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APマジ耐5h レースレポート
2021/07/18 レポート

VITA初の5時間耐久「マジ耐」がオートポリスで開催された。
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7月11日、オートポリス(大分県)において
VITAのワンメイク耐久イベント
「KYUSHU Magical ENDURANCE GAME(マジ耐)」
が開催され、35台のVITAがエントリー・

地元の#41「TEAM LBジェットの建売TMR真生」(首藤哲也/サンデー/北川和文/中島功/今岡達哉)
が初イベントを制し金メダルを獲得した。

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イベントにエントリーしたのは35台のVITA。オートポリスのシリーズ戦では15台ほどが出走しているが、ここに他地区から20台近くが加わりピットは賑やかな雰囲気となった。

アマチュアはもちろんだが、プロドライバーの参加もあり、
SUPER GTからも千代勝正、青木孝行、TATSUYA KATAOKA(片岡龍也)、川端伸太朗、元嶋佑弥、田中篤、飯田太陽らが、またスーパー耐久に参加するドライバーも数多く見受けられた。

このイベント最大の特徴は、プロとアマチュアのスキル差を埋めるために設定されたハンディキャップ。
給油時のピットストップは7分が基本だが、女性ドライバー、キングドライバー(体重100kg以上)、
シニアドライバー(65歳以上)がいると5分に短縮。
また主催者が決定したマジ速ドライバー(国際Bライ以上の所持者)がいると9分になるというものとした。

また決勝グリッドは抽選で決められることとなり予選は実施されなかった。

『全員で記念撮影♪』

途中帰ったマシンもあり当日出走台数は33台となった。

 決勝の行われた11日は心配された雨も霧もない曇り。

抽選によりポールポジションを獲得したのは#20「ABBEY RACING」で、

フロントローには#89「Bacallan人工知能研究所☆F」

以下、#39「SH-R☆B.BLANC☆耐久VITA」

#58「三島KTオメガGetWell真由美VITA」

#33「Team Phoenix MCORSA」

#37「SH-R☆M-crew☆耐久VITA」の順で並んだ。

10時にフォーメーションラップが始まり、

10時5分に5時間イベントのスタートが切られた。

ここで#89の岡本がトップを奪いレースをリード。

これに#33「Team Phoenix MCORSA」の稲垣光司、#50の千代、#1「DAISHIN☆Progrexx☆萬雲塾」の大八木龍一郎が続く展開となった。

 スタートから45分〜1時間ほどで最初のピットインとなりピットレーンは混雑気味となった。
給油とドライバー交代を済ませばピットアウトではなく、各チーム5〜9分間はピットレーンにとどまっていなければならないためだ。

VITAの燃料タンクは20ℓで、給油作業は携行缶にて行う。

 

通常の耐久レースであれば、給油中にドライバー交代を行い、その前後に車両のチェックやタイヤ交換を行うが、

5〜9分間のストップが義務付けられているため、シートポジションの修正やドライバーの情報交換など時間を掛けて安全に行われる。

 レーススタートから1時間が経過した時点で、#58「三島KTオメガGetWell真由美VITA」がトップで、

#21「金剛防災ツインズワンレーシングVITA」、

#37、#86、#41「TEAM LBJジェットの建売TMR真生」、

#358「運び屋ロッキーエクスプレス☆タツミR」の順でこの6台が同一周回。

さらに#47「フジタ薬局・M/T・アポロ電工Vita」、

#39「SH-R☆B.BLANC☆耐久VITA」といった5分ストップのチームも順位を上げた。

 中盤にはコースアウトした車両を回収するためにセーフティカーが導入されることもあったが、大きなアクシデントもなく進行していった。心配された雨も中盤にパラパラと落ちて来たがコースを濡らすまでには至らず。

3時間が経過した時点では、#58がトップでそこから1分39秒遅れて

#41が2位につけ、この2台が同一周回。

さらに#47がトップから1周遅れで、

#39、#37は2周遅れとなった。

なおピットレーンの速度制限は40km/hであったが、速度違反でペナルティを課せられたチームも多く、これは今後の大きな注意点となるだろう。

イベントは終盤に波乱が起きた。再び雨がパラパラと落ちて来た残り10分で、

トップの#58にガス欠症状が出て無念のピットイン。

代わってトップに立った#39もファイナルラップでガス欠症状となり、この影響で日立Astemoコーナー(第1ヘアピン)でハーフスピン。

この脇を6月のゴールドカップで初優勝を遂げた#41の首藤が抜けてトップチェッカーを受け、イベント初の金メダルを獲得した。

銀メダルは#39、

銅メダルは#47だった。

なお最速タイムは、#86の元嶋がマークした2分8秒652だった。

首藤哲也(#47、金メダル)

「ミスもトラブルもなく運も味方してくれました。1ヘアピンの立ち上がりで(#39が)ハーフスピンしたのでそこでトップに立てました。最後列から根気強く走ったのが良かったと思います。
ペナルティもなくコースオフもなくチーム全体で平均的に良いタイムをキープできました。
来年はハンディがなくても勝てるようにしたいですね」

石川敏郎(#39、銀メダル)

「ファイナルラップのストレートエンドでガス欠症状が出たので5速キープで走りましたが、トラクションが掛からずスピンを喫してしまいました。
残念ですがこんなものじゃないかと思います。イベント全体は楽しめました」

翁長実希(#47、銅メダル)

「VITAを使うKYOJO CUP、そしてJAF F4、スーパー耐久などに出ていますが、VITAは走り慣れていますし楽しく走れましたし、表彰台に立つことができました。また来年もチャンスがあれば出場したいと思います」

 

ゴール直後にまとまった雨が落ちて来たが、大きな混乱もなく33台全車が完走を果たした。

 

表彰式はトップ3台以外にも数々の賞典が設定され、多くのチームが表彰台に立ち地元名産品などの副賞を手にしていた。このイベントは来年も7月後半に行われる予定で、主催者は今大会以上の参加台数を目論んでいる。

記事:皆越和也さん


オートポリスVITA5h耐久レース。

全国から集まったVITA35台。
出走は33台となりましたが全車見事完走。
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プロのドライバーが操るVITA。
今回は色々なドライバーがエントリーしてくれて
賑やかなパドックとなりました。
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