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🏁AP Rd.1レースレポート
2025/04/11 レポート

連覇を狙う三浦がポール・トゥ・フィニッシュ

 

オートポリスのゴールドカップレースは、4月6日にワンデイイベントとしてキックオフ。
VITAレースオートポリスシリーズ第1戦には24台のエントリーがあり、関東からの遠征組の姿もあった。

昨年シリーズ3戦(全4戦中第2戦は悪天候のために中止)すべてでポール・トゥ・フィニッシュでシリーズを制した三浦康司が今季も50番を付けてエントリー。
「目標は連覇です。そうしたらオートポリスは卒業ですね」と今季も全戦でのポール・トゥ・フィニッシュを狙っている様子。


予選

6日早朝は前夜の雨の影響もあり濃い霧が発生したが、朝一番の予選時には徐々に晴れて来て、予定どおりに進行。
10時から22台が出走して15分間の公式予選がスタートし#6佐藤幸記が先頭でコースインした。

ところどころに雲はあるものの概ね晴れで、気温、路面温度共に10℃と冷え込みまた西寄りの風が強く吹いて体感温度は一桁という寒さだったが、各車タイヤに熱を入れながらアタック。

ここで#50三浦が2分5秒915とついに5秒台に入れてコースレコードを更新し、ポールポジションを獲得した。
2位は香港から遠征しこの日はGR86/BRZ Cupクラブマンシリーズとのダブルエントリーの#86 Lam Jeoffreyで、3位は#39阿部貴一、4~6位は#6佐藤、#11下山久寿男、#74石川俊郎の順となった。


決勝

10周の決勝レースは気温も14℃まで上がり風も穏やかになった15時50分にスタートした。

1コーナーへ先頭で入ったのはポールシッターの#50三浦で、#86 Lam、#39阿部、#6佐藤の3台が横並びになって2位争い。
ナカヤマ精密コーナー(1コーナー)では#39阿部が2位に順位を上げた。

2周目のナカヤマ精密コーナーで#86 Lamが前へ出かけるが#39阿部が2位をキープ。
しかし、3コーナーまでに#6佐藤が2位へ躍り出た。
さらに「100Rでギヤが2回抜けた」#39阿部を#86 Lamがかわし3位へ。

この3台と#74石川との4台による2位争いが激しくなる間に、トップの#50三浦はスタート直後から独走態勢を築き2周終了までに2位に5秒近い大差をつけていた。

3周目のナカヤマ精密コーナーで#86 Lamが2位を奪うと、4台による2位争いに8番グリッドから順位を上げた#445西濱康行が追いつき2位グループは5台に膨らんだ。

その後方では9位スタートの#66 SUNDAY、スタートで順位を落とした#11下山、#91 T.SHUDOの3台による7位争いが展開された。

レースも中盤になるとトップの#50三浦は5秒以上のリードを保ち単独走行。
やがて#86 Lamも2位集団から抜け出して単独2位に。
そして#6佐藤、#39阿部、#74石川の3台が3位を狙ってバトルを展開した。
しかしサヨリンブリッジをくぐった先の左コーナーで#39阿部が滑りコースオフ。
その真後ろにいた#74石川もコースオフを喫して上位争いから脱落することになった。

これで楽になった#6佐藤は単独3位に。

そして#445西濱、#66 SUNDAY、#11下山、#91 T.SHUDOと4台による4位争いとなった。
9周目のナカヤマ精密コーナーで#66 SUNDAYが#445西濱のインを突くも前に出ることはできず、また第2ヘアピンでアウト側から仕掛けた#91 T.SHUDOはスピンを喫しここでストップ。

ファイナルラップのナカヤマ精密コーナーで#66 SUNDAYはようやく#445西濱を攻略して4位に浮上した。

約20分のスプリントレースは#50三浦が独走優勝。
2位#86 Lam、3位#6佐藤が表彰台を獲得した。

 

「最初の2周で逃げて、ずるいですけど後は後ろとの距離を見て走っていました。予定どおりですね。今季の良いスタートが切れたので次も頑張ります」と余裕の#50三浦。

「緊張しました。スタートはちょっとミスして抜かれましたが、次の2周で頑張って2位に戻れました。あとは後ろとの距離を保って走りました。次のレースも絶対出ます」と#86 Lamは満面の笑顔だった。

「(#86 Lamが)普通にインに入ってくるので、締めたらぶつかるなと思い安全なレースをしようと思い走りました。
その後は追いついたり離れたりでした。
これからひとつずつ順位を上げていきたい」と#6佐藤も満足そうな表情を見せた。

4位SUNDAY

「予選9番手だったので5位は上出来でしょう。スタートで2台ぐらい抜けたですかね。最後は一歩及びませんでしたが、上位陣がいなくなったのでこの順位かなと」

5位西濱

「スタートが良くて2台ぐらい抜けたんじゃないでしょうか。走り慣れていないコースで、地元の皆さんに迷惑を掛けないようにと思って走りましたが、良いポジションでクリーンにレースができて満足です」

6位下山

「スタートでシフトミスして失敗しました。今日は良い経験ができたので次はもっと頑張ります」


『エントラントの魅力』

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