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🏁[SUGO VITA ]レースレポート7.5
2025/07/10 レポート

SUGO VITA
もてぎ菅生シリーズRd.3

菅生のコースはサイコー!

『VETAだと、2コーナーから4コーナーまでずっと全開で、さらにS字もほぼ全開で3速で行って、
とても全開率が高いコースなので、どこのコースよりも
VETA乗ってておもしろい!』
皆さまもぜひ!SUGOへ!

MEC 120を含み、全7戦で争われる2025年のVITAもてぎ・菅生シリーズは、今年初めてスポーツランドSUGOを舞台とする。

ダンロップ様。今回もお世話になります。
いつもありがとうございます。

昨年から加わった新たな戦いの場ながら、西からの遠征もあり、台数以上に盛り上がりを見せるのも特徴である。
 今回のエントリーは17台で、うち1台が出走を取り消したものの、その顔ぶれは実に豪華だ。

開幕戦のMEC 120を制し、ポイントリーダーにつける#80志賀卓也選手
(シードソリューション・マーズ・01)に、

前回のモビリティリゾートもてぎで初優勝を飾った、
#83柿沼一峰(プラチナ恵比寿NUTEC制動屋VITA)は言うまでもなく、

Mr.VITA」こと#341徳升広平選手(PMR VITA)

そして岡山シリーズのポイントリーダー
#31有岡綾平選手(A-PEX☆恵比寿☆VITA)が登場。
勢いのある、このふたりがどう絡むのか想像するだけでも、ワクワクしまいか? 

もちろん前回2〜4位の#32河本満選手
(シンエイジャパン&オートルックVITA)

#30窪田俊浩選手
(A-PEX☆TOKAIDENSO☆VITA)、

そして#8イシカワヨシオ選手(東京IRCニルズvivo VITA)
も姿を見せており、これはもう激戦必至だ!

女性ドライバーの活躍が目立った。
#888 HANA BURTON選手(Circuit Orange VITA)
予選では、雨の中徳升に続いて2ポジション。

#44山口心愛選手(FG大和設備工業VITA)
今年は男性と対等に勝負に挑む!。
SUGOでのレースは初めてです。楽しいですね。きちんと止めるわけではなく、ボトムが高いのでそれがスリリングで楽しいです。
GIAというモータースポーツの専門学校に行ったことがきっかけでVITAを昨年始めました。
小山美姫選手に憧れていて、いつも目標に頑張っております!


予選

 金曜日に行われた練習走行では、やはりと言うべきか#341徳升選手と#31有岡選手が好調で、ともに1分36秒台の前半を記していた。
これなら予選で1分35秒台への突入も夢ではない、と思われたものの、この日3セッション設けられていた練習走行は、最後が併催のスーパー耐久のアクシデント、そして雨のためキャンセルに。

その雨はやがてやむも、予選が行われる土曜日の早朝から再び降り始める。
前回に続くウェットコンディションの予選ながら、雨のSUGOをVITAで走ったドライバーはほとんどおらず、それまでの流れが断ち切られてしまったかと思われた。

しかし、そんな状況の中、ひとり気を吐いたのは#341徳升選手だった。

近頃はVITAでの活躍が高く評価されてスーパー耐久、そして前週には富士スピードウェイでランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアにも起用されるなど、多方面で引っ張りだことあって、よりドライビングの幅が増したようだ。計測1周目から1分45秒745を記してトップにつけ、その時点で2番手の#30窪田選手に3秒もの差をつける。
計測2周目以降、どのドライバーも探り探り走ってタイムを詰めていくのだが、その一歩先を#341徳升選手は行って、1分44秒762、1分43秒897と順調にタイムを詰めていく。
その後しばらくはタイムが伸び悩むも、ラストアタックで1分43秒503を叩き出し、チェッカーを待たずしてピットに戻ることに。

しかし、雨量にはほとんど変化がなかっただけに、他のドライバーも困難なコンディションに慣れていったのだろう。ラストアタックで#32河本選手が1分45秒168を記せば、その直後に#31有岡選手が1分45秒092で上回る。

それも束の間、
終了間際に#888 HANA BURTON選手(Circuit Orange VITA)が1分44秒919で2番手に浮上! 
しかし、いずれも#341徳升選手のタイムを上回ることはできず。
久々のVITAドライブではあったが、#341徳升選手が貫禄のポールポジションを獲得し、そのコーチングよろしく#888 HANA選手が2番手に。
そして#31有岡選手、#32河本選手が続き、

ラストのアタック合戦には加われなかった#30窪田選手が1分45秒230で5番手、

そして#83柿沼選手が1分46秒083で6番手に。

以下、#80志賀選手、#61木村一廊選手(KOO’ON with ABBEY)、

#8イシカワ選手、

#71平川圭介選手(ELEVレーシングドリームVITA)の順となった。


ポールポジション:
#341徳升広平選手(PMR VITA)
「だんだん雨は多くなっていたんですが、とりあえず水たまりができるほどじゃなかったので、ほぼ一緒なのかなと思いながら、タイヤが温まってきたり、SUGOの雨はあまり走ったことがなかったので、探り探り行って最後にタイム出た、というのが正直なところです。
ラインはほぼドライ。路面は補修されて、グリップするので。
ところどころ1台分ぐらいイン開けていたぐらいで、そんなに大きく変えているところは、そんなになかったですね。こんなに離せたのは、雨なんで(笑)、はい。
どうなるか、決勝の天候読めないですけど、気を抜かず頑張ります!」

予選2番手:
#888 HANA BURTON選手(Circuit Orange VITA)
「SUGO、あんまり走ったこといし、雨もほとんど走ったことなかったけど、どんどんわかってきたから、路面の雨(の量)よりも。
決勝は前の方からスタートすると、あんまりいい結果を残せなかったので、今回前からスタートするのを練習して、前の間違いを改善して、うまく走りたいです」

予選3番手:
#31有岡綾平選手(A-PEX☆恵比寿☆VITA)
「SUGOはS耐で2回、1年に1回ぐらい来る感じで。でも、VITAでは初めてで、雨も初めてです。
セット自体も外したというか、ドライのまんま行って、空気圧だけで出ていたんですけど、ちょっとそこで厳しかったところはあるにせよ、トップタイムは見えないですね。
どうやっても4秒台真ん中か、前半行けたらいいなって感じで、3秒はさすが速いですね、見えないですね。
決勝は、晴れたらいいなと思っています」

4番手:
#32河本満選手(シンエイジャパン&オートルックVITA)
最後に一発だけ決めてきた感じですね、まさにそのとおりで。
私的にはまったく納得できない、技術的な面でも全然できていない状態なので、特にこの雨の、まさにチームと作り上げている通過点の段階での技術が、やっぱりできていないから、こんな自分の納得できない予選に、走りになってしまって、すごく悔しいです。
どうのこうの言うよりは、まずは、いつも言い聞かされている、『自分の走りを見つめ直しなさい』って、それをね。今回もVITAマイスターの徳升選手もいて、そういったチャンピオンたちを目指して、特にこの雨なかでやってみたんですが、全然できませんでした、悔しいです。
一歩ずつゆっくり前進していきたいです」

予選5番手:
#30窪田俊浩選手(A-PEX☆TOKAI DENSO☆VITA)
「また雨や、ラッキーと思いつつ、意外と急に降ってきたので、車のアジャストができなかったんですよ。
で、仕方ない。路面のいい前半で頑張ろうと思ったんですけど、でも、やっぱり、また追いついちゃって。仕方ないですね、こればっかりは。自分の出ていった場所が悪かったので、そこでちょっと集中力が若干切れて、もう一回行き直したんですが、今度は気合い入れすぎて、最後のラップ、残り1分見て一発狙って行こうと思ったら、やっぱりミスしたんです。
やっぱり若くないです。でも、まぁまぁいいんじゃないですか、とりあえずおじさん勢で1番なので、まぁ、いいかなと。
あとは決勝、どう組み立てるか、前回はスタート失敗しましたけど、今回は決めていって、ちょっとみんなを沸かせるレースをしたいです!

予選6番手:
#83柿沼一峰選手(プラチナ恵比寿NUTEC制動屋VITA)
「雨量はあまり変化していなくて、自分が合わせきれなかってすね。
SUGOはVITAでは2回目、練習で1回来ていて、昨日だけ。頑張ります、ドライになれば!」


決勝

 

 皮肉なもので、予選でコースを濡らした雨は、その後間もなくやんで、決勝は限りなくドライコンディションで、12周での争いとなった。

 

 フロントローのふたりは、#341徳升選手こそスタートを完璧に決めたが、#888 HANA選手は出遅れてしまう。
#31有岡選手が1コーナーまでに前に出て、#888 HANA選手はイン側から#32河本選手に急襲されてしまう。
その流れに続こうとしていた#30窪田選手だったが、痛恨のシフトミスで順位を落とす。


 
1周目を終えた時点でトップは#341徳升選手で、2番手は#31有岡選手。
これに#32河本選手、#888 HANA選手が続く。

そして、向かった4コーナーで5番手を走行していた#83柿沼選手に、#80志賀選手が接触。#83柿沼選手が姿勢を乱したところに#30窪田選手が、あわやTボーンクラッシュの一幕が。これは#30窪田選手のフルブレーキングで回避されたが、#83柿沼選手はその場でストップ。
 さらにハイポイントコーナーでも#32河本選手が、#888 HANA選手に押し出される格好でコースアウト。

2か所のアクシデント発生により、セーフティカー(SC)が導入される。
SCの先導は3周に及んだ。

リスタートの加速開始は、#341徳升選手と#31有岡選手が、ほぼ同時。ふたりは離れずコントロールラインを駆け抜けていったが、#888 HANA選手は遅れをとってしまう。

続いて#80志賀選手、#8イシカワ選手、#61木村選手、そして#30窪田選手の順に。

この中で最初に動いたのが#30窪田選手で、最終コーナーで#61木村選手のインを刺し、さらに6周目には#8イシカワ選手をも抜いて、5番手に躍り出る。

 一方、この間に差を広げるかと思われた#341徳升選手だったが、#31有岡選手が食らいついて離れず。まさに一騎討ちの様相を呈すことに。

その後方では#888 HANA選手、#80志賀選手が単独走行になり、さらに#30窪田選手も#8イシカワ選手を振り切っていた。

 なおも#341徳升選手と#31有岡選手の接近戦が続く中、激しくなったのが#8イシカワ選手、#61木村選手、そして#71平川選手による6番手争いだ。
#8イシカワ選手が必死にガードを固める一方で、続くふたりは何度も揺さぶりをかける。しかし、順位は最後まで動かなかった。

 それはトップ争いも同様。#341徳升選手が、最後まで#31有岡選手を抑え続けて、VITAでは今シーズン初優勝。

そして#888 HANA選手が続いてゴールするも、2周目の接触が「危険なドライビング行為」と判定され、27秒のペナルティ加算で11位に降格。

 繰り上がって3位となった#80志賀選手は、これでランキングのトップもキープ。

#30窪田選手に続いて5位となった#8イシカワ選手に対し、5ポイントの差をつけた。

そして6位は#61木村選手が獲得。

#83柿沼選手は再出走できたものの、2周差は大きく15位に甘んじて、得点ならず。


 

 

優勝:#341徳升広平選手(PMR VITA)
「まぁ、ミスなく走ろうという感じですね。
『引き離すのは無理だな』と思って、じゃあ、ミスするよりも後ろの速いところ、遅いところを見ながら、ペース合わせて走ろうと。確実にやらせてもらいました。
これは年に一度の僕のお遊びなので、来年も一回は来ようと思っています、SUGOには!」

2位:#31有岡綾平選手(A-PEX☆恵比寿☆VITA)
「スタート良かったですね、すぐ抜けてあとは徳升さんだけだったので。いや〜、速い。
スリップにつけているから着いていけるだけで、普通に走っていたら無理だったですね。
単独だったら、完全な負けですね。
また、8月とか岡山、徳升さんが来られるんでしたら、その時とか、またバトルできたらいいですね。
SUGOには、もう1回来るかもしれないですけど、チームの窪田さんと相談してみます」

3位:#80志賀卓弥選手
(シードソリューション・マーズ・01)
「スタートは前の方がちょっと出遅れたのに対し、僕がちょっと良かったというのがあって、すんなり行けたのが、すごくレース展開が僕にとっては助かったというか。
なんかちょっと自分が本当にラッキー、走っていた場所が良かったというのもありますし、あとレースラップもあんまり後半落ち込みもなかったので、安定して自分のポジションは守れたというのは次回の糧にして、これからもうちょっと練習して頑張ろうと思います。
SUGOでVITAの雨は初めてで、思ったよりも出ていなくて、やっとタイヤに熱入って、来始めたという時、ちょっと引っかかっちゃって、抜くまでに3周ぐらいかかってしまって……。
自分がそのへんをきちんと計算して、うまくプログラムしていけば、もうちょっと予選も前に行けたと思うんです。
でも、雨の予選は走りたくないですね(苦笑)」

4位:#30窪田俊浩選手
(A-PEX☆TOKAI DENSO☆VITA)
「スタートは悪くなかったんですが、また5速に入りました(苦笑)。
2〜3が、また2〜5に。これ、言い訳なんですけど、前回もそれやっていて、調整したほうがいいなって思っていて、すっかり忘れていて、またやってしまった。
まぁいいや、挽回しようと思って、1周目入ったら、4コーナーで前が回っていて、Tボーン状態の寸前になったんです。
『Tボーンになる!』と思って、止まったら当たらず止まったんですよ! 
止まってるので、まわりにブ〜ンと行かれて、7番手だったかな、落ちたんですよ。
それからとりあえず追い上げていきましたけど、う〜ん。たらればですけど、何もなければ3位だったと思います」

5位:#8イシカワヨシオ選手
(東京IRCニルズvivo VITA)
「しぶといっていうか、まわりがガンガンやっていたので、あれに巻き込まれなくて良かった。
最終コーナー、ハンドル押さえられないんですよ。
それでどんどん後ろに着かれちゃって、けっこう木村さん、ブロックしましたよ。
鬼ブロックで、けっこうヤバいぐらいの(笑)。
何回か振っちゃって、そのぐらいしないと抜かれちゃうので。予選はね、悪すぎました。
最近、雨だと踏めなくて。やっぱ、ビビっちゃって。
SC入って助かりました、あれなかったら後ろの2台に抜かれちゃいました。体力的に12周はちょっと無理でした」

6位:#61木村一廊選手
(KOO’ON with ABBEY)

SUGOレースは楽しかったです!
VITAで走るのは初めてでしたが、乗りやすくて本当に楽しかったですね〜
来年も是非、挑戦したいです!
鈴鹿のABBEY一向で参加したいと思います!

🏅ど真ん中賞:
#88 阿部 智文選手(SchatzRacing)
真っ白なって、2コーナーではみ出ちゃいました!!笑
ちょっと情けないリザルトでしたけど、この賞で少し救われました!
JAF戦は久しぶりでしたけど、色々と反省点があるレースでした。
これからも機会があれば頑張りたいと思います!