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🏁[OKAYAMAVITA ]Rd.3レースレポート
2025/06/09 レポート

VITA岡山シリーズ第3戦
5月25日 
🏁レースレポート

 この日は1日雨模様で、一時小雨が落ちたり、ときおり日も差す不安定な天候となった。

遠征組、新人組もさらに増えてきて
ますます盛り上がる岡山VITAシリーズ!

 

今回デビュー戦となる
ディフェンディングチャンピオン上田選手の愛妻✨
#777 UEDA TOMOKO選手
(PHOENIX&PEGARDS&萬雲塾)
ピンクのマシンが可愛い♡

公式予選は、午前11時36分から10分間の予定で始まった。
開始前、コースに落ちた小雨はやんだが、路面はダンプコンディション。
気温20度、路面温度は23度と湿度は高いが、過ごしやすい気候ではある。

■予選

 エントリーは29台だったが、坂本洋一選手(#529 STILLWAY☆ふんわり☆VITA)が昨日、雨の練習走行中にクラッシュしたため、予選には28台(内トロフィークラス14台)が出走した。

 計測1周目、まずトップタイムをマークしたのは1分45秒219で、中島僚斗選手。2位には清水康友選手が、3位には長田茂久選手が続く。

 計測2周目、中島選手はタイムを1分45秒314まで削る。2位には有岡綾平選手が僅差でつけ、3位にMAKOTO選手が上がってきた。

 予選終了まで残り5分あまり、マイクナイトコーナーでコースアウト車両があり赤旗が提示された。車両回収後、セッションは11時50分から残り5分15秒で再開した。

 赤旗直後、先頭を走っていた中島選手は、ピットインしたとき、オフィシャルが予選は終了したと勘違いして、ピットに入れられ、本来なら再開後トップで予選アタックできるはずが、最後尾でコースインすることとなった。

 再開後、増本千春選手のスリップストリームを利用して、1分43秒967とタイムを更新し、トップに立ったのは有岡選手。
中島選手は、前が詰まっていてアタックを諦めたため、2位に落ちた。

 予選終了前には、再びコースアウト車両があり、赤旗が提示された。残り時間もわずかのためこの赤旗をもって予選は終了となった。

 ポールポジションを獲得したのは有岡選手、1分43秒967で開幕から3戦連続のポールポジションとなった。

 2位には、赤旗後にアタックを諦めた中島選手
それでも赤旗前のタイム1分44秒314を有岡選手以外は上回ることができず、この位置にとどまった。

 3位には、シフトミスをしたというものの1分44秒489で増本選手がはいった。

 4位には、トロフィークラストップの長田茂久選手が1分44秒720で入った。

 5位には、MAKOTO選手が1分44秒871で入った。

 6位には新車を導入した下垣和也選手が1分45秒140で入り、トロフィークラスでも2位につけた。

 以下、7位には清水選手(#75 ENDLESS☆カーブテイックTrace)が、

8位には吉田和成選手(#84 日本リアルエステートwithハラタテ)が、

9位には松本匡史選手(#999 m・dent with萬雲塾VITA)が、

10位には木村一廊選手(#61 KOO′ON with ABBEY)が入った。

 決勝は午後3時55分より10周で行われる。果たして有岡選手の3連勝なるかに注目だ。


ポールポジション 有岡綾平選手
(#77 山田車輌Moty’s VITA制動屋)

 「中島さんと増本さんも速くなっていて、タイム差はありますが、ぼくのは増本さんのスリップをまるまるもらったタイムなので、なければとんとんかなと思います。
赤旗が2回出ましたが、新しい人もいるのでしかないですね。
ぼくはタイミングよく計測できましたが、残念な人もいると思います。
連続ポールなので、3連勝目指して頑張ります」

予選2位 中島僚斗選手
(#219 &GコーポレーションANGLE TMR)
 「ベストの周の後、マイナスできてたので、まだいけるなと思ったら赤旗が出ました。
赤旗に入るタイミングでトップだったので、いい位置でピットアウトできると思ったら、オフィシャルが予選が終わったと勘違いして、入れられてしまいました。
なので、再開後には一番最後に出されて、位置が悪かったのでアタックをやめました。
決勝は、ここでトップを取るために何ヶ月かやってっきたので行きますよ」

予選3位 増本千春選手
(#68 SANNO清水炉工業所TMR)
 「1回目アタックは、えぐいぐらいシフトミスしたので諦めました。
赤旗後は、タイヤのいいところも終わってて、またシフトミスもしましたが、なんとかまとめました。
1周あったらなんとかなると思ったら、またやってしまって、年のせいですかね。
決勝はしんどいのでファントゥドライブです。若者にはついていけませんが、頑張ります」

予選4位 長田茂久選手
(#46 TRACE☆愉快なおっさんVITA)
 「予選手前で雨が降ってどないしようかと思ってたので、ドライで走れてよかったです。
普通に走ればそこそこのところに行けるだろうという自信はありました。上は上手な人で、クリーンなレースになると思いますし、楽しみたいです」

予選5位 MAKOTO選手
(#35 まこと君グラホ号テックワールド)
 「もうちょっと速く走れそうな感じはありましたが、赤旗とかあったので、こんなもんだと思います。
赤旗後に詰まったのは残念でしたが、そこまではそこそこ走れました。
最後の周はもったいなかったですね。
決勝は、少しだけ上を狙おうと思いますが、むちゃだけはしないようにします」

予選6位 下垣和也選手
(#14 SOUEISHA-VITA)
 「新車にしてセットに苦しんでいて、予選前にセットを変えましたが、運転をセットに合わせるのに時間がかかりました。
もうちょっとタイムは出たと思いますが、人間がそのセットに合わせられませんでした。
赤旗が出ました、みんながいないクリアな空間を走れてよかったです。
決勝は、亀号(長田選手)とエンドレス号(清水選手と)といつも同じような所にいるので、仲良く頑張りたいと思います」

 

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■決勝

 

 

 第3戦決勝は午後3時55分にフォーメーションラップが始まった。
天候は曇りで、気温25度、路面温度27度と予選時に比べ暖かくなってきた。
28台(内トロフィークラス14台)が1周を回りグリッドに着いた。

 スタートでは上位3台、有岡綾平選手(#77 山田車輌Moty’s VITA制動屋)、中島僚斗選手(#219 &GコーポレーションANGLE TMR)、増本千春選手(#68 SANNO清水炉工業所TMR)が予選順位のまま1コーナーへ向かう。
予選4位の長田茂久選手(#46 TRACE☆愉快なおっさんVITA)は、シフトミスで失速。予選5位のMAKOTO選手(#35 まこと君グラホ号テックワールド)にパスされ5位に落ちた。
予選6位の下垣和也選手(#14 SOUEISHA-VITA)は失速した長田選手に詰まると、予選7位の清水康友選手(#75 ENDLESS☆カーブテイックTrace)の先行を許し7位に落ちる。
その後ろには予選順位のまま、8位吉田和成選手(#84 日本リアルエステートwithハラタテ)、9位松本匡史選手(#999 m・dent with萬雲塾VITA)と続く。10位には木村一廊選手(#61 KOO′ON with ABBEY)をパスした藺牟田政治選手(#4 恵比寿JOKER制動屋Moty’s)がつける。

 ところが、スタート時、後方集団で接触等があり3台が1コーナーでストップ。車両回収のため1周目から早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

 SC中の順位は、トップ有岡選手、2位中島選手、3位増本選手、4位MAKOTO選手、5位長田選手、6位清水選手、7位下垣選手、8位吉田選手、9位松本選手、10位藺牟田選手だ。

 SCは4周終わりで退き、レースは5周目から再開された。ここではトップの有岡選手が、蹴り出しの悪かった2位中島選手を0秒7離してコントロールラインを通過。
3位増本選手もさらに0秒7差で上位3台はばらけた。
その後ろ0秒7差で4位~7位、MAKOTO選手、長田選手、清水選手、下垣選手はトレイン状態。
少し離れて、吉田選手、松本選手、藺牟田選手が続く。

 ここから有岡選手は2位以下を突き放しにかかる。6周目にはその差は1秒7まで開いた。


この周、8位を走る吉田選手が、アトウッドでエンジントラブルのため失速。8位には松本選手、9位には藺牟田選手、10位には植島禎一選手(#34 Trace-MBR★制動屋)が上がってきた。

 7周目、トップ有岡選手と2位中島選手の差は2秒3まで拡大、ほぼ独走状態となる。
2位の中島選手はヘアピンで他車がまいた小石を拾いペースが上がらず、6周目には1秒3だった3位増本選手が0秒7差まで迫ってきた。

 8周目、トップ有岡選手と2位中島選手の差は2秒8。2位増本選手は中島選手に0秒5差まで詰めるもこれ以上の接近は厳しそうだ。

4位のMAKOTO選手は前後に間隔があり、ほぼ単独走行。5位~7位の3人、長田選手、清水選手、下垣選手は接近戦だが互いにチームメートのため無理に仕掛けることはなさそう。その後ろ4秒4離れた8位松本選手、9位藺牟田選手、10位に植島選手は単独走行だ。

 この後も上位陣に順位変動はなく、10周回ってレースは終了。
優勝は2位以下を3秒8と大量リードした有岡選手。開幕から無傷の3連勝を飾った。

2位には中島選手、3位にはさらに1秒差で増本選手、4位にはMAKOTO選手が入った。

 5位長田選手、6位清水選手、7位下垣選手も仲良くトレイン状態のままフィニッシュ。

8位に松本選手が、9位に藺牟田選手が、10位に植島選手が入った。
 トロフィークラスは、5位に入った長田選手が優勝で2連勝。
7位の下垣選手が2位、8位の松本選手が3位に入った。

 ポイントランキングでは3連勝の有岡選手が40ポイントでリード。
増本選手と中島選手が28ポイントで2位に並んでいる。
4位にはMAKOTO選手が19ポイントでつけている。

 


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■ドライバーコメント

優勝 有岡綾平選手
(#77 山田車輌Moty’s VITA制動屋)

 「3戦連続ポールトゥウインでよかったです。末廣武士さんに『おまえ、ここ遅いよ』と言われていたので、それを修正しながら走って、ペースを上げました。
冨士で勝ててないので、冨士にもつながるように練習していきたいと思います」

2位 中島僚斗選手
(#219 &GコーポレーションANGLE TMR)
 「スタートも決まらなくて、ペースも上がらなかったので、悔しいです。
リスタートもスタートした瞬間にリアが流れて、そこで離されました。ヘアピンで砂が出てて、拾って増本さんに迫られました。
それがなくても有岡さんには追いつけないので、これからも頑張ります。8月は負けません」

3位 増本千春選手
(#68 SANNO清水炉工業所TMR)
 「年ですかね。3位じゃぜんぜんうれしくないです。
くやしいので次頑張ります」←ガンバッテクダサイ!

 

4位 MAKOTO選手
(#35 まこと君グラホ号テックワールド)
 「スタートで位置取りがよくて1台抜けて、あとは無風でした。
前にちょっとずつ離されて、後ろとは余裕のある距離感でした。
追いつこうと頑張ったんですが、どうしようもなかったです。
練習はしてるんですが、どうしたら速くなれるか教えて欲しいです。でも、楽しかったです」

 

5位、トロフィークラス優勝 長田茂久選手
(#46 TRACE☆愉快なおっさんVITA)
 「最近のレース、全部スタートを失敗しているんです。このレースも5速に入ってMAKOTOさんにに行かれて、そのまま終わった感じです。
MAKOTOさんの後ろを走っていましたが、MAKOTOさんもすごく練習しているし、ミスしないし、仕掛けられる距離ではありませんでした。
今年はトロフィークラスのシリーズチャンピオンを狙います」

6位 清水康友選手(#75 ENDLESS☆カーブテイックTrace)
 「スタートで下垣さんを抜いて、序盤、長田さんに仕掛けたんですが、チームメートだけあって抜けませんでした。いつもの練習通りに走りました。
接近はしていましたが、並ぶところまでいけませんでした。練習不足です。次、頑張ります」

7位、トロフィークラス2位 下垣和也選手(#14 SOUEISHA-VITA)
 「また、シゲさん(長田選手)に負けました。スタートは、シゲさんがMAKOTOさんに抜かれて、シゲさんの後ろにいたら清水さんが横に来て、行き場所がないので並ばれて抜かれました。
この3人(長田、清水、下垣)で走るのは、また、いつものパターンかと思いました。
3台が連なって走ってた感じです。チームメートの3人で楽しかったです」

8位、トロフィークラス3位 松本匡史選手
(#999 m・dent with萬雲塾VITA)
 「もう無難に走ってただけです。吉田さんがアトウッドでエンジンを壊したみたいで、一つ上がりました。その後は、前も離れていたのでたんたんと走りました」

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遠征組・新人組とエントリーが増えるOKAYAMAが熱い🔥
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第4戦、第5戦は8/30/31に2Raceとして
【RACE OF ASIA】の前座✨
✨✨
🏁【VITA OF ASIA】
が開催される🏎️💨
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有岡選手がリードを広げてチャンピオンへ突き進むのか。
増本選手、中島選手が、逆転チャンピオンへの足がかりをつかむのか、
はたまた挑戦者の手に・・
注目だ✨