【AP VITA シリーズ】Rd.2
6/8(日)
🏁レースレポート
今回は19台がエントリーし、香港のドライバー2名(#8 Lam Hon Tak、#111 Chan Hung Wai)が初参戦となった。
オートポリスはコースサイドの木々の色も濃くなり、ランオフエリアにはタンポポのような黄色いブタナ、シロツメクサなどが咲き高原らしい雰囲気となった。
梅雨入り直前で天候が心配されたが、7日の時別スポーツ走行は曇り時々晴れという天候の下、30分の走行が2本行われた。
予選
8日の朝は冷んやりとした曇り空で、時おり弱い雨がパラパラと落ちるような不安定な天候。
そしてこの朝に九州北部が梅雨入りした。気温15℃の9時30分から15分間の公式予選が行われたが、中盤のナカヤマ精密コーナー(1コーナー)で2台の車両が接触し1台がコースアウト。
これでセッションは7分間中断した。この予選、中断の前に唯一2分6秒台(2分6秒192)をマークしたディフェンディングチャンピオンの#50三浦康司がポールポジションを獲得。
1.503秒差の2位には#66 SUNDAYがつけ、
3位以下は#39阿部貴一、
#11下山久寿男、
#444 YOSHIO ISHIKAWA、
2023年のタイトルホルダーである#91 T.SHUTO、
#74石川敏郎、#33稲垣光司、「昨日からエンジンが噴けない」と言う#6佐藤幸記、#111 Chanの順となったが、#11下山はピットレーン速度違反によりスターティンググリッドが2グリッド降格となった。
<決勝>
予選後に弱い雨が降ったが、決勝前にはそれも止み、コースは一部が少し濡れているもののほぼドライコンディションとなった。気温20℃の13時34分に10周のレースがスタート。
「雨のレースは走ったことがないけれど、ほぼドライになったので今日は面白くないレースをします。
スタートを決めないと」と決勝前のポールシッター#50三浦はそう語った。序盤に後続を引き離して独走とするつもりのようだ。
その言葉どおり、#50三浦はオープニングラップで2位に1.39秒の差をつけ、2周目にはこのレースのファステストラップとなる2分7秒532をマークして2位との差を3秒以上に広げた。
2位争いはスタートを決めた#39阿部が#66 SUNDAY、#444 ISHIKAWA、#11下山を引き連れる形となった。
スタートで出遅れた#66 SUNDAYは4周目の1コーナーで#39阿部のインを突き2位に順位を上げたが、そのラップの第2ヘアピン手前で#39阿部が並び2位を奪還。
そのバトルの間にトップの#50三浦はギャップを7秒以上に広げた。
走行中にマフラーが外れパワーダウンした#444 ISHIKAWAが6~7周目にかけてペースが鈍り9位まで順位を下げると
、2位争いは#39阿部、#66 SUNDAY、#11下山の3台によるパックとなったが、7周目に#66 SUNDAYのペースが落ちてポジションダウン。
これで#39阿部は2位の座を安泰とし、#74石川が#11下山との表彰台争いに加わった。
レースは#50三浦が2位の#39阿部に12秒687の大差をつけて圧勝。
優勝:#50 三浦 康司
おうちの買い方TMR制動屋NUTEC
これで昨年からのポール・トゥ・フィニッシュの記録を「5」に伸ばした。
「途中で雨が降ったりするとマージンがどうなるか分からなかったので猛プッシュしました。
5周までに差をつけてあとはタイヤを労わりながら予定どおりです。
無事に終われて良かったなという感じでした」と三浦は記録をさらに更新するつもりだ。
2位:#39 阿部 貴一
ACRE☆岡上電機☆SH-RもくVITA
「3位に落ちた時はスピンしかけてもうダメだと思ったのですが、何とか抜き返せました。10周が長かったです」
3位:#11 下山 久寿男
ボディワークス下山 VITA
「序盤は444号車に引っかかっていてもう少し早くかわせていたら。最後は石川さんをちょっと強引にブロックしましたが、VITAで初めての表彰台です!」
4位:#74 石川 敏郎 IMサポート☆K2☆VITA
「予選はアタック中に赤旗が出たので残念でした。決勝はあと1~2周あったらと思いますが、これがレースですね」
5位:#91 T.SHUTO JETGROUP☆LBJ/USIJIMA
「実力では勝てないのでヘビーウェット仕様にしたのですが、その割には順位キープできたので良しとします」
6位:#66 SUNDAY TMR VITA
「3周目ぐらいまでいけると思っていたのですが、タイヤのバランスが悪くなってコースにとどまるのがやっとでした。内圧かな?」