように見えた。
数年前30秒の壁を超えてからは、何かを掴んだようで、
一つ一つ目標をクリアしていく様子が、徐々にタイムに現れて行く。
それでも忙しい仕事の合間を縫って、いつも気負わずさりげなく練習して大阪まで帰る。
データーロガーも使わず、静かに
正確なドライビング、精神力をいつの間にか学んで吸収していたその姿勢に、
チーム一同感動した今回の成績であった。

「フル参戦4シーズン目、鈴鹿だけで戦ってきました。
今シーズンはコンスタントに上位でレースをして、その中でいくつかは表彰台に乗れたらいいなと思っています。
これまでの最高順位は
8位。
いつも少ないポイントしか取れていないので、今年は
3点とか5点とか、
そういうポイントを
1年通して取っていって、ランキング上の方でシーズンを終えたいなと思っています」

VITA-01を通して
しっかりとドライビングの基本を手にした巽選手から
『努力に勝るものはなし』
の取り組みの大切さを改めて感じました。

💐おめでとうございました。

・・・・・・・・・・・

#87 山本龍選手(おさきにどうぞ☆VITA)
富士のKYOJO-CUPとFCR-VITA、もてぎ、筑波
そして鈴鹿クラブマンレースにも参戦を続けている山本龍選手。
今回参戦した35名の中で唯一の女性。
My VITA-01を持って仕事の合間にステアリングを握る、
カッコいいキャリアガールなのです。
今回36台エントリー中上位のポジションを走り、
練習の成果がしっかりと見えてきた注目の存在です!
予選では半分の10分が過ぎたとろこで2分27秒167の4番手タイムをマーク。
その後、赤旗中断もありタイムを更新出来ず、最終的に12番手となった。

決勝レースは1周目に8位にジャンプアップ。
その後#31 斎藤真紀雄選手(CSマーケティング アキランドVITA)、#76 上岡広之選手(ウィニングCB制動屋Trace☆NUTEC)らとバトルを繰り広げ、
ファイナルラップで惜しくも順位をひとつ落として9位でチェッカーを受けた。

山本選手コメント(予選終了後)
「予選後半はトラフィックに引っかかって、うまくアタックできませんでした。
間隔をとって改めてあたっつというときに目の前でアクシデントがあって、結局アタックできずじまいでした。
本当は(2分)26秒台の真ん中(予選5位相当)まで行ってたんじゃないかなと思います。
決勝はまた別の世界なので、安全運転で精一杯戦います。
今年はKYOJOも出るので、最終戦は重なってて参戦出来ないのですが、
それ以外は(鈴鹿クラブマンレースに)すべて参戦する予定です」

✨応援しています!

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鈴鹿クラブマンRd.1が開催されました。
今回はエントリー37台(2台欠場)と、
昨年のRd.1よりかなり多くのエントリーをいただきました。

『いつかは鈴鹿を』
『鈴鹿を制するものは全てを制する』

フォーミュラマシンをベースにしたVITA-01。
『学ぶために参加し、学ぶために楽しむ』

2022年のスタート。

たくさんの笑顔からエネルギーをもらいました。

皆さまありがとうございました。

VITA  CLUB