鈴鹿クラブマンレース第6戦 クラブマンスポーツ
9月3日・4日 鈴鹿サーキット
今大会は6月18日・19日に開催されたMEC60以来のスプリントレース。
シーズンも残り2戦、チャンピオン争いも終盤を迎えることになる。
台風6号の影響で雨の予報を他所に、完全なドライコンディションで迎えた決勝レース。
ランキングトップ
#5 中里紀夫選手(SHINSEI MiDLAND C72)
は57ポイント。
昨年のチャンピオン
#1 大八木龍一郎選手
(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)がランキング2位で43ポイントと、14ポイント差で続いている。
ランキング3位は27ポイントで
#6 増本千春選手(SANNO MST SHIELD 清水炉)
#84 上村雅一選手(C.AFirst京都石﨑興業MIDLAN)
が並んでいる状況だ。
9月3日(土)
〈午前フリー〉
ハーフウェットで迎えた特スポ。
どんどん路面が変わって行くコンディションの中
全車タイムアタックに余念がない。
《公式予選》
公式予選は20分間。雨の予報もあったが、ほぼドライコンディションでセッションが進んだ。
序盤から激しい順位争いが繰り広げられ、最初にタイムを記録してきたのは#86 山谷直樹選手(CF亜衣★NJK★KW★VITA)で2分28秒220。その後、増本選手が2分28秒162を記録してトップに立った。
終盤になると大八木選手が一気に27秒台に入れ、2分27秒998を記録してトップに浮上。大八木選手とタイトル争いを繰り広げる中里選手はタイムが伸びず、2分28秒623で5番手止まりだった。
最終的にこのタイムで決着。大八木選手が見事ポールポジションを獲得した。
2番手は増本選手、
3番手は山谷選手。以下、
上岡選手、中里選手、#89 楠戸芳弘選手(バッカラン人工知能研究所★レーシング)と続いた。
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ポールポジション
#1 大八木龍一郎(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
「前に追いついちゃってアタックできないラップがありました。でも結果、ポールポジションが取れてよかった。久しぶりにポールポジションからの決勝レース。精一杯走って行けるところまで行くだけです。」
予選2位
#6 増本千春(SANNO MST SHIELD 清水炉)
「前を走っている人が回らはったんで、自分も回ってしまいました。あの周、良かったんで・・・残念。
決勝は、なるようになるかな?大八木くんが速いんで、コメツキバッタのようについていけたらいいな」
予選3位
#86 山谷直樹(CF亜衣★NJK★KW★VITA)
「久々にトップ3に入れました。いつも中途半端な位置だったので、良かった。全集集中してタイムを上げていこうとしていましたが、後半タイヤのマネージメントがうまくいかずタイムを出せませんでした。
久しぶりにいい位置からのスタートなので、挑戦者として勉強しながら、見ている人に楽しんでいただけるレースをします」
予選5位
#5 中里紀夫(SHINSEI MiDLAND C72)
「ドライとウエットの中間のセッティングだったのでこれが精一杯。決勝はセッティングを天候に合わせて、前を抜いていきたいと思います」
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《決勝》
ポールポジション
#1大八木龍一郎
DAISHINProgrexx★萬雲8
2番手
#6増本千春
SANNO MST SHIELD清水炉8
3番手
#86山谷直樹
CF亜衣★NJKKWVITA8
4番手
#76上岡広之
ウイニングCB制動屋Trace★NUT
5番手
#5中里紀夫
SHINSEI MiDLAND C72
6番手
#21いむらせいじ
オートルックVITA-01 8
7番手
#83八木智
C.A.FIRST京都VITA01
8番手
#89楠戶 芳弘
パッカラン人工知能研究所★レーシング 8
9番手
#9関 正俊
グラック&KTS 8
10番手
#18巽 雅剛
ClubD’zウエストポイント京都VIT
11番手
#84上村雅一
C.AFirst京都石崎興業MIDLAN 8
12番手
#31斎藤真紀雄
CSマーケティング アキランドVITA
13番手
#32かわもとみつる
オートルックVITA-01
14番手
#19小野耀平
ヒットマンルアーアンダーレVITA 8
15番手
#87山本龍
お先にどうぞ★VITA 8
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決勝レースも台風6号の影響が懸念されたが、路面はドライコンディション。
年々レベルアップして行く鈴鹿VITAレースRd.6の幕が開けた。
8周の決勝レースはスタートで大八木選手がトップを守り、逆転チャンピオンに向けて幸先の良いスタートを決めた。
後方では中里選手がロケットダッシュを決めて、一気に3位に浮上。
1周目のスプーンではもう1台抜いて2位にまで上がってきた。
そして2周目の130R。勢いを増した中里選手は大八木選手を捕らえトップに浮上した。
しかし大八木選手も負けてはいない。中里選手のテールにしっかり食らいつき、3周目の130Rでトップを奪還。
そして4周目、2台はサイドバイサイドのバトルを見せ、最終的に中里選手がトップを奪った。
中里選手が前で6周目に入ったが、その1コーナーで大八木選手がアウトから抜いてトップに浮上。その後中里選手はペースが上がらず、前を追うことができなかった。
3位争いは増本選手、山谷選手、上岡選手の3台。3周目に山谷選手が増本選手を抜いて3位に浮上したが、4周目は1コーナーで増本選手が3位を奪還するも、2コーナーで山谷選手が再び前に出るという大バトルを展開。
3台は0.5秒差の中での戦いが続き、5周目に上岡選手が4位に浮上。さらには7周目に山谷選手と1コーナーからS字までサイドバイサイドの戦いを繰り広げ、上岡選手が3位に上がってきた
7位争いも激しかった。#83 八木智選手(C.A.FIRST京都VITA01)を先頭に、#89 楠戸芳弘選手(バッカラン人工知能研究所★レーシング)
#21 いむらせいじ選手(オートルックVITA-01)
#9 関正俊選手(グラック&KTS)の4台が各所で激しいバトルを繰り広げ、最終的に八木選手が7位をキープ。
以下楠戸選手、関選手、いむら選手の順でチェッカーを受けた。
それ以外にも、#19 小野耀平選手(ヒットマンルアーアンダーレVITA)と#18 巽雅剛選手(ClubD’zウエストポイント京都VIT)による10位争い、
#133 TOMISAN選手(アキランドレーシング)と#87 山本龍選手(お先にどうぞ☆VITA)#3 備後博司選手(ガレージB-SPORTS)による12位争いなど、各所でバトルが見られた。
優勝争いは、大八木選手が中里選手を引き離して今季2勝目。チャンピオンシップポイントを63ポイントとした。
中里選手が2位で、72ポイントとなりでランキングトップをキープしたが、その差は9点。
最終戦は中里選手が3位以上でチャンピオン決定。
大八木選手は最低が4位以上で、さらに中里選手より10ポイント以上獲得する必要がある。
激しい3位争いは、上岡選手が制し3位表彰台をゲット。
4位は山谷選手
5位は増本選手
6位は八木選手という結果になった。
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優勝を手にした大八木選手
2位の中里選手
激しい戦いを繰り返すも、マシンから降りた二人は
お互いを称え合う。
観客を魅了したヒーローたち。
全国のVITAスプリントレース【AWARD】
🏆ウィナーは
【ダンロップタイヤ】
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🏆優勝
#1 大八木龍一郎(DAISHIN★Progrexx★萬雲塾)
「バトルは激しかったけど、僕は全然余裕があったんで。最後はペースを上げてマージンを築いて勝負を決めに行きました。最終戦は最低でも優勝。優勝が外せない条件なのでそれしか見ていません」
萬雲監督
「タイヤマネージメントが上手になった。前回のMEC耐久で多くを学んだね。プロと走行したことも
大きな収穫だった。成長しました」
🏅2位
#5 中里紀夫(SHINSEI MiDLAND C72)
「勝ちたかった。スタートで2台抜けたし、トップよりもペースがいいと感じていたので行きました。
でも最後は行き過ぎて当たってしまうといけないので、一瞬迷う中引きました。
還暦でチャンピオンに近づいたので、最終戦は頑張りたいです」
→60歳でのあの走りは、多くの方にエネルギーを与えてくれました。
✨素晴らしい走りでした。
🏅3位
#76 上岡広之(ウイニングCB制動屋Trace☆NUT)
「序盤ペースが上がらなくて順位を落としちゃったんですけど、後半はペースよく走れていいバトルができました。激しいバトルの中でも接触もなく、クリーンなバトルができました。もう少し速く走れるようになって上と戦いたいですね」
→安定した速さが光ります。おめでとうございます。
4位
✨4位
#86 山谷直樹(CF亜衣★NJK★KW★VITA)
「クリーンなバトルができたし、全体的にもSCが出ることもなく8周のレースができたのは良かったです。皆さんに楽しんでいただけるレースができたと思います。順位はひとつ落としちゃって満足行くレースにはなりませんでしたが、最終戦に向けてもっと速く走れるよう煮詰めていきます」
→やはり速かった。表彰台争い、最終戦も待っています♪
✨5位
#6 増本千春(SANNO MST SHIELD 清水炉)
「スタート直後に外に出てしまって、タイヤマーブルを拾ってしまって車が全然変わってしまって・・・オーバーになって、ついていくのが精一杯でした」
→表彰台待っていますからね♪
✨6位
#83 八木智(C.A.FIRST京都VITA01)
「スタートを決めて前に出ることができて、1周目に前の集団についていくことができたので、そこまでは良かったかな。その後は精一杯走ったのですが前の集団に追いつくことができませんでした。後ろからのプレッシャーは厳しかったのですが、今回はSCも出ず8周精一杯戦えて良かったです。レース後半も速く走れるようにセッティングを煮詰めて最終戦に挑みたいと思っています」
→どんなときも入賞圏内にいる八木さん。すごいと思います。
思わずみんなで拍手👏でした♪
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VITA-01は2009年鈴鹿で誕生しました🏎💨
あれから13年。
年間、760台のVITAマシンが全国のサーキットで活躍しています。
FL550→FJ1600→S-FJ→F4→VITA
SJ→ザウルス→VIVACE→CS2→v.Granz
50年の時を経て数々のレーシングカーが鈴鹿サーキットのコースを
駆け巡りました。
鈴鹿で生まれたレーシングカーの文化は
日本の財産であると、改めて感じています。
『ローコストでモータースポーツを』
ウエストが構築した50年の歴史を
これからの『新時代』に向け、繋いで行くことが
私たちの目標です。
50年に渡り多くの皆様方に心より感謝いたします。
ありがとうございました。
12月10、11日鈴鹿クラブマン最終戦✨
この日は【✨F1で大活躍のカメラマン】が
『VITA』『v.Granz』を激写してくださいます✨
『v.Granz』も誕生して1年。
30台近くのお客様に購入していただいております。
多くのエントリーをお待ちしています✨
お楽しみに✨