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📣MECもてぎ決勝[VITA]
2024/08/26 レポートMECレポート

VITA-01クラス決勝

 VITA-01クラスも、原則としてスタートはAドライバーが担当するが、事前に申告すればBドライバーの起用も可能。上位では4番手からスタートする#8東京IRCニルズvivo VITAが、菊地選手をスタートドライバーとした。

 

 1周のフォーメイションラップの後、ローリングスタート方式でレースは開始。

クリーンスタートが切られ、まずレースをリードしたのは
#66 seven x seven with KF MOTORSPORTの藤原選手だ。
オープニングラップのうちに#77 seven x seven with KF MOTORSPORTの井本選手が2番手に上がり、
3番手は菊地選手。予選2番手だった、#27ビーンズスポーツSPM VITAの大沢選手は6番手で1周目を終える。

 序盤は藤原選手と井本選手が後続を引き離す形で周回を重ね、その後方でも大きな動きはない。

トップ2のドライバー交代は早く、#66 seven x seven with KF MOTORSPORTは17周目に奥住選手に、そして#77 seven x seven with KF MOTORSPORTは18周目に内田選手にスイッチ。

そして、#8東京IRCニルズvivo VITAも30周目にイシカワ選手に代わる。

その後、トップを走ったのは#30 YouTube「ゴキブリ博士」VITAの太田達也選手。徹底した燃費走行で、ほぼ1時間走り続けていた。

 25周目に太田選手から大野宗選手に代わると、再びトップに立ったのが奥住選手、そして内田選手が続いて、元のポジションに。

3番手もイシカワ選手。やはり大きな動きはなく、淡々と周回が重ねられていく中、ほぼ残り45分となったところで、コース脇に止まった車両を回収するため、SCが導入される。

 この間に#77 seven x seven with KF MOTORSPORTは、2回目のドライバー交代を行い、再びステリングが井本選手に託されるも、給油できないハンデが後々、大きな影響を及ぼしてしまう。

 トップを快走する
#66 seven x seven with KF MOTORSPORTは、SCラン明けの37周目から再び藤原選手が走ることに。
全車2回目のドライバー交代を終えた43周目には再びトップに返り咲き、そのまままったく危なげない走りで周回を重ね、最後はVITA-01として唯一50周を走破。

Pro-Amaクラスの優勝も飾っている。

 総合2位でゴールし、Ama-Amaクラスを制したのは、#161 KOO’ON WITH ABBEYの木村一廊選手とKENTA選手だ。

予選は8番手ながら、1周目を終えた段階で5番手にまでポジションアップ。派手さはなかったものの、コンスタントに周回を重ねたことが何よりもの福音となった。

KENTA選手は何者ぞ、と思われたが、その実態は川福健太選手。昨年のミニチャレンジカップの王者で、今年はYaris Cupの東北シリーズで第1戦を制している。

 総合3位で、Ama-Amaクラス2位は#37 KeePerアポロ電工most VITAの入榮選手と有村選手が獲得。久々のレースとなった入榮選手が、FIA-F4にも参戦中の有村選手の好リードに成功した。

 そして#77 seven x seven with KF MOTORSPORTの井本選手と内田選手は、総合4位に。序盤に2番手を走行していただけに、これはやや悔やまれる結果だったはず。これに続いてゴールしたのが、

#8東京IRCニルズvivo VITAのイシカワ選手と菊地選手だった。

 Pro-Amaクラスの2位は、#58フジタ薬局アポロ電工V1の綾選手と武村選手、そして加藤選手が獲得。VITA-01使いとしては最古参にも当たる綾選手は、久々の表彰台に上がって、大喜びの様子だった。


VITA-01 Pro-Amaクラス

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VITA-01 Pro-Amaクラス優勝:
#66 seven x seven with KF MOTORSPORT

藤原大暉選手「収まるところに収まったというか。前回は運もなかったので、今回は淡々とこなしました。
ずっと自分たちのペースで走れたので、後半は車を労ることもできて、しっかりチェッカーを受けることだけ心がけて走っていました」

奥住慈英選手「77号車が2位じゃなかったのが残念で、運が悪くてSCのタイミングが合わなかったようで、しょうがないですね。
自分たちは勝てたので、まぁ、いいかなって感じなんですけど、Ama-Amaも優勝できたら、seven x sevenとしては全部優勝だったので、惜しかったですね。
でも、いい結果を残せたので、良かったと思います」

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VITA-01 Pro-Amaクラス2位:
#58フジタ薬局アポロ電工V1

綾真則選手「最高! もてぎは去年以降、もう走ることないかなと思っていたんですけど、今回走るチャンスいただいて、今までお世話になっていたメンバーと最後に、最後じゃないかも知れないけど、もういっぺん表彰台まで連れてきてくれて、心から感謝しています。
皆さん、ありがとうございました。パートナーのふたりに感謝しています」

武村和希選手「昨日から不調だったエンジン、けっこう症状きていて、僕の時に吹けず、どこのストレートも5速入らないぐらいだったんですね。
なんとか騙し騙し走って、SC入ったタイミングも良くて、ペース上がらなかったこともあって、ガソリンもギリギリ保ってくれて、ちょっとロングで走れたのも有利だったかも知れませんね」

加藤正将選手「今日は(TCRジャパンにも出て)3回、2位でした。あんまり良くないですけど。でも、諦めないで最後まで走れば、いい結果着いてくるって。そういうのを実現できて良かったと思います」

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VITA-01 Pro-Amaクラス3位
:#28 TKRI VITA

七條正満選手「ありがとうございます。レースはこれしかやっていなくて、2戦目です。
びっくりしています。無我夢中で、何やったか覚えていません(笑)。
とりあえずミスしないよう、自分で抑えて走っていました」

一條拳吾選手「私のスティントで、ペースは良かったんですけど、一回エンジンが不調かなという瞬間があって、それで一回ピットボックスに入れて確認するというのがあって。2位が見えていたので、私個人としては悔しいなというのもあったんですが、そういうのも含めて、このふたりでゴールまで車を運べたのが良かったですね。
無理して止まっちゃったら、元も子もないので。いいレースができたと思います。

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VITA-01 Ama-Amaクラス

VITA-01 Ama-Amaクラス優勝:
#161 KOO’ON WITH ABBEY

木村一廊選手選手「クラス優勝、総合でも2位で嬉しいです。
SCはラッキーなことに、入った時に僕がギリギリ出られて、それで1周ぐらい稼げたのかな? 
目の前で出て、『やばい、やばい』と思ったんですが、前に出られたのが良かったんですね。
普段は鈴鹿クラブマンと岡山チャレンジカップでVITAを走らせていて、もてぎはそんなに走っていないです。
今回はいい勉強になりました」

KENTA選手「MECは初めてですが、今年の2月、岡山の耐久がVITAのデビュー戦で、木村選手と走って今回が2回目です。やっと噛み合って、力出し切って結果が残せたので嬉しいです」

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VITA-01 AMA-Amaクラス2位
:#37 KeePerアポロ電工must VITA

入榮秀謙選手「総合3位、うぉ〜、すごい! 半年ぶりにサーキット走ったので、とても疲れました。
とにかく車を壊さないように、前で必死に走ってくれたので、車を壊さないでチェッカーを受けようと。
ただただ、それだけです。耐久は淡々と走った者勝ち!」

有村将真選手「自分の方がロング任されていたので、1秒でも前へ走ろうと思って、必死に走っていました。
V.Granzとは速度差あるんですけど、そのあたりを気にしつつ、大きなミス内容走った結果が出たと思います。
とりあえず良かったです」

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VITA-01 Ama-Amaクラス3位:#77 seven x seven with KF MOTORSPORT

井本大雅選手「クラス優勝狙っていましたが、SCで全部逆転されてしまいました。
タイミングなので、それは。運がなかったですね。富士ではもう少しラップタイム上げて、運も味方してくれるように頑張ります」

内田涼風選手「3位に落ちたのに、全然状況が把握できなくて。そうですね、運も大事で。次はもっとコンスタントに、アベレージでタイム上げられるように、しっかり運もつけて、頑張りたいと思います」

VITA-01 Ama-Amaクラス4位
:#8東京IRCニルズvivo VITA

イシカワヨシオ選手「俺が足引っ張っちゃった。全然ペースが上がらなかったし、手が痛くて入りたかったんですが、用意できていないっていうし、隣も入ってきちゃって、
『もう少し待って』って言われた時にSC 入っちゃって。俺が先に『ギブ!』って言って入ったら、ちょうどタイミング良かったんですけど、なかなかうまいこといかないですね。
いつもSCで失敗しますね、前の鈴鹿もそうだったし。まぁ、耐久は難しいです(苦笑)」

■Pro-Ama 決勝リザルト

1位:#66 藤原 大暉 / 奥住 慈英
seven×seven with KF MOTORSPORT

2位:#58 綾 真則 / 武村 和希 / 加藤 正将 
フジタ薬局アポロ電工V1

3位:#28 七條 正清 / 一條 拳吾 /
TKRI VITA

■Ama-Ama 決勝リザルト

1位:#161 木村 一廊 /
KENTA / KOO`ON WITH ABBEY

2位:#37 入榮 秀謙 / 有村 将真 /
keeperアポロMTmostVITA

3位:#77 井本 大雅 / 内田 涼風 /
seven×seven with KF MOTORSPORT

4位:#8 イシカワ ヨシオ / 菊池 靖 /
東京IRCニルズvivoVITA

5位:#11 柿沼 一峰 / 近藤 隆一 / ガレージプラチナ☆KONA☆リーガル

6位:#27 大沢 良明 / 三上 潤 / ビーンズスポーツ☆SPM☆VITA