十勝スピードウェイは羽田から1時間30分。
帯広空港から車で約15分で到着します。
今回の耐久レースでは26名のドライバーがVITA-01を操り、
十勝の澄み切った空気の中、目一杯ドライビングの練習ができるのも
耐久レースの魅力です。
予選は午前、決勝は午後13時から3時間の熱い戦いが始まります。
今回は十勝耐久レースの魅力を、エントリードライバーのコメントを通してお伝えしたいと思います。
予選でトップタイムをマークしたのは#88坂野 研 選手。
2番手の#鶴賀選手より0.3秒速いタイムを3周目に叩き出した。
#88後藤 比東至 /坂野 研 選手
MART・OPTech☆STEPVITA
#88坂野 研 選手
「今年初のドライブです。なのでとても嬉しい。体のコンディションが未だ未だ付いて行かない。耐久の3hがリハビリになってくれれば、と思っています」
「日常の生活と仕事とレースを両立出来るカテゴリー、
この為に体力トレーニングをする事で健康が保たれる。
多分今後もずっとレースは続けて行きたい」
古井戸選手とチャンプを競い合ってきた坂野選手。
Dr.坂野のお仕事がお忙しそうでやっとドライビング出来た耐久レース。そんな日常の中にモータースポーツを取り入れてくださり、心から嬉しく思います。
後藤 比東至 選手
ジャーナリストの後藤選手。S耐久にも参戦されて今年はなんと色々トータル25レース参戦されているそうです。
東京から「TOKACHI修行に来ている」そうで、お話をお伺いしてるだけで嬉しくなってきます。
#95坂本 幸照/八巻 渉/面野
幸伸建設・やまキング☆STEP VITA
面野 選手
「S耐久レースに参戦しています。#95VITA普段は若い子を乗せていて、練習になるので耐久レースだけ参戦しています。今回で2戦目。耐久レースはモータースポーツを楽しむことの出来る最高のカテゴリーだと思います」
と、素晴らしいお言葉をいただきました。
そうです。MSを楽しみたいから耐久レースなんです。
八巻選手
鈴鹿ではSFJ。岡山ではVITA参戦されているドライバー。
十勝、耐久は初めてとの事で、思いっきり楽しんで下さい。
#71平中 繁延/大坪 靖
HDC 日本平中自動車VITA-01
平中 繁延 選手
レーシングドライバー平中克幸さんのお父様 です。FJ1600のチャンプという輝かしい経歴の持ち主。現在札幌市で自動車販売業をされています。
「5年前VITAがサーキットで走行してると聞いて見に来ると、50〜60歳過ぎた人ばかり。
60歳過ぎてもレーシングカーで走れるんだ!という事を知って、購入予定だったスーパーカーを辞めてVITAを買った。
お陰で、走る為にトレーニングも必要、体重が10kg減って身体も健康になったよ」と笑顔で語ってくださいました。
何歳になってもモータースポーツを楽しんで欲しい、という私達の願いを叶えて下さっている平中さん、大ファンになってしまいました。
#18 古井戸竜一 /古井戸彩子
さくら眼科☆OWLwithRS・a
日本全国VITAドライバーの中で、夫婦(めおと)Dr.はここだけ!
なんてったって、羨ましいほど仲良しなんです。
独身の頃からVITZで一緒にレース。彼此16年になるそうです。
めおとで耐久レース、憧れてしまいます。
ダーリン竜一選手、現在ポイントリーダー。
彩子選手はサーキットの人気者で、富士KYOJO CUPでもがんばりました!
#48山口琢美/瀬川 公輝
さくらBreeze 01
山口選手
ザウルスを14年乗り続けて下さった嬉しいDr.。VITAにチェンジして2〜3年。
「ランニングコストも同じ、あとは車重が重い分ドライビングの勉強中です」楽しみにしています。
瀬川選手
古井戸彩子さんの弟さん。やはりザウルスを10年間ドライブしてくださいました。
ご夫婦、ご兄弟でMSを愛する羨ましいピット風景です。
#12佐藤 元春/鶴賀 義幸
恒志堂レーシングVITA12号機
そして、5台のVITAを連れて颯爽とパドックをデコレートして下さっているのは
恒志堂レーシング率いる佐藤 元春選手。
ピットには恒志堂ウェアのスタッフとご家族、子ども達が大勢楽しんで下さっています。
これにはきちんとコンセプトがあって
「自分自身これまで一生懸命努力をしてきました。言い訳をせずにコツコツやることの大切さを沢山の人達に伝えたくて、子どもの頃から大好きだったモータースポーツをチームとして活動しています。そして有言実行の大切さをいつか子ども達にも伝えることが出来れば」と[リーダーの栞]の様な名言を頂きました。
とにかく、カッコ良いんです。
底辺カテゴリーは参加人数が多い。だからこそ
お洒落にカッコ良く遊びたいですね。
これからもレース界の模範であり、憧れの存在でいてくださることを願っています。
今回は富士FCR-VITAレースで大活躍した鶴賀選手とペアを組みます。
鶴賀選手は、栃木トヨタの社員Dr,で86レースにも参戦しているそうです。現在27歳、楽しみです。
それではTeam恒志堂レーシングドライバーの紹介です
#712竹谷 和浩/中川 隆吾
恒志堂レーシングVITA712号機
オーナーの竹谷さんはGT-Rドライバーで、2年前にVITAを購入。
メキメキと腕を上げられ今年は表彰台にも乗るほどに。
「VITAはとても練習になります。お陰でGT-Rのタイムも早くなってきました。」と感想をいただきました。
一緒にペアを組むのはVITA歴3年目の恒志堂スタッフ中川選手と。
コンビネーションばっちりです。
#310石崎竜一朗/浅井 康児
恒志堂レーシングVITA310号
浅井 康児選手
十勝FFシビックのコースレコードホルダー。
「VITAは繊細なテクニックが必要だと感じています。必ず乗りこなしたい」
速さ、いつでもお待ちしております!
石崎選手
SFJで大活躍したドライバー。VITAも楽しんで下さいね。
#777大島 良平/久保 拓也
恒志堂レーシングVITA777号機
久保拓也 選手
S耐久レースのご経験の中で耐久の楽しさを追求されています。
耐久の魅力を改めて伝えてくださいました。
富士でFCR-VITAにも参戦されています。
VITAでの耐久レース参戦、とても嬉しく思います。
さらにドライビングを極めてください。
#516常松 巧/大島 雄一郎
恒志堂レーシング516号機
常松選手
「VITAは2回目です。ハコと比べて全ての動作がベーシックで、基本の勉強になります」
大島選手
VITA歴3年くらいになります。とても勉強になりますね。仕事の合間を縫って楽しんで参加しています」
そしてこれからが、十勝レーシングチームの皆さま!
#30鬼塚 益生/鬼塚 哲生
十勝レーシングスクール鬼塚兄弟VITA
左が兄、鬼塚 哲生選手(オートポリス) 右が弟、鬼塚 益生 選手(十勝)
の東西兄弟VITAドライバー。
ここまでの歴史は長いんです。
その昔、十勝でプロによるレーシングスクールを開催しておりました。かれこれ18年前のことです。一泊2日メニューで魅力満載だったそうです。そのスクールに彼らは九州から年1回通っていました。
今のスパルタスクールの原点です。
その後数々のストーリーがあるのですが
十勝スピードウェイの魅力に引き寄せられ、
益生選手はとうとう十勝に住むことになったそうです。
十勝の魅力とは、誰もがお世話になっている小谷さんの事でしょう。
人々の温かい魅力が、この十勝スピードウェイには詰まっています。
人生=モータースポーツ=人との触れ合い=楽しい=幸せ
=十勝スピードウェイ って感じですね。
#5金子千尋/四倉悠聖/安部 敬珠
十勝Rスクール金子ルーキーVITA
金子選手
VITZを少し走った事がある、というルーキー。今回はお仕事の都合で静岡から。
今後は鈴鹿もトライしたいそうで、応援させていただきます。
四倉選手
18歳。初めてなのに中々のタイムをマーク、もっともっと速くなりそう期待の新人です。
阿部選手
ラリースト。でありながらいつも小谷さんをヘルプして下さる、
縁の下の力持ち。今回はVITAにトライ。なかなか難しいでしょう?
決勝レースの前は、恒例のVITA倶楽部ランチタイム。
オープン♪
今回のお料理はデリカテッセン&バル、リコローレ。
お洒落で美味しいメニューでした。
VITA倶楽部では、参加されるドライバーの方に出来るだけ楽しんで頂けるよう
これからも努力して行きたいと思います。
そして9月8日(日)13時、3時間耐久レースの幕が開く。
グリッドには14台のVITA-01とVit’s5台が仲良く並んだ。
グリッドは2ドライバーの合算でポジションが決められた。
(クリックで拡大)
午後13時 Vitzとの混走、ローリングスタートで始まった。
スタートからトップを維持して#95が快調にポジションをキープする。
2番手争いは#712、#18が激しい争いを展開。
45分経過時点でGAS給油の為ピットインするマシンが出だし
順位が入れ替わる。
GAS給油は3回義務付けられ、3分間の停止をしなければならない。
1時間経過時点の順位は
#712 #95 #12 #30 #88 #310
各マシン、最後の給油のピット作業によって順位が変わってくる。
まさに耐久レースチームワークの見せ所である。
2時間30分経過、あと30分でチェッカーという終盤で
トップ争い#95 #310 #712 #12 #30のラストスパートが見どころであった。
2時間45分経過時点、#712 #12 #95 #18 #30の順位でラップを重ねる。
そして序盤で順位を落とした#12がとうとうトップを奪い取った。
残り4分、トップは#12、#712 #95 #18 #310 #30 #88と続く。
スタートして3時間、見事トップでチェッカーを受けたのは#12、
2番手は同じ恒志堂レーシングの#712 3番手は#18 4番手はトップを走行していた#95であった。
続いて#88 #310 #30 がチェッカー。ここ迄がトップと同周回数の107LAPであった。
3時間の耐久レースでありながら、アベレージはスプリントレースと同じタイムで走行!
チームプレーと見事な作戦で1位2位を奪い取った恒志堂レーシング、
負けず劣らず夫婦(めおと)パワーを見せてくれた古井戸選手組がポーディアムに乗り慢心の笑顔を見せてくれた。
十勝スピードウェイの3時間耐久レースは今回も素晴らしいレースであった。
ドライバーとピットとのチームワークも年々クォリティが上がり、
見応えのあるレースになってきている。
ドライバーも南は九州、関西、関東と、全国から集まってくれた。
モータスポーツ大好きな人達、本当に多いのだと改めて思う。
このVITAを操り、多くのドライバー、メカニックの方が、これから更にドライビングテクニックを上げて頂けたらと願う。
レポート:VITA倶楽部
まだありました!十勝スピードウェイの魅力!
帯広で北海道の美味しいもの食べて語り合うのも、大きな魅力です。
ご馳走様でした。