オートポリス・ゴールドカップ第1戦
2019年4月7日VITAがとうとう九州に初上陸した!
ここオートポリスは全長4,674kmの素晴らしいサーキットである。
アップダウンもあり中々難しいコースだけに、思わずトライしてみたくなる。
金曜から3日間晴天に恵まれ、
当日は12台のVITA-01が集結し、賑やかな幕開けとなった。
VITAレース開幕戦で12台のエントリーはまずまず。
これから九州でもVITA人気が高まりそうな予感がする。
オートポリスのVITAドライバーはレース経験者が多く、
個性豊かな面々が揃っており、今後レベルアップすること間違いないであろう。
鈴鹿からは中里 紀夫選手、藤井敬士選手が開幕戦を盛り上げるべく参戦、オートポリスが賑やかになった。
そしてポールポジションは
なんと、鈴鹿の古株レジェンド!中里選手が
オレンジフラッグと共に?奪い取ることに。
けれども、2位の藤井選手も凄かった!
そして3位の三浦選手も又又僅差!
噂によると、vitzチャンピオンだとか。
初めてのVITAでこの僅差3位はアッパレです!
ハコ経験者もVITA移行問題ないですね、さすがです!
先ずは予選レポートから。
予選は8:55天候曇り、ドライコンディション、
VITA/TC/PCJの混走で混雑した中、遠征組の前年度鈴鹿チャンピオン #1中里紀夫がトップタイムを叩き出し、ポールを獲得した。
「20分間あったので、安心していたらマシントラブルが出てしまって。結局、半分しか走れないという。ですがなんとかポールを獲れたので、ホッとしましたね」との談。
同じく遠征組の #62藤井敬士が0.526差でフロントロウから #1中里を狙う。
ACEクラスは #85田崎貴英、続いて #445鬼塚哲生が上位の位置を確保した。
決勝15時25分VITAレース開幕戦スタート!
気温15度、ドライコンディション
ツーリングカーとの混走で18台による争いとなった。
ホールショットを決めたのは、#1中里。続いて #62藤井、Vitzカップでお馴染み、#8三浦康司、#10菅一乗と予選順位のまま駆け抜けていく。
2周目、イエローが出て各車の差は縮まるが、リスタート後もこの順で戦いが続いた。
序盤からトップ走行 #1中里を1秒以内で追う #62藤井。
慣れないコースで見事な走りを披露していく。
中盤に差し掛かり追い上げてきたのが、#85田崎だ。
#1中里、#62藤井とほぼ同タイムで4番手を走行、7周目に #8三浦を捉え総合3位まで浮上した。
一方、トップ 争いのバトルは激しくなり、至る箇所で仕掛ける #62藤井、それをたくみに交わす #1中里。
ファイナルラップで0.29秒まで迫った #62藤井だったが、前を走る壁は厚く、ポールトゥウィンでチェッカーを受けた #1中里が、記念すべきオートポリス戦・初のウィナーに輝いた。
2番手に#62藤井、ACEクラスの #85田崎、続いて #8三浦、ACEクラス #445鬼塚の順となる。
3分の2が地元勢で占められたオートポリス初VITA。
新しいカテゴリーとして、これからも大注目だ。
パドックでは皆の興味も感じられ、これから台数増加を願うところである。
[ 総合優勝: #1中里紀夫選手 ]
初走行のオートポリスでしたが、予選は20分間あったので慌てずに走れました。ですが、マシントラブルが出まして。結局半分しか走れないという (涙)。ですが何とかポールを獲れてよかったです。決勝、スタートはまずまず。トラブルは無くなってましたが、途中でイエローが出てペースを落として。そこから藤井選手との間隔が縮まってしまい、ペースが掴めず苦労しましたね。
スポット参戦ですが、もう少しコースに合わせた走りが出来ると思いますので、また来たいなと思いました。
[ ACE優勝: #85 田崎貴英選手]
予選は混雑していたので、クリアラップが獲れず苦労しましたが、取り敢えず満足でした。鈴鹿や岡山の耐久で乗って以来4~5年ぶりのVITAですよ。決勝はとにかく楽しむことを前提に、前を追いかけようと頑張りました。実は…2周目3コーナーでブレーキが抜けて。その後、ごまかしながら走っていました(苦笑) また是非乗りたいですね!
田崎選手は、かれこれ20年以上F4、S-FJもドライブしているベテランドライバー。
[ VITA村 ドライバーチェック! ]
工藤 健二選手
老若男女構わず楽しめるVITA、初回は最高年齢、しかし驚異の経歴を持つ #41工藤健二選手をご紹介。1945年5月生、今年74歳を迎える工藤選手は、ロード―スターで優勝するなど、ハコのツワモノなのです!
「VITAの試乗会がキッカケですね。いや~面白いマシンだなと思いました。でもタイムが10秒切れなかったので、半ば諦めかけていたんですよ。その日の帰りにレストランで偶然チーム監督にばったり会ってしまって(笑) 「今注文したら、開幕戦間に合いますよ~」とにっこり。
気が付けば、今日グリッドに並んでいました、というね(笑) 」。
惜しくも初戦はコースアウトでリタイヤとなってしまいましたが、次戦こそは熱い走りを見せてくれることでしょう。今後大注目の工藤さんでした。
記事: 園田 明子さん
ドライバー紹介 まだまだ続きます!
鬼塚哲生選手
今回マシンの調子に手こずった鬼塚選手は、カートからフォーミュラもドライブした選手で、北海道十勝スピードウェイにVITAで参戦する鬼塚 益生選手とご兄弟!耐久レースでは仲良し兄弟での見事なチームプレイを披露して下さいます。
菅 一乗 選手
FJ1600オートポリスチャンピオン、F4、S-GTで大活躍され、
地元をホームグラウンドとして長くご活躍されてこられた大ベテランのドライバーと伺っております。今後の活躍をとても期待しております。
予選4番手の阿部 貴一 選
「今までツーリングカーだったが、この車は乱雑な動作をしたらすぐリヤが流れるけど、メチャクチャ面白い。1ラップまとめるのはまだまだ難しい。途中3コーナーでミスしてしまったが、このタイムが出て嬉しいです」とコメントを頂いた。
三浦康司 選手
vitzチャンピオンで有名な選手。今回はレンタルで参戦して下さいました。「最後田崎選手に後ろに付けられて気持ちが焦ってミスを連発してしまいました。最後はスピンをしないような運転に切り替えました。ハコ車と違ってブレーキからのターンインでの動かし方がすごく難しい。焦ったらすぐ強く踏んだまま切ってしまいスピンしてしまう。でもすごく勉強になりました。とても楽しかったです」
今年はタイのビオスカップに参戦されるそうですが、又是非VITAレースでもご活躍お待ちしております!
藤井敬士選手
フォーミュラトヨタ、F4、ツーリングカー等長くレース活動をされていらっしゃる大ベテランドライバーです。
まだまだインタビューしてみたい面々もいらっしゃいます。次回はまたスポットを当ててみたいと思います。
オートポリス、これから目が離せなくなりそうです!
VITA九州上陸開幕戦では、多くのドライバーの方が楽しんで下さり大成功の開幕戦でした。
これからもこのVITAでMotorSportsを楽しんでいただけたら、
と心から願っています。
皆さまありがとうございました。
ウエストレーシングカーズ(株)VITA倶楽部