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🏁[OKAYAMA VITA ]Rd.5レポート
2025/11/30 レポート

OKAYAMA
チャレンジカップレース第5戦
11/30 (日)[VITA] 最終戦

トロフィクラス

全5戦の2025年のVITA岡山シリーズは、今回が最終戦。
2月に全国に先駆けて開幕し、あっという間に月日が駆け抜けていった感がある。
前回のVITA of ASIAの2連戦で、すでに#77有岡綾平選手(山田車両Moty’s VITA制動屋)がチャンピオンを決めており、今回もエントリーはしていたものの、仕事の都合で欠場に。
誰が最後のレースで優勝を飾るか注目された。

また、もうひとつ注目すべきは、ジェントルマンドライバーを対象としたトロフィークラスにおいて、ここまでの4戦すべてトップでチェッカーを受けているのが#46長田茂久選手(TRACE☆CB☆愉快なおっさんVITA)だ。
果たしてパーフェクト達成なるか?


予選

 今回、予選に臨んだのは22名で、そのうち12名がトロフィークラスでエントリー。
例年であれば、雪が降ってもおかしくない時期でもあるが、今年は暖冬の影響なのか、さすがに朝晩は冷えるものの、日中のコンディションはむしろ穏やか。予選開始が11時20分とあって、少しも寒さを感じることはなかった。

 青空の下、15分の計測で予選はスタート。このところ好調な#35 MAKOTO選手(まこと君グラホ号 テックワールド)が、先陣を切ってコースイン。

ほとんどの車両がすぐに走行を開始したが、#13武地孝幸選手(odula TONE TMR VITA)や#219 中島僚斗選手(&GたつばんレッカーANGLE TMR)を含む6台は、1分ほど経過してからピットを離れていく。

 路面温度が低いから、それぞれ攻めながらタイヤに熱を入れていく。
計測1周目の上位陣は1分47秒台。
最初に入れたのが#35 MAKOTO選手で、直後に#13武地選手と#219中島選手が上回る。
次の周には1分46秒台に突入。
#35 MAKOTO選手が1分46秒097を出せば、今度は#219中島選手が1分46秒022で上に。
3番手は1分46秒402の武地選手だ。

 計測3周目には1分45秒台に。これも#35 MAKOTO選手が1分45秒643で最初に入れるが、#13武地選手が1分45秒621で、そして#219中島選手が1分45秒439で、すぐに逆転する。と、ここまでは3人の争いだったが……。

 計測4周目、#35 MAKOTO選手が1分45秒476まで短縮した後、#46長田選手が1分45秒624をマークして4番手に浮上。
するとトップの#219中島選手はとどめの一発となる、1分45秒034を叩き出す。
そして#13武地選手も1分45秒460で2番手に。

この直後、もうタイヤはピークを過ぎていたのだろう。
#219中島選手は続く2周で短縮ならず、チェッカーを待たずしてピットに戻る。

#13武地選手も、#46永田選手も伸びを欠く中、
上位ではひとり#35 MAKOTO選手が意地を見せ、計測6周目に1分45秒238を記録して2番手を奪い取った。

3番手は#13武地選手で、

4番手はトロフィークラストップも獲得した#46永田選手。

5番手は#75清水康友選手で1分45秒998を記録し、ここまでが1分46秒斬りに成功。

6番手は1分46秒099で、#14下垣和也選手(SOUEISHA-VITA)が獲得した。
トロフィークラスでは2番手に。

ポールポジション:#219中島僚斗選手
(&GたつぼんレッカーANGLE TMR)

「2回目のポールです、8月以来です。僕、今週の練習では新品(タイヤ)入れていなくて、どんな感じかわからなかったんですが、思っていたよりグリップした感じです。
金曜日は86の走行後でグリップ感が低かったんですが、たぶんラバーで。
その後にポルシェとかも走ってくれたので、その分で少し良くなったのかなという感じです。
いや~、ちょっとホッとしました(苦笑)。そろそろ行きます! まわりの方が頑張ってくれているので、恩返しできるように頑張ります」

予選2番手:#35 MAKOTO選手
(まこと君グラホ号 テックワールド)

「実は週末、あんまり乗れていなくて。GR86/BRZ CupにもWエントリーしたので、どちらかというと、そちらを中心に走っていたので。
逆に、ナンバーつきのレースに初めて出たんですけど、それの乗り方というのを、VITAにも応用できるっていうのがわかったので、それでちょっと落ち着いて走れたかな、と思います。
ポールポジションの中島君が速いので、とりあえず狙っていた位置ではありますが、決勝では相手がミスしたり、置きにいったりしたら、仕掛けていきたいと思っています」

予選3番手:#13武地孝行選手
(odula TONE TMR VITA)

「今回、86のレースもあって、金曜日からラバーに困らされて、すごく走りにくかったんですよ。
でも、足回りのセットを変更してもらって良くなって、乗りやすくなりました。
感触は悪くなかったんですけど、トップのタイムだけは見えなかったですけど。なんとか決勝はついていって、いいレースできるよう、頑張ります」

予選4番手&トロフィークラストップ:
#46長田茂久(TRACE☆CB☆愉快なおっさんVITA)

「う~ん、まずまずという感じですね。うまいことと、あんまりまとめられなかったですね。
でも、総合では4番手ですから、こんなもんかなって感じで。
今日は天気もいいし、いいレースになりそうなので、楽しみです!」

予選5番手:#75清水康友選手
(ENDLESS☆カーブティックTRACE)

「まぁ、長田さんに引っ張ってもらったので、長田さんの教えのとおり走っただけなんで(苦笑)。決勝はチームメイト同士、3人並んでいるので、とりあえず。頑張って抜いていきます」

予選6番手&トロフィークラス2番手:
#14下垣和也選手(SOUEISHA-VITA)

「また速い亀(長田選手)に負けました(苦笑)
負けっぱなしで。
今回、86が走っているので難しい、路面コンディションが。
セットを合わせていくのが大変だったんですが、ある程度はまとまったかな、という感じだったんですけど、今日走ってみると、想像以上にアンダーに苦しんだって感じでした。
決勝、どうしようかって悩ましいところですが、他のクラスが走ったことで、ラバーがどうなっているかっていうのを想像して、どうアジャストするかで、決勝のペース変わってくると思うんですよね」


決勝

決勝レースは10周、もしくは25分での争い。14時50分にスタート進行が開始され、それから10分後にフォーメイションラップとなった。
予選に続いて天気は上々。上空には青空が浮かび、これから勝負だというのに、爽やかな雰囲気を漂わせていた。

 

 決勝レースは10周、もしくは25分での争い。14時50分にスタート進行が開始され、それから10分後にフォーメイションラップとなった。
予選に続いて天気は上々。上空には青空が浮かび、これから勝負だというのに、爽やかな雰囲気を漂わせていた。

 

 注目のスタートを決めたのが、ポールシッターの#219中島選手。
#35 MAKOTO選手のダッシュも鋭かったものの、抜くまでには至らず。これに#13武地選手、#46長田選手、#75清水選手、#14下垣選手、そして予選10番手から一気に順位を上げた、#66中西亮平選手(BASIS RACING☆NAMS)が続いていく。ヘアピンでは、#75清水選手が#46長田選手を抜いて4番手に浮上。

 この日の#219中島選手は、明らかに乗れていた。
1周目を終えた時点で1秒4のリードを#35 MAKOTO選手に対して築き、その後もファステストラップの連発で、さらに引き離し続けていった。

逆に1周目に大きく順位を上げていた#66中西選手は、前方の集団に着いていけず、3周目には#4藺牟田政治選手(恵比寿JOKER制動屋Moty’s)にかわされていた。

そして、4周目には後方の集団がふたつに分かれるように。#35 MAKOTO選手と#13武地選手が2番手を、

#75清水選手と#46長田選手、#14下垣選手が4番手を争い合っていた。

 5周目にはリードをほぼ3秒に広げていた#219中島選手だったが、これが一気に水の泡と化してしまう。

1コーナーでコースアウトした車両を回収するため、6周目にセーフティカーが導入されてしまったからだ。

そのままチェッカーが振られる可能性もあったが、残り1周のタイミングでリスタートが切られることとなった。

 #219中島選手の、Wヘアピンふたつめからの加速は絶妙。だったのだが、最終コーナーでリヤが流れてしまう。幸いスピンまでには至らなかったものの、これで#35 MAKOTO選手に千載一遇のチャンスが訪れる。
ぴたりと食らいついてストレートを駆け抜け、2コーナーではアウトから被せていった。しかし、抜き切るまでは至らず、勝負に決着が。

 #219中島選手がついに初優勝を飾り、#35 MAKOTO選手がコンマ5秒差の2位。

ただし、ランキングでは#35 MAKOTO選手が2位で、#219中島選手が3位となった。

そして3位を#13武地選手が獲得し、今季初めて表彰台に上がることに。

宣言どおり1台抜いてきた、#75清水選手が4位となった。

 ここからはトロフィークラス勢が続く。5位でクラス優勝は#46長田選手。これでパーフェクト達成! 
ランキングでも今回欠場の増本千春選手に続く5位となり、規定によりランキング6位以内になったドライバーは、翌年は同クラスに出られなくなるが、今度は総合での表彰台を目指してもらうとしよう。

6位でクラス2位は#14下垣選手が、

そして7位でクラス3位は#4藺牟田選手が獲得した。


 

優勝:#219中島僚斗選手
(&GたつぼんレッカーANGLE TMR)

「最後は危なかったぁ~。でも、ペースは悪くなかったですね。もう、消極的にならないように、できるだけ攻めるようにしていました。
SC後はタイヤ冷えていましたね、けっこう温めたつもりだったんですが、最終コーナーでめっちゃリヤが出て(苦笑)
初優勝、今はホッとしています。
けっこう、まわりの方々に支えてもらえているので、やっと優勝の報告ができて良かったです。来週の鈴鹿にも出ます!」

2位:#35 MAKOTO選手
(まこと君グラホ号 テックワールド)

「最終ラップ、大チャンスが来て『行けるかな?』と思ったんですが、僕はアウト側だったので、ちょっとこれは厳しいかなと思って、遠慮というか引いたというか。
でも、いいレースできたんじゃないかな、って感じでしたね。
タイヤ的には前の方が速かったので、『最後だけ抜いてもなぁ』というのがあったので、十分な結果だと思います。86とのWレースだったので、それで結果出せて良かったです」

3位:#13武地孝行選手
(odula TONE TMR VITA)

「行けそうで、行かれへんレースでした。
後ろからも来ているから、無茶したら抜かれそうでしたし。まぁまぁ、しゃあないかなという感じで。
後ろから来ていなければ、離れてくれたら仕掛けに行ったんですが、はい。行ったら抜かれそうなんで、ゴチャゴチャってやると(苦笑)」

4位:#75清水康友選手
(ENDLESS☆カーブティックTrace)

「ちょっと無理やり過ぎでした、チームメイトに対して。ヘアピンで並走して、ちょっと当たっちゃったんですけど、本当は当てずに抜きたかったです。それでも来年につながる結果だと思いますので、また頑張ります」

5位&トロフィークラス優勝:#46長田茂久選手(TRACE☆CB☆愉快なおっさんVITA)

「清水さんとは接触しましたが、あれは仕方ない。あれがレースなので。その後の下垣さんとのバトルは、本当に楽しかったです。『こうじゃないと』って感じでした。
今シーズンは全戦クラス優勝。いや~、達成感満パンです! 
今年は最初からトロフィークラスのチャンピオン獲るって決めていたので、達成です。
今、55歳なんですけど、46歳ぐらいから再開したんです。
23から26までやっていたのはAE86。
我々の世代は、みんな86かシビックでしたよね! 
なんで亀かって? 遅いから亀って(笑)
よく砂利に入って“産卵”しているって言われるんで。亀仙人でもあって、後ろから“かめはめ波”出したろうかと思っています!」

 

6位&トロフィークラス2位:
#14下垣和也選手(SOUEISHA-VITA)

「ずっと亀の後ろ、追いかけていましたよ! 
全戦負けているんですよ、俺。
しかも、いつもゴールする時、見えているんですよね、お尻がずっと。
悔しい1年でした。
そうですね、来年はリベンジしないといけないですね。でも、なかなか楽しかったですよ。楽しいのが一番ですからね!」