もてぎ
【v.Granzシリーズ】Rd.2
🏁レースレポート
v.GranzシリーズRd.2
スプリントレースを制したのは、
#57金澤力也選手(ファイブコアジャパン☆RACING)
✨✨
ジェントルマンが集まるRACE、
『もてぎのv.Granzっていいね!』
MECに続く第2戦。
そのようなお声をたくさんいただいた。
『ブレーキングの練習に最適』のもてぎv.Granz。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
次戦7/26.27は✨🏁【2Race】
たくさんのご参加お待ちしています!
v.Granzのスプリントレースが、モビリティリゾートもてぎでも開催されるようになって2シーズン。
5月25日に行われた、第2戦のエントリーは西からアキランド勢の遠征もあり、12台を数えた。
このうちのほとんどがシリーズ開幕戦として行われたMEC 120に引き続きの参戦で、
耐久でもスプリントでも楽しもうという姿勢も感じられて、なお良しといったところ。
そのMEC 120として開催された第1戦において、元嶋佑弥選手と小松響選手とともに優勝を飾った、
#23DAIKUKE選手(JAYLOOK M&M v.Granz)が引き続き参戦。
VITAで修行を重ねて腕を磨き、併せて出場するスーパー耐久では総合優勝も飾るまでとなった、ジェントルマンドライバーはポイントリーダーの座を保てるか?
それとも引きずり下ろすドライバーは現れるか? 見応えあるバトルが繰り広げられるのは間違いない。
予選
今回も予選、決勝が日曜日だけで行われるが、土曜日には2回の専有走行が設けられていた。
予報で伝えられる日曜日の天気は微妙なところながら、ドライコンディションでそれぞれ精力的に練習を重ねる中、
エントリーリストには懐かしい名前が。
#3平野功選手(コラボレーションNILZZ)は『ひらの いさお』ではなく『ひらの こう』と読むのだが、ただ、中には「誰?」と思う方もいるはず。
無理もない。最後に出たのは2000年のSUPER GTというから、実に25年ぶり。
全日本F3の経験も持つドライバーだ。
「レースやっていた頃、スポンサーしてもらっていた会社の社長がMECに出ていて、それで2月だったかな、これ(v.Granz)に乗せてもらって『レース出ろ』って話になって、出ましょうかって(苦笑)。
この間、レースはまったく出ていませんでしたね。何回かスーパーGTとかスーパーフォーミュラを普通に観戦していましたけど。
以前、F4をやっていた頃、ウエストの車に乗っていたので、全然違和感はなく乗れています。
ただ、パドルだけは最初マニュアルの癖が残っていて、右手が(笑)。でも、それは楽ですね」
と#3平野選手。違和感はないというだけに、これはもうお手並み拝見である!
予選土曜日までの練習走行はドライコンディションが保たれたが、その晩から雨が降り出し、路面を濡らしてしまう。
日曜日の朝には霧雨に転じたものの、依然として路面はウェットコンディションのまま。
当然、全車ウェットタイヤを装着しての走行となった。
v.Granzで雨のもてぎを走るのは初めて、というドライバーが大半を占めるため、スピンやコースアウトが相次ぐ中、計測1周目からひとり2分20秒台に入れて、トップは#71ハヤシ ヒロキ選手)ZENKAI RACING Winmax)。
しかし、次の周はタイムアップならず、#10中島功選手(ルーニーアキランドv.Granz)が2分20秒552を記してトップに立つ。
計測3周目も2分20秒468まで短縮した#10中島選手だったが、即座に上回ってきたのが#19 RYOTARO選手(AKILAND RACING v.Granz)
2分20秒345をマークする。
計測4周目に入ると、ようやくタイヤにも熱が入ったのか、2分19秒台が記録されるように。
まずは#10中島選手が2分19秒761を出し、続いて#57金澤力也選手(ファイブコアジャパン☆RACING)が2分19秒312を記す。
それも束の間、#71ハヤシ選手が2分19秒173でトップに返り咲く。
これで確信したのか、チェッカーを待たず#71ハヤシ選手がピットに戻ってくる一方で、
ほぼタイミングを同じくして#61米谷浩選手(K.K.ヨネタニ アキランドv.Granz)が2分19秒753で4番手に浮上。
その直後に15分間の計測が終了した。
その結果、シミュレーターの製作、販売でお馴染みのZENKAI RACING代表でもある#71ハヤシ選手がスプリントで初のポールポジションを獲得!
そして2番手には#57金澤選手が。かつてスーパーFJを戦い、2018年にはFIA-F4にフル参戦。
2019年にはJAF-F4にスポット参戦し、優勝しているドライバーながら、今年のMEC 120でレース復帰を果たし、スプリントには5年ぶりの出場となる。
3番手には#10中島選手、4番手は#61米谷選手、
5番手は#72大山正芳選手(ダイワN通商アキランドv.Granz)、
さらに#19 RYOTARO選手と、遠征のアキランド勢が続く中、
注目の#3平野選手は7番手で、イノウエケイイチ監督曰く、「今、落ち込んでいます」とのこと。
8番手は#21いむらせいじ選手(オートルックv.Granz)で、
土曜日にエンジントラブルを抱えていた#23 DAISUKE選手は、#17橋本守生選手(ダイワN通商アキランド)に次ぐ10番手となっていた。
ポールポジション:#71ハヤシ ヒロキ選手(ZENKAI RACING Winmax)
昨日、86のドライバーから、うちがサポートしているドライバーたちも来ているんですけど、雨の走り方woいろいろ聞いている中で、
『けっこうS字とか、最後のビクトリーとか川が発生するから、そこはていねいに』
という話をもらっていたんですけど、
雨の経験、めちゃくちゃあるわけじゃないんですけど、本当にできるだけていねいに走ったという、そういう感じですね。
いやぁ、会心の走りかどうかわからないですけど、
ここを通過する時に、3ラップ目だったか、4ラップ目だったか、『P2』出してもらったんですよ。
みんな、そこから上げてくるんやろな、って思っていましたけど、一個安心材料があったので、ちょっと少し踏んでいけたかな、という感じでしたね。
決勝はたぶんドライだと思うんですけど、ポールなのでスタートで下手撃たんように頑張ります。
やっぱね、たくさんの参加者の方、他にもいらっしゃるので、皆さんと本当にクリーンで楽しいレース、
最後まで楽しんでやりたいと思います。
予選2番手:#23 JAYLOCK M&M v.Granz
5年ぶりのフォーミュラで、今年はMECの開幕戦にも出ています。
その間、休んでいたのは、今までスポンサーさんとか集めてやっていたんですけど、ちょっと次の年、なかなかうまくいかなくて……。
今は自分がお店屋さんをオープンさせて、コーティング屋さんをやっているんですよ。
それで5年ぐらいやって、たまたま今のチームにお声がけいただいて、こういう形で帰ってきました。
最後、飛び出しちゃいました、ヘアピンでブレーキロックしちゃって。その周も引っかかっていて、『次の周ラストかな』と思って、後半からプッシュして内圧上げて行こうと思ったんですけど、ちょっとそこでロックしちゃって。
でも、初めてのウェットだったので、この車も初めて、僕も初めてだったので、何も訳わからず行った割には、それなりだったのかなと。
決勝はたぶんドライになるのかな、という予想ではあるので、昨日ドライはユーズドタイヤだったんですけど、それなりにタイムも良かったので、ちょっと切り替えて、行けるかなと思います。
予選3番手:#10中島功選手(ルーニーアキランドv.Granz)
まぁ、ウェットはウェットでしたけど、ドライのセットのまんまで行ったんですよ、だから、ちょっと雨セットをしたかったけど、『まぁ、いっか』って思って走ったら、やっぱりダメでした(笑)
決勝はドライでしょうね。決勝、頑張るしかないですね。昨日もドライは良かったので、頑張ります。
予選4番手:#61米谷浩選手(K.K.ヨネタニ アキランドv.Granz)
後ろから出ていってタイヤをゆっくり温めて、車も一応は雨セットにしたんで、それが当たったという感じでしたね。ラスト1周は、あと10mでチェッカー振られたので、惜しかった。
まだ余裕あったので、もう1周行きたかった! 10mぐらいでアウトだったので。
でも、十分です。決勝、ドライはあんまりタイム出ないので、まぁ。それにニュータイヤなんでね、練習は中古でやっとったから。できるだけ頑張ります。
予選5番手:#72大山正芳選手(ダイワN通商アキランドv.Granz)
いや~、全然ダメでした(笑)。
雨はもう、降ってなかったも同然でしたけど。決勝は頑張ります、頑張ります。表彰台目指して頑張ります!
予選6番手:#19 RYOTARO選手
v.Granzには先月乗ったんですけど、もてぎの雨が初めてなのと、昨日、子供の運動会だったので、今日初めて入りました(笑)
朝来て受付して、乗ってという感じで。ぶっつけです。もてぎの雨は僕、人生で走ったことなかったので、ちょっとビビりながら走って、という感じなので。
まぁ、決勝はドライでしょうから、もうちょっと頑張りたいなと思っています。まともなレースは、3月のここの2時間耐久に出たのが本当に久々ぐらいで。
そこから、そこに続けてという感じなので、もうちょっといい結果で終わりたいと思います。
決勝
予選終了後に、コンディションは急速に回復し、10周で争われる決勝はドライでの戦いに。
こうなったら、もはや言い訳無用の状況である。
先陣を切って1コーナーに飛び込んで行ったのは、ポールシッターの#71ハヤシ選手。
しかし、#57金澤選手と#10中島選手が遅れず続き、早々にトップグループが形成される。
#57金澤選手の仕掛けは早く、130Rで#71ハヤシ選手を抜いてトップに躍り出る。
そして、スタートでひとつ順位を上げていた#19 RYOTARO選手が、ダウンヒルストレートで#61米谷選手を捕え、4番手に浮上する。
トップに立った#57金澤選手は、まさに昔取った杵柄。
ファステストラップの連発で後続を引き離していく。
対して、2番手争いが激しく、まずは2周目の1コーナーで#71ハヤシ選手を、#10中島選手がパス。
次の周には#19 RYOTARO選手が3番手に躍り出る。
勢いに乗る#19 RYOTARO選手は、続いて#10中島選手にも迫り、しばしテール・トゥ・ノーズでの戦いを繰り広げた後、6周目の1コーナーでようやくオーバーテイクに成功する。
その時点で、#57金澤選手と#19 RYOTARO選手の差は3秒以上となっていたが、これがそのまま広がっていかなかったのは、時に#19 RYOTARO選手のペースが上回っていたからだ。
中盤からは3番手の#10中島選手が単独走行。続く#71ハヤシ選手も同様の状態となっていたが、
終盤になって一気に差を詰めてきたのが、#21いむら選手と#23 DAISUKE選手だ。
ともに不本意な予選を過ごさざるを得なかったものの、決勝がドライに転じたことで本領発揮。
8周目に#61米谷選手を抜いた勢いは、そのまま保たれた。
最終ラップに入ると、完全に団子状態となり、「隙を見せてくれたら、いつでも行くよ!」というムードが漂うも、そこはお互いジェントルマンドライバー。
あえて無理はせず、そのままの順位でゴールとなった。
その結果、#57金澤選手が久々の優勝を飾り、
2位は#19 RYOTARO選手。もし、ぶっつけ本番でなかったら、きっと#57金澤選手を楽にはさせなかっただろう。
3位は#10中島選手が獲得。
そして、4位争いは#71ハヤシ選手が逃げ切り、
5位は#21いむら選手で6位は#23 DAISUKE選手。ポイントリーダーの座は死守することになった。
7位が#61米谷選手
8位は、#3平野選手。
最後の最後に#72大山選手を抜いて、意地を見せていた。
「お恥ずかしいところをお見せしてしまいました(笑)。
「皆さんのレベルは高く、自分は……。まだ乗りこなせていないですね。
またNILZZさんと、スポットでどっかに出させてもらおうかと思っています。
シリーズ追いかけるのもいいんですが、仕事もちゃんとしないといけないので(苦笑)」と#3平野選手。
このままでは終われないはず。再挑戦に期待だ。
優勝:#57金澤力也選手
(ファイブコアジャパン☆RACING)
ちょっと、マシンのセットアップがずれちゃったんですよ、決勝中。
これ以上プッシュしても、タイム落としたり、上下しちゃったりするんで、だったらタイム安定させて行こうと思って。そうですね、頑張れば2秒台入れられそうな感じでした。でも、復活です!
もてぎはシリーズ出て行こうと思っているので、チャンピオン目指して頑張ろうと思っています。
2位:#19 RYOTARO選手
(AKILAND RACING v.Granz)
いや~、追いつきたかったんですが、全然追いつかなかったので、悔しい気持ちの方が、すごく多いんですが、久々のスプリントレースに、ほぼほぼぶっつけで出させていただいて、一応、表彰台に乗れたっていうのは、喜ばしい結果だと思うんですけど。
やっぱり反面、優勝したいなと思っていたので、そこは悔しいところで、出られる機会があれば。
今回は『出て』って言われたので、『じゃあ、出ます』ぐらいのノリでしたが、
次はちゃんと練習できる環境をしっかり整えた上で、出られるようにしたいです。
そもそも前に出たスプリントがいつか、覚えていないレベルで、
いつ以来のスタンディングスタートだったんだっていうのに、それなりに悪くないスタートが切れたので、『ああ、良かったな』って思うし、やっぱりレースって面白いなって感じました。
今後もチャンスがあれば、いろんなレースに出ていきたいなと思っています。
3位:#10中島功選手
(ルーニーアキランドv.Granz)
いや、あの、良かったと思います。ドライでのフィーリングは良かったですね。
フレッシュなタイヤが今日、初めてだったので、まぁ、とにかく前の選手が見える範囲で走れたので、悪くなかったと思います。
今回は、たまたま『スポットで出ませんか』って言われたので、声掛けされたので出ました。今後は、西のレースやFIA-F4で頑張ります。
4位:#71ハヤシ ヒロキ選手
(ZENKAI RACING Winmax)
めっちゃ良かったです、いいレースでした。
途中、独走がずっと続いたので、それにだいぶ助けられましたけど。
あとは僕の後ろの方で、順位変動があったので、それにも助けられましたね、
でも、v.Granzのスプリント、初参戦だったんですけど、めっちゃ面白かったです!
これもシミュレータで頑張っていたおかげですよ(笑)。
5位:# 21いむらせいじ選手(オートルックv.Granz)
スッキリしたというか、なんとなく収まったかなという感じで。
だから、予選もウェットで全然走ったことなくて、最近。ぶっつけだったじゃないですか?
なんか、『どのへんで行けるのかな』と思って、けっこう余裕あったんですよ、ブレーキとか。
『行ける~』って思って、3コーナーで思いっきり飛び出したんですよ。
『あ~、1周しかない!』って、タイム出ていなかったから。
それで置きに行ったら、2秒遅れだったという(笑)。
決勝はね、もうちょっと性格悪くなれば、ハヤシさんまでは行けたと思うんだけど、僕らは趣味なんで、ぶつけてまで、壊してまでっていう感じじゃないから。DAISUKEさんも僕も、NILZZの方(平野選手)も、みんな、お互いのスペース残して、楽しく遊べたので、その点に関しては良かったですよ。ちょっと準備不足なんで、しっかり。エンジンもなんか遅いみたいだし、次はもっと頑張ります!
6位:#23 DAISUKE選手(JAYLOCK M&M v.Granz)
シェイクダウンして、今回2回目の走行が、このスプリントだったんですけど、昨日は1本走って、2本目の計測1周目にエンジンに穴開いちゃって。
それでウエストさんにご協力いただいて、メカさんが徹夜でエンジン載せ替えてくれました。
スプリントは鈴鹿で1戦出たんですが、それまでは人の車でやっていたんですよ、MECも含めて。
自分の車で初めての今回、レースだったので、そういった意味ではセッティングもままならないし、まして昨日、詰めようと思ったら、エンジン壊れちゃうし、朝は雨だし。
そういった意味では、雨走ったことないし、それで予選もスピンしちゃって、それで計測は実質1周ぐらいしかできないところがあったので、後方からだったんですけど、上手い方がたくさんいらっしゃるから、一生懸命追いかけて。
あとはどう抜き方を考えていけば、もう少しできたかなと。
いろいろ反省しながら、やっていきたいと思っています。これからですね、まだ始まったばかりなので。